シールの作り方とは?自作する方法や印刷会社に依頼する手順を解説

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ラベルやステッカーといったシールは、貼付されたものや商品のイメージを大きく左右する重要な存在です。商品にオリジナルのシールを添付して消費者の目に留まりやすくなる効果や販売促進、ブランディングも期待できます。

専門の印刷会社に依頼せずに自作を検討しているという方もいるでしょう。そこで本記事では、シールの作り方として、自作する方法や印刷会社に依頼する流れまで解説します。

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目次

シール・ステッカーの作り方には2つの選択肢がある

シール・ラベル・ステッカーを作成する場合、作り方の選択肢は大きく分けて以下の2つです。

  1. 自作する
  2. シール印刷会社に依頼する

作り方1 自作する

簡単なデザインのシールであれば、自作も可能です。ネットなどで専用用紙を購入して一般的なプリンターで印刷すれば、好みのシールを少ない数から制作できます。

ただし、シール自体の機能性や風合い、触り心地は、印刷会社に依頼したものとはクオリティが大きく異なります。また、家庭用のプリンターだと耐水性のインクが使われていない可能性があるので、滲みなどには注意が必要です。

自作するのであれば、作業用の仕分けシールなど個人用に使うものに留めることをおすすめします。

作り方2 シール印刷会社に依頼する

クオリティにこだわるなら、シール印刷を専門とする会社に依頼しましょう。素材やデザイン性、使用目的までヒアリングして、要望に合わせたシールを作成してくれます。

また、印刷会社が作成するシールはインクに紫外線を当てて硬化させているため、滲みにも強いです。特殊加工や特徴のある素材を取り入れれば、他社との差別化を図る効果も期待できるでしょう。

ただし、細かいやり取りを要する分、費用も高価な傾向があります。シールを作るときは、予算や用途に合わせてベストな方法を選ぶことが大切です。

シール・ステッカーを自作する手順

シール・ステッカーを自作する主な方法と手順は、以下のとおりです。

  1. 市販のシール用紙(タック紙)を購入する
  2. パソコン・スマホでデザインを作成する
  3. プリンターで印刷する
  4. お好みの大きさにカットする

上記の流れで、シール・ステッカーは誰でも簡単に自作できます。

ただし、大量生産には不向きなため、デザインや品質には限界がある点には注意が必要です。印刷後もカッターやハサミなどでカットする必要があるので、完成までに時間と手間がかかってしまいます。

個人で利用する場合は自作のシールやステッカーでも問題ありませんが、商品用のシール・ステッカー作成を検討中の方は、印刷会社に依頼して作ることがおすすめです。具体的な流れは次項で詳しく解説します。

シール・ステッカーを印刷会社に依頼して作る手順

シール印刷会社に依頼した場合、一般的には以下の手順でシールを作成できます。

  1. 見積もり
  2. デザイン作成
  3. 注文・入稿
  4. 試作品のチェック
  5. 商品の到着

手順1 見積もり

できれば見積もり依頼の前に、以下の3点を決めておきましょう。

  1. 寸法
  2. 色数
  3. 枚数

作りたいシールのイメージがはっきりしていると見積もりを正確に出せるため、予算のイメージが立てやすいです。

食品ラベルや瓶ラベルなど、日常生活でよく見かけるものでも最適な材料や製法はそれぞれ異なります。わからないことがあれば問い合わせフォームを利用するか、見積もり依頼の際に相談してみてください。

手順2 デザイン作成

基本的にデザインは自社で用意したものを提出しますが、印刷会社によってはまとめて依頼できる場合もあります。デザインを決める際は、シール単体の仕上がりだけでなく完成後に使用している場面を具体的にイメージすることが大切です。

箔押し加工やエンボス加工など特殊な加工技術を反映させたい場合は、その部分まで細かく伝えましょう。

シールの種類や具体的な加工方法を知りたい方はこちら

手順3 ご注文・入稿

具体的なイメージと金額が確定したら、注文とデザインデータの入稿をおこないます。

納期などもこの時点で決定することが一般的なので、余裕をもった日程で依頼することが大切です。注文確定後、データをもとにシール印刷会社が製造に取りかかります。

手順4 試作品のチェック

初めての注文で心配な場合や、細部まで確認してから量産したい場合は、有償で試作(校正)を依頼しましょう。

試作品で完成品がイメージどおりの仕上がりになっているか、本格的な生産の前にチェックできます。この段階で希望と異なれば、微調整の相談も可能です。

正式に制作が始まってからの変更は、基本的にどの印刷会社でも対応できません。可能であれば試作品を作成して、色合いや質感、細部のデザインまで、丁寧に確認することをおすすめします。

手順5 商品の到着

試作品が納得のいく仕上がりであれば、あとは実際の商品が届くのを待つだけです。完成までにかかる時間は発注数やデザイン、タイミングに左右されます。

短納期だと追加で費用がかかってしまったり、そもそも注文ができなかったりする可能性もあり、注意が必要です。シールが必要になる時期から逆算して、計画的に準備を重ねましょう。
当社では、商品用シール作成の経験豊富な担当者と相談しながら作成を進められます。お気軽に「お問い合わせフォーム」よりご相談ください。

シール・ステッカーには、数多くのスタイルがあります。ここでは代表的な5つの加工技術を紹介します。

  1. 箔押しシール
  2. エンボスシール
  3. ポッティングシール
  4. リボンシール
  5. 多層ラベル

種類1 箔押しシール

箔押しシール
箔押しシール

「箔押し」とは、ロゴや強調したい部分に金箔や銀箔を圧着させる技術のことです。熱転写とコールド箔という2パターンの加工方法があります。

熱転写とは、版となる銅版と印刷物の間に箔を敷き、高温の熱と圧力をかけて密着させる方法です。コールド箔は、箔を付ける箇所に特殊な糊を印刷し、その部分に転写します。

主流なのはコストパフォーマンスに優れている熱転写です。一般的なシールやラベルなど、さまざまな素材と組み合わせられています。高級感がありながらも、リーズナブルな価格で導入できることが魅力の加工方法です。

制作事例|株式会社ヘソ エンボス箔押しシール

種類2 エンボスシール

OBROS COFFEE 商品シール
OBROS COFFEE 商品シール

エンボス加工とは、紙素材に圧力を加えてできる凹凸を利用して、立体的な柄や模様を生み出す技術のことです。主なブランドのロゴマークや商品名など、強調したい部分に多く用いられます。控えめながらも高級感があり、汎用性の高い加工方法です。ただし、エンボスは基本的に紙素材限定になります。フィルム素材の場合はエンボスが極めてかかりにくいのでお勧めできません。

印刷会社によって独自の技術があるため、同じデザインでも凹凸の具合に差が表れることもあります。依頼先の印刷会社が好みのスタイルか、事前にサンプルをもらって確認するのがおすすめです。

制作事例|株式会社KOU エンボス箔押しシール

種類3 ポッティングシール

ポッティングシール
ポッティングシール

ポッティングシールとは、印刷を施したシールの表面をドーム状のウレタン樹脂でコーティングしたものです。シールの上にあらかじめ計算された量の樹脂をたらし、そのまま長時間乾燥させることで厚さ約2mmの樹脂が盛られたシールが完成します。

表面張力を利用して樹脂を盛るため、複雑な形状や角張った形状にはポッティングできません。耐水・耐久性に優れているので屋外でも使用可能です。シールにインパクトを加えられることから、ロゴマークやエンブレムなど、業界を問わずさまざまなシーンで活用されています。もっともコストが高いシールでありながら、見た目の優美さと丈夫さで根強い人気がある加工方法です。ただし、反発する力が強いため湾曲面には貼れません。平面のみに対応可能です。

制作事例|羊サンライズ ポッティングシール

種類4 リボンシール

バターバトラー リボンシール
バターバトラー リボンシール

リボンシールとは、その名のとおりリボンの付いた装飾性の高いシールのことです。ギフトや商品にささやかな気持ちを添えるとともに、華やかさや存在感を演出できます。個人でもシールの裏にリボンを貼り付けるだけで簡単に作成が可能です。

印刷会社で特注する場合は、箔押し加工やエンボス加工を取り入れると高級感のある特別なリボンシールを作れます。組み合わせ次第でカジュアルにもフォーマルにもデザインできる、自由度の高さが魅力です。

制作事例|株式会社シュクレイ リボンシール

種類5 ホログラムシール

ひつじや ホログラムシール
ひつじや ホログラムシール

ホログラムシールとは、光の角度によって7色に輝いて見える特殊なシールのことです。

多色に輝くフィルムには特殊な加工技術が必要なので、基本的には専門メーカーのみが製造・販売しています。

シールを作るときは、メーカーからホログラムフィルムを仕入れて二次加工する印刷会社がほとんどです。存在感があり、特別な商品やノベルティステッカーなどに多く採用されています。

制作事例|株式会社イルミネート ホログラムフィルム

ここまでご紹介したシールの種類は、全て当社でも取り扱っております。気になる種類がございましたら「お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください。

シール作りを依頼するときに押さえておくべき5つのポイント

自社でオリジナルシールを作るときは、以下5つのポイントを押さえておくことが重要です。

  1. 素材
  2. 色校正(試作)
  3. 粘着タイプ
  4. 印刷方法
  5. 納品形態

ポイント1 素材

一般的に、シールには紙素材かフィルム素材を使うことが主流でしたが、近年では環境にやさしい素材も増えてきています。

現在シールに使われている主な素材は以下の3つです。

  1. 紙素材
  2. フィルム素材
  3. 環境にやさしい素材

上記の中でも、環境に配慮したシール素材には、石灰石から作られたライメックスや生物分解可能なエコマリンタックが挙げられます。ライメックスは従来の製紙プロセスに比べてはるかに少ない水資源で製造できるため、水資源の浪費や水汚染のリスクを低減できるといわれています。

ライメックスについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
ライメックスについて詳しく見る

ポイント2 試作(色校正)

試作(色校正)とは、有償で印刷サンプルを作成して、商品化したときの色味を事前に確認することです。

必要なケースと必要でないケースは以下のように分けられます。

試作必要試作不要
コーポレートカラーがある場合
4色カラーの場合
印刷する数量が多い場合
色見本がある場合

PNTONE・DICでの指示ができる場合

見本など、色味を明確に指示できる基準があれば、色校正をしなくても実際の刷り上がりに色ズレは起こりません。

一方、4色カラー印刷は印刷方法やインクによって刷り上がりの色味に差が生じやすい場合は色校正をした方がいいでしょう。コーポレートカラーや大ロットでの印刷など、絶対に色ズレが許されないときも色校正が必要です。

色校正の詳しい手順についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

シール印刷 色校正 | 色の認識トラブルを回避する大切な工程です

ポイント3 粘着タイプ

シールの粘着には多様なバリエーションがあります。主な種類とそれぞれの特徴は以下の表のとおりです。

粘着タイプ特徴
一般粘着幅広いシーンで利用できる
強粘着一般粘着よりはがれにくい
弱粘着最終的に剥がすことを想定している
粘着力が弱い
冷却対応冷却しても粘着力を維持できる
冷蔵用・冷凍用などがある
油面用油面にもしっかり貼り付けられる

これらのほかにも数多くの粘着タイプがあります。

用途によって最適な選択肢は異なるため、詳しくは下記の記事をご覧ください。
シールの粘着タイプを一挙公開

ポイント4 印刷方法

シールやラベルの印刷方法として多く採用されるのは、主な以下の4パターンです。

印刷方法特徴
凸版印刷凸版印刷はコスト重視型の方におすすめしたい印刷方法

凹凸のある版をつかってインクを素材に転写する
低コストで量産が可能

ラベル印刷に最も多く採用されている
オフセット印刷オフセット印刷はクオリティにこだわる方におすすめな印刷方法

水と油が反発する原理を利用してインクを印刷面に配色する
細部まで再現性が高いため、ハイレベルな仕上がりになる
シルク印刷シルク印刷は、耐久性重視の部分に向いている印刷方法
スクリーンの網目(メッシュ)をインクが透過する作用を利用している
印刷面にインクを厚く盛ることができるので、耐久・退色に強い

屋外使用にも適している
インクジェットインクジェット印刷は、小ロットで耐久性を重視したい場面に向いている印刷方法
オンデマンド印刷ともよばれる
インクを印刷面に直に噴射するため、版をつくる必要がない

少ない枚数でも低コストで制作できるが、大量生産の場合コストが高くなる

印刷方法を決めるときは、予算や完成品のイメージに合わせて選ぶことが大切です。

さらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
対応印刷方法

ポイント5 納品形態

最終的にシールとして完成させるときの納品形態は、一般的に5パターンあります。
主な特徴は以下の表のとおりです。

仕上がりの種類特徴向いている商材
シートカットシートに何枚もシールがついている
手貼りするときに便利
商品ラベル
1枚カット1シートに1枚だけシールがついている
配布する目的のことが多い
ステッカー
ロール管にシールがロール状に巻かれている
自動ラベラーという機械貼りに適している
商品ラベル
断裁シールと台紙のサイズが同じ(長方形)
天地左右を裁ち落としている
ステッカー
ブチヌキシールと台紙のサイズが同じ(変形)
抜き型で打ち抜いている
ステッカー

シールやラベルを制作するときは、用途に合わせて最適な納品形態を選ぶことが大切です。

貼り作業の利便性も考慮しておく必要がありますが、配布目的のステッカーであれば見た目のよさを重視したほうがいいでしょう。

シールの納品形態については下記の記事でさらに詳しく解説しています。仕上がりのスタイルを画像でも紹介しているので、参考にしてみてください。

シールの仕上がりは用途によって5種類選べます

作り方を知ってイメージどおりのシールを作成しよう

紹介したように、シールは自作と印刷会社への依頼という2種類があります。

自作も可能ですが、一般的なプリンターだと印刷が甘く、滲みやすいことがデメリットです。さらにハサミなどでカットする工程も必要なため、手間もかかってしまいます。

一方、印刷会社が作るシールは耐水・耐久性のあるインクを使用しているので滲みにくく、水回りや屋外の使用に適していることが強みです。商品用のシールなどで、仕上がりのクオリティや利便性を重視する場合は、まずは印刷会社に相談してみましょう。

当社では、記事内で紹介したように幅広い種類のシール作成に対応しています。作成をご検討されている方は、下記からお気軽にお問い合わせください。お見積りは24時間受け付けています。

反応が早いです。ぜひ一度お試しください。

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この記事を書いた人

小島 哲也のアバター 小島 哲也 creative director

取引実績は11万社以上、年間約3,000件のシール印刷の案件を受注。
他とは違った魅力的なシールを適正価格で作製しています。

常に私の頭のど真ん中にあるのは「満足のいくシールをお作りする」です。

お気軽にお問い合わせください。何かお役に立ちます。

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