両面印刷シール : 糊面印刷で透明ボトルをお洒落に演出

両面印刷シール

両面印刷シール

今回は表面と糊面に印刷が施された両面印刷シールを紹介します。

本題に入る前に少しだけデザインの話をしたいと思います。

例えば、あなたの会社が透明ボトル容器を使用した商品を発売するとします。中身の品質はもちろんのこと、ボトルのデザインも必然的に商品の売り上げを左右されてしまいます。商品に貼付されたラベル・シールの役割は消費者に「これ欲しい!」と思って頂く事です。

見た目を疎かにしてしまうと、いくら商品作りに奮励努力しても消費者に届かない場合があります。商品は消費者の目に留まった瞬間が勝負です。物が溢れているこの時代、当社では商品をじっと見てもらえる為の商品シールの提案を、実例を絡めながら解説させて頂きます。

今回は、両面印刷シールにスポットを当てる事にしました。商品シール・ラベル作成のヒントを感じてくれれば幸いです。


両面印刷シールのイメージ

通常のシールやラベルは表面にだけ印刷が施されるのに対し、両面印刷シールとは表面と糊面にも印刷が施されているシールを指します。ちなみに糊面とはシールの裏面の事です。

まずは下記イメージをご覧ください。

両面印刷シール
両面印刷シール
剥がすと糊面にも印刷がされています

これが、今回ご紹介する両面印刷シールです。糊面にも印刷が施されているこの仕様は透明の被着体にのみ適しています。商品を背面から見た際、シールの裏面のデザインを見る事ができます。

つまり、透明のボトル容器や窓ガラスに採用可能です。海外ではミネラルウォーターのボトルや化粧品ボトルに採用されています。



製作方法

製作方法は様々ありますが、シール印刷業界で一般的な方法を解説します。まず、透明の素材に逆刷り(デザインを反転した版で印刷する事)をし、そこへ白い素材を貼り合わせて、更に印刷を施せば両面シールを完成させることができます。

糊面が透明、表面が白い素材であれば製作が可能です。簡単な技術なのでどこのシール印刷会社に頼んでも製作する事ができます。


貼付した際のイメージ

通常、ボトル商品にシールを貼付する場合、表シール(ブランド)と裏シール(成分表記等)の計2枚が必要となります。しかし両面印刷シールだと1枚で済ませる事ができるのも魅力の一つです。

ここで、素敵な両面印刷シール事例を紹介します。


両面印刷シール
左側が正面、右側が裏面から見た時



化粧品類の企画から製造販売を行っているエシカルビューティーさんの提供する商品 オリエンステラシリーズの gemma は両面印刷シールを採用して頂いています。こちらは日本初コスモスオーガニック認証の基準を満たした正真正銘のオーガニック商品です。

当商品に貼付されたシールの正面はモノクロでありながら、エンボスを施し上品なデザインに仕上げました。さらにボトルの裏面(正面シールの糊面)を見ればボタニカルな世界観が広がっており、一度使ってみたくなる要素を存分に蓄えています。

シール材質もこだわっています。当商品は水回りでの使用につきフィルムのユポ110μ選定しています。通常は80μのところ、エンボスの凹凸を強調する為、厚口の110μにしました。

また、表面の黒が透けて糊面のカラー印刷に影響しないよう、遮光性の高い銀ホイル紙を間に合紙しています。つまり、上からユポ110μ・銀ホイル紙・透明PET25μの計3つの素材を合紙しました。


両面シールの最低ロット

当社での両面シールの最低ロットは3,000枚になります。多くの場合5,000枚~2万枚で製作しています。まれに500枚、1000枚といった小ロットでのお問い合わせを頂きますが、数が少ないと単価が高くなるため受注に至ったことはありません。お見積りは3,000枚以上でお願いします。

まとめ

両面印刷シールは透明のボトルに適しているシールです。使用素材と加工要素も増えるため、通常のシールに比べコストも若干割高です。そのため最低ロットは3000枚になります。

商品用シール・ラベルは、何かとコスト削減のターゲットにされがちですが、少数派とはいえ素材と加工までこだわるメーカーも存在します。どちらの方が消費者に良質なブランドという認識を持ってもらえるかを想像してみるといいでしょう。


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参考企業
エシカルビューティー株式会社