ラベルの納品形態 は使用用途によって5種類選べます

| 2015.12.17

ラベルの納品形態 は5つある。


ユーザーは使用するシーンに合わせて、使いやすい ラベルの納品形態 を選べる。
使用目的や被着体によって様々なケースが考えられるが、ラベルを作成するにあたっては、貼り込み作業の利便性も考慮しなくてはならない。

数量が多い場合は機械で自動貼りをすれば容易だが、人の手によって1枚1枚貼付されてるケースはまだまだ多い。

このページでは5つの納品形態を【対 象】【仕 様】【コスト】を絡めて解説している。
是非とも今後のラベルの発注の際に役立ててくれれば幸いだ。

 

1、シートカット仕上がり


 

ラベルの納品形態 

シートカット仕上げイメージ

 

【対 象】手貼り作業の場合(ラベル・シール)
【仕 様】1シートに複数面付けされている状態
【コスト】安い(★☆☆☆☆)

シートカットは、ラベルが手貼りの際に便利なため、支持率の高い仕様である。
手貼りでラベルを商品に貼る場合、1シートに複数のラベルが添付されている方がタイムロスが少ないようだ。

逆に1シートにラベル1枚の仕上がりだと、どうしても台紙と剥離する数秒の時間がかかってしまい作業テンポが悪い。
また、セパレーター(台紙)のゴミが嵩張ってしまう。

使い易さを考慮すると、シートの最大寸法を300×300mm以内に収まったものが便利である。
また、シートカットの魅力は低コスト。1枚に仕上げる加工費が含まれないためだ。

シートカットは人の手によって商品にラベルが貼付される場合に活用するべき納品形態だ。

 

2、1枚カット仕上がり


 

ラベルの納品形態 

1枚カット仕上げイメージ

 

【対 象】イベントで配布するといった1枚の仕上がりが条件とされている場合(ステッカー)
【仕 様】ラベル部分よりセパレーターが若干広い
【コスト】シートカットに比べると若干割高(★★☆☆☆)

1枚カットはその名の通り1シートに1枚だけラベルが添付されている。
これは貼る作業より、配布する事を目的とされている事が多い。
1シートにラベルが複数面付けされているシートカットだとかえって不便という訳だ。

見た目はセパレーターの方が大きいため、若干不安に感じるかもしれないが、メリットもある。
梱包済(適量で重ね、クラフト包装)の状態だと側面からのダメージはセパレーターに当たり、ラベルに直接触れないので、商品への傷が回避できる。
また、セパレーターの方が大きいため剥離に手間をとられない。

コスト面ではシートカットの上をいく。多面付きで印刷を行っても1枚にカットする加工賃がプラスされるためである。

ターゲットに直接届けたいステッカーは1枚カットをお勧めしている。

 

3、ロール仕上がり


 

ラベルの納品形態

ロール仕上がりのイメージ

 

【対 象】ラベラー(自動貼り機)を用いてラベルを添付する場合
【仕 様】紙管にラベルがロール状に巻かれている
【コスト】通常(※小巻きになるほど割高)(★☆☆☆☆〜★★★☆☆)

ロール仕上がりは自動ラベラーという機械を用いて、貼付がオートメーション化されている場合に適している仕様である。

また、手貼り作業でも問題なく使用する事が出来るので、シートカットと同レベルの需要がある。
個人的には大量(万単位)のラベル貼付にはラベラーで自動貼りする事をお勧めする。
自動貼りの方が遥かに楽であり、貼付ポジションも安定している。
なにより作業時間と人件費を割かなくて済むのでコスト削減にも繋がる。

また、ロールはラベルの取り出し方向を、右出し・左出し・頭出し・尻出しというように選ぶ事が出来る。
その他にも外巻きと内巻きも対応可能なので都合に合わせてオーダーすると良い。

ロールの軸となる紙管の径も3種あるのでどのサイズが適しているか確認しておくと良いだろう。

紙管の径バリエーション

・1インチ(25.4mm)
・2インチ(50.8mm)
・3インチ(76.2mm)

しかし、個人的には3インチをお勧めしておく。
なぜならほとんどのオーダーが3インチであり、1インチと2インチはレアケースだからだ。

また、低コストを希望であれば大巻きをお勧めしている。大巻きは1ロールに貼付されるラベル数量を最大にする事により加工費を抑える事ができるからだ。
では、小巻きだと加工費が上がってしまう理由を簡単に説明しよう。

例えば10,000枚のラベルを大巻き小巻きで分けた際のロール数を見てみよう。
(大巻き:1ロール1000枚)= 10ロール
(小巻き:1ロール 100枚)=100ロール

大きな量を小巻にすると仕上がりのロールが多くなる、その為小巻の方がコストが高いのだ。

ロールは大量生産に非常に便利な使用なので役立ててほしい仕上がり形態だ。

 

4、断裁仕上がり


 

ラベルの納品形態

断裁仕上げイメージ

 

【対 象】イベントで配布するといった1枚の仕上がりが条件とされている場合(ステッカー)
【仕 様】断裁しているためステッカーとセパレーターの大きさが同じ
【コスト】1枚カットに比べると若干割高(★★★☆☆)

断裁仕上がりは適量に重ねたステッカーの側面を一気に断ち落とす方法だ。
1枚カット同様、イベントで個々に配布する場合、つまりステッカーに選定されるケースが多い。
ステッカー部分とセパレーターが同じ寸法のため、1枚カットに比べビジュアルが良いのが特徴である。
そのままだと台紙から剥がしにくいのでスリット(背割り)を入れておくと良い。使用時に便利だ。

コストが若干高くなっているのには理由がある。
通常のチラシや雑誌を刷っている印刷機は1枚紙(四六判など)に印刷を施していくので最終段階で断裁の作業が必ずセットで付いてくる。

だが、シール印刷業界で使用されている印刷機は抜き型を設置するセクションがあり、印刷と型抜きが同時に加工できる。
そのため断裁より、1工程で完成が可能なシートカット・1枚カット・ロールの方が安くなる場合が多いようだ。

断裁仕上げはステッカーを作成する際に向いている。さらに背割り入りだとエンドユーザーが喜んでくれるだろう。

 

5、ブチヌキ仕上げ(打ち抜き・全抜き)


 

ラベルの納品形態

ブチヌキ仕上げイメージ

 

【対 象】イベントで配布するといった1枚仕上が条件とされている場合(変形ステッカー)
【仕 様】抜き型でブチ抜いている為、ステッカーとセパレーターの大きさが同じ
【コスト】高め(★★★★☆)※カッティングラインの難易度よって抜型代の価格が異なる

ブチヌキは、トムソン刃という安価な抜き型を用いてステッカーをセパレーターごとブチ抜く方法だ。
断裁仕上げ同様、イベントで個々に配布する場合、つまりステッカーに選定されるケースが多い仕上がり方法だ。
こちらもスリット(背割り)を入れてもらうと剥離の際に便利なので依頼すると良い。
最大の特徴は、四角形しか出来ない断裁仕上がりに比べ、変形に仕上げる事が可能な点だ。
個人的な意見だが変形で作成されたステッカーの方がインパクトも訴求力もあると感じている。

例えば、「LOVE」と印刷された長方形ステッカーハート型ステッカーのどちらが喜ばれるか?
もちろん大半が後者であると理解頂けると思う。

ブチヌキは他に比べてコストが若干高い。印刷と同時のケースもあるが、大半が印刷とブチヌキを別工程で行うケースが多い。
一連の加工を同時に行う方法もあり、こちらはフレキシブルダイという特殊な抜き型を用いるのだが、このフレキシブルダイは高価で小ロットには向いていない。

結局のところ、印刷後の別工程でトムソン刃(安価)でブチ抜くのが得策だと感じている。
ちなみに当社では4色カラー以外(単色〜特3色)であれば印刷とトムソン刃を用いたブチヌキを同時進行で行う事ができるので経済的だ。

また、コスト面を詳しく知りたい方はラベルを安く作成する6つのコツを参考にしていただきたい。

 

まとめ


ラベルを製作するうえで、納品形態を棲み分けする事を知って頂けただろうか。

最後に簡単にまとめたので参考にしてほしい。

シートカット・・・商品ラベル
1枚カット・・・・ステッカー
ロール・・・・・・商品ラベル
断裁・・・・・・・ステッカー
ブチヌキ・・・・・ステッカー

※このページではラベルは商品用、ステッカーは配布用とする。

 

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