ポッティングシールは他のタイプのシールと比べると、最もコストが高いシールになります。
にも関わらず様々なシーンで支持されている理由として、見た目の優美さと耐久性が挙げられます。
今回はそんな付加価値の高いポッティングシールについて詳しく紹介させて頂きます。
即日回答します。ぜひ一度お試しください。
ポッティングシール
ポッティングシールとは、印刷を施したシールの表面にドーム状のウレタン樹脂が凝固しているシールの事を指します。(上記画像参照)他にも樹脂盛りシールや、ドーミングシールとも呼ばれています。
ポッティングシールは、業界問わず多くのロゴマークや商品名のエンブレムとして使用されています。耐水・耐久性にも優れているので、屋外での使用が可能なのも評価の理由として挙げられます。
制作方法
ポッティングシールの制作方法は、印刷からカス取り処理(不要な部分が取り除かれ、必要なシールだけが剥離紙に並んでいる状態)まで行われたシールの表面に、樹脂盛機で樹脂を垂らします。
あらかじめシールの面積に適した樹脂量を設定しているため、ウレタン樹脂がシールの外にこぼれることはありません。
シールの際まで広がったウレタン樹脂は面積の外にこぼれないよう表面張力で踏ん張ります。こうした厚み約2mm程度の膨らみがドーム状の役目をはたしています。
樹脂は乾燥に約12時間を費やし、完全に凝固した時点で完成となります。
発注ロット数
弊社ではポッティングシールの最低ロットを、1,000枚としています。コストがかかるシールのため、小ロットだとどうしても1枚あたりの単価が高くなってしまいます。最も安い仕様でも1,000枚で44,000円(単価44円)となります。
もちろん、100枚といった小ロットでの対応をしてくれる印刷会社もあります。
貼付するモノの向き・不向き
ポッティングシールは、フラットな部分への貼付のみ対応しています。湾曲面への貼付は避けてください。樹脂は曲げても反発力があるため、湾曲面への貼付は長時間経つと、端から剥がれてきてしまいます。
多少の湾曲なら、強い粘着力を選定することで、貼付した状態を保持できるかもしれませんが、基本的にアールの効いた部分への貼付はやめてください。
また、剥がれの原因として、最も多いのが圧着の不足です。貼付の際は、しっかりと指で圧着することが大切です。
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材質の向き・不向き
当社では、ポッティングシールに使用する材質はフィルム系に限定しています。紙系のシール素材は、ウレタン樹脂が染み込んでしまったり、耐久性が落ちたりというように仕上がりに支障をきたす為、オススメしていません。
適した基本的なタック紙(シール素材)は下記となります。(当社調べ)
・塩ビ系
・透明PET
・銀PET(ネーマー)
・金PET(ネーマー)
・白PET(PETホワイト)
・ヘアライン各種
上記以外の素材にも希望があれば、各印刷会社に問い合わせてみると良いでしょう。
デザインの向き・不向き
前述の通り、適量に垂らされた液体樹脂は、シールの中心から際まで広がります。際まで達すると表面張力で、シールの外にこぼれることなく形状を保ちます。
そのため、丸や四角といったシンプルな形状だと問題ありませんが、一部が鋭角であったり、一部が細くなっている形状であった場合、そこから樹脂がこぼれてしまう可能性があります。
鋭角な部分にアールを付けてあげたり、すこし太くするだけで作成ができるようになる場合もあります。
デザインの形状に困った場合は、各印刷会社に問い合わせてみると良いでしょう。
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ポッティングシール コスト
ポッティングシールのコストは、印刷会社によって価格はまちまちです。弊社で丸い形状のポッティングシールを、1,000枚作成した場合の価格は下記になります。
1C+ポッティング・・・44,000円
2C+ポッティング・・・51,000円
3C+ポッティング・・・57,500円
4C+ポッティング・・・66,000円
シンプルな形状ですとオートメーションでの制作が可能です。難易度が高い場合は、職人が爪楊枝でひとつひとつ樹脂を誘導します。そのため、加工コストが高くなります。ポッティングシールの作成はシンプルな形状をお勧めします。
更にゴージャスなポッティングシールの仕様
ポッティング加工は他のオプションと組み合わせることも可能です。
エンボス加工+ポッティング
凝固した樹脂の中に、凹凸加工がされています。
箔押し+ポッティング
凝固した樹脂の中に、箔押し加工がされています。金や銀以外にも原色の箔もあります。
ホログラム素材+ポッティング
凝固した樹脂の中に、7色に輝くホログラムが垣間見れます。ホログラムにはいくつかパターンがあります。
ポッティングシール まとめ
ポッティングシールを何に貼付するかはアイディア次第です。依頼の際は、デザインの形状・貼付するものは必ず平面ということに気をつければ、問題ありません。
まずは印刷会社にポッティングシールのサンプルを依頼することをお勧めします。もちろん弊社で手配も可能です。当日の出荷も可能ですのでお気軽に申しつけください。
ポッティングシール 製品ページ(概算見積もりも掲載しています)
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