パントーンの色は見本帳によって若干違う事があります。

パントーンの見本帳は、世界中のデザイナーや印刷会社が共通言語として用いる色指定ツールです。化粧品パッケージや企業ロゴ、販促パンフレットなど、用途は多岐にわたります。
しかし「同じ番号だから同じ色」とは限りません。実際にはチップの色が版ごとに微妙に異なり、あなたが持つ見本帳と印刷会社の見本帳で色が揃わないケースが起こり得ます。
本記事では、パントーンガイドの色ズレが発生する仕組みとユーザーが注意すべきポイント、さらに当社が用意している二つの対応プランを詳しく解説します。特色印刷で確かな色精度を求める方にとって、事前に知っておくべき重要な内容です。
当社では特色の調色・印刷を得意としており、自社ガイドに合わせた完全一致印刷はもちろん、お客様のガイドを基準にしたオーダーメイド対応も承っています。最適な方法で色再現をご希望の際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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あなたのパントーンと印刷会社のパントーンは若干違っている。
お客様と印刷会社がそれぞれ持っているPANTONEの色見本帳(カラーガイド)は、実は同じ色番号でも色味が異なっていることがよくあります。当社ではご指定いただいたPANTONE番号に対して、見本帳通りに正確に調色・印刷していますが、納品後に「少し色が違うように見えます」といったご指摘をいただくことがあります。
その原因は、お客様がお使いの見本帳と当社の見本帳で、同じ番号でも色が微妙に異なるためです。色番号が同じなのに色が違う――これは、私たちにとっても不可解な現象です。とはいえ起きてしまうので対策が必要です。
上記は、同じPANTONEのカラーガイドを並べたものです。同じ「7457C」でも、左に比べて右のチップはやや緑がかっており、その下の「7458C」も青の濃度に違いが見られます。
これくらいは特許容範なのでOKという方には問題ないですが、色に強いこだわりを持つデザイナーやプロダクトでは、こうしたわずかな差でも許容されないケースがあります。つまり、色見本帳をもとに番号を指定しても、意図した色にならない可能性があるのです。
パントーン見本帳で色が違う主な理由
- 配合レシピの変更
顔料の入手状況や環境規制により、PANTONEが同じ色番号でも配合を更新することがあります。 - 製造ロット差
ガイドは刷り直しごとに微妙な色差が発生します。 - 改訂ペースとコスト
PANTONEは2年単位での買い替えを推奨していますが、ガイド一式数万円という価格は負担が大きく、買い替えないのが現状です。
上記の配合を見てわかる通り、同じ色番号であってもインキの配合が異なる場合があります。これでは色に違いが出てしまうのも仕方ありません。
色を管理する世界企業なのに、こんなことがあっても良いのかと少々不安を感じる部分もありますが、原材料の調達状況によって配合を見直さざるを得ない事情があるようです。
当社が提供する二つの対応
①当社の保有するパントーンに合わせる
メリット :見本帳発送の手間がかからない
色の再現性:当社のパントーンに完全に合わせます
注意点 :お客様の見本帳と色の差が出てもノークレームとなります。
②お客様の保有するパントーンに合わせる
デメリット:見本帳発送の手間がかかる
色の再現性:お客様のパントーンに完全に合わせます
注意点 :見本帳の発送はお客様負担となります。
PANTONEカラーガイドの違いを理解し、正確な色再現につなげよう
同じPANTONE番号でも、見本帳の版やロットによって色味やインキの配合が異なる場合があります。特に、色にこだわりのある製品やデザインでは、見本帳の違いによる色ズレがトラブルの原因になることも少なくありません。
当社では、「当社保有の見本帳に合わせた印刷」または「お客様の見本帳に合わせた印刷」にて対応しております。仕上がりに不安を感じる方は、ぜひ事前にご相談ください。
特色印刷のプロとして、色の仕上がりにご満足いただけるよう、丁寧にサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
そのお仕事、私たちにお任せください。
ご満足頂けるようサポートします。