当社から返信が無いお客様へ
送信メールが当社に届いていない可能性があります。
当社では、詐欺やフィッシングなどの巧妙化する脅威への対策として、メールセキュリティを導入しております。
このセキュリティは、スパムメールやなりすましメールを自動で判定し、システム上でブロック(拒否)する仕組みです。そのため、非常にまれではありますが、正規のメールが届かない場合がございます。本記事では、メールが届かない主な原因とその対策についてご案内いたします。
メールが届かない主な原因はスパム認定
以下のような特徴を持つメールをスパムと判定し、当社サーバーに届く前に遮断する場合があります。
1. 【送信元のメールアドレスやサーバーが低評価】
- SPF/DKIM/DMARC が未設定、または誤設定のドメイン(この可能性が高いです)
- フリーメール(例:Yahoo、Hotmail、旧型のOCNメールなど)
- 送信サーバーのIPアドレスがスパム履歴ありと判定されている
2. 【メール本文や件名にスパム的要素】
- 添付ファイルだけのメールや、本文が極端に短い(例:「添付の件よろしく」)
- 不自然なURLを含む(URLは3つ以上でスパム判定のリスクが上昇)
- 一括送信メールや署名のないビジネスメール
3. 【メール運用の不備】
- 差出人名や署名がない、返信先が不一致など
- 宛先が複数人で、To/Cc/Bccの使い方が不明瞭
補足
多くのスパムフィルターは、「送信元の信頼性」「件名」「本文の語彙」「リンクの数」などを総合的に点数化し、一定のスコアを超えるとスパムとして処理します。
そのため、1つひとつは些細な要素でも、積み重なることでブロックのリスクが高まる場合があります。
また、送信されたメールは複数のセキュリティサービスやブラックリスト機関により、送信元IPやドメインの信頼性が継続的に評価されています。これらの仕組みは、詐欺やウイルスなどの有害メールを排除し、信頼できるメールのみを届けるためのものです。
したがって、設定ミスや運用の問題が放置されると、ドメインやIPアドレス自体がスパムと判定され、正当なメールも届かなくなる可能性があります。
こうした「メールのリテラシー」は、円滑な業務や信頼構築のために、今や欠かせないビジネススキルのひとつと言えるでしょう。
お客様側でできる対策
✅ 1. ご自身のメール環境をチェック
- 自社ドメインをお使いの方へ
サーバーでのSPF / DKIM / DMARC の設定が正しいか、以下の無料サービスでチェックできます
・mxtoolbox.com
・Mail-tester.com
→エラー内容は、ChatGPTなどのAIツールを活用して、対処法を確認することも可能です。
もしくは、御社サーバーのご担当者に設定してもらってください。作業自体は簡単です。 - フリーメールをご使用の方へ
YahooやHotmailは、環境によってはスパムと判断されるケースがあります
Gmailであれば比較的ブロックされにくい傾向があります
✅ 2. メールの書き方を見直す
- 件名を具体的に(例:「見積依頼の件」など)
- 署名(会社名、氏名、電話番号)を必ず記載
- 添付ファイルは本文で内容を説明した上で送信
✅ 3. 他の手段でご連絡を
メールが届かないと感じられた場合は、お手数ですが以下のいずれかの方法でご連絡ください。
- 当社お問い合わせフォーム(https://www.kojima-label.co.jp/contact/)
- お電話:0463-93-8555
FAQ
- 私のメールが届いていないことは、御社では分かりますか?
-
申し訳ありませんが、分からない場合もあります。迷惑メールボックスに受信されている場合は確認可能ですが、そもそもサーバーに到達していない場合は、一切届かない仕組みになっております。
そのため、「返信がないな」と感じられた場合は、お手数ですが以下の方法で再度ご連絡いただけますと幸いです。
- お問い合わせフォームをご利用ください
- お電話:0463-93-8555
ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
- SPF / DKIM / DMARCとは何ですか?
-
これらはすべて、メールの送信元を認証するための仕組みです。第三者によるなりすましや迷惑メールを防ぐために使われています。
- SPF(Sender Policy Framework):このドメインから送信してよいメールサーバーを定義する
- DKIM(DomainKeys Identified Mail):メールに電子署名を付けて改ざんされていないことを証明する
- DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance):SPFとDKIMの認証結果に基づき、メールの扱い(許可/隔離/拒否)を決定する
これらが正しく設定されていないと、メールが受信側でブロックされたり、迷惑メールとして扱われることがあります。
- SPF / DKIM / DMARCの設定はどうすればいいですか?
-
ご契約中のレンタルサーバーやメールサービスの管理画面から設定できます。
- SPF:DNS設定からTXTレコードを追加(または修正)して設定可能です
- DKIM:メール送信認証機能を有効にすることで、署名付きメールを自動送信できます
- DMARC:CloudflareやXserverのDNS設定にTXTレコードとして追加します
設定方法はサーバーによって異なりますので、「ご利用中のサーバー名+SPF設定」などで検索するか、公式マニュアルをご参照ください。
- 自分のSPFやDKIMが正しく設定されているか確認するには?
-
以下の無料ツールで確認できます
- MXToolbox
ドメイン名を入力するだけで、SPF・DKIM・DMARCの設定状況がわかります。 - Mail-tester.com
提示されたアドレスにメールを送信するだけで、SPF・DKIM・DMARCの設定状況がわかります。 - Gmailにメールを送る
ブラウザでGmailを開き、右上の「︙」をクリックし、原文を表示を押す。
「SPF」「DKIM」「DMARK」がPASSになっていれば合格。問題なし。 - Google Admin Toolbox
ドメイン名を入力するだけで、SPF・DKIM・DMARCの設定状況がわかります。
※非常に厳密な検査基準のため、正常な設定でもエラー表示されることがあります。参考程度にとどめてください。
- MXToolbox
- メールにURLをたくさん入れると届きにくくなりますか?
-
はい、URLが多すぎるメールは迷惑メールと判定されるリスクが高まります。
特に以下のようなケースは、CloudmarkやGmailなどの迷惑メールフィルターによってブロックされたり、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性があります:
- 本文に3つ以上のURLが含まれている
- 短縮URL(bit.lyなど)や不明な外部サイトへのリンク
- URLしか書かれておらず、本文の説明が極端に少ない
対策としては、URLは1〜2個までに抑え、リンク先の内容を本文中で簡潔に説明することをおすすめします。