RGBは印刷に使えません : CMYKでデータを作ってください

| 2018.08.09

実のところ、 RGBで作られたイラストレーターデータは印刷に使えません。

印刷物の仕上がりの良し悪しを決めるのは、インクで刷られた「色」になります。この重要な色の再現性は、入稿されたイラストレーターデータに、100%依存されているというお話をします。

PCモニター上での発色を意識しても、実際に印刷で使用することを考慮されていないデータの作り方が、見受けられる事があります。

今回は、印刷用のデータを作成する方に向けて解説しております。入稿の基本的な知識ですので参考にして頂けると幸いです。

 

 

RGBとCMYKの違い


結論から言うと、RGBはPCやスマートフォンといった液晶モニター用で、CMYKはインクを使った印刷用のデータの作り方になります。

つまり、RGBは光の発色の事で、印刷を前提としていないカラーデータと言うことを覚えておいて下さい。

 

 

This-is-RGB

 

上記が、RGBのイメージになります。光の三原色と言われ、R:レッド、G:グリーン、B:ブルーで構成されています。イメージでも分かる通り、RGBは色が重なり合っても色が濃くならない習性があり、全ての色が重なり合うと白になります。

RGBは、主にWEBデザインに使われるカラーモードになります。PC、スマートフォン、デジカメ、テレビといったデバイスは、全てこのRGBの赤・緑・青の光で再現されています。

 

 

This-is-CMYK

 

一方、こちらがCMYKのイメージになります。基本的にカラーの印刷物は、全てこの C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:キープレートで構成されています。CMYKはインクの重なり合う部分で色味を調整しているため、RGBとは異なり、色の重なった部分が濃くなります。

CMYKは、印刷に特化したカラーモードです。印刷物の入稿はCMYKで行いましょう。

 

 

すでにRGBでデータを作ってしまった場合


RGBのカラーデータで印刷は可能ですが、印刷用にCMYKにデータが置き換えられます。その際に、色が沈んでしまいますので、色が著しく変わります。全体的に少しグレーが足されるイメージです。

 

 

RGBをCMYKに変換

 

イラストレーター上でRGBをCMYKに変換すると、上記のような現象が起きます。暗くなっているのが分かるでしょうか。こちらの現象を防ぐには、初めからCMYKでデータを作成すること。これに尽きます。

添付された画像がRGBデータだった場合も同様にCMYKに変換されますのでご注意ください。「届いた印刷物の色味がモニターより暗くなっている。」というのはこういう理由があります。

ちなみに、一度CMYKに変換したRGBデータは、再度RGBに変換し直しても元の色味になりませんので、注意してください。バックアップを取っておくと便利です。

 

 

CMYKでデータを作る方法


CMYKのデータ作成するには、新規ドキュメント作成時に設定します。イラストレーターとフォトショップでご説明します。簡単ですのでご安心ください。

 

illustrator-CMYK

 

イラストレーターの場合、ファイルタブから新規を選択。もしくは、⌘+N(コマンド+N)を押すと上記画面が表示されます(winはコントロール+N)。また、カラーモードをCMYK・ラスタライズ効果を高解像度(300ppi)に設定しOKを押せば完了です。

※印刷用にデータを作成する場合は、必ず解像度を300以上で設定してください。基本的に解像度が72のデータは印刷には使えませんのでご注意ください。(72は基本的にWEBやモニター用として使われます)

 

photoshop-CMYK

 

フォトショップの場合も同様に、ファイルタブから新規を選択。もしくは、⌘+N(コマンド+N)を押すと上記画面が表示されますので、解像度を300pixel、カラーモードをCMYKに設定しOKを押せば完了です。

 

CMYK-color

カラータブが上記のように上から順に、CMYKと4種のメーターが表示されていればOKです。

 

RGB- color

上記のようにメーターが3種になっている場合、RGBということになります。ご注意ください。

 

 

まとめ


印刷用データは全て、初めからCMYKにて作成することの意味がご理解いただけたかと思います。

CMYKのRGB違いは、印刷を発注する際の、理解しておかなければならない基本的な知識の一つです。ぜひこの際に覚えていただければ幸いです。