金ツヤ箔と透明厚盛りで質感を分けたソースボトルラベル|月兎ソース
このラベルのポイント
冷蔵販売するソース瓶に使う、ボトルラベルです。
素材は耐水性のあるユポ80μ。黒1色の凸版印刷をベースに、月の部分は金ツヤ箔、商品名部分は透明シルクの厚盛りで仕上げています。
95×114mmの1枚ラベルに、正面の商品表示と側面の食品表示をまとめました。黒印刷の上から透明インキを厚盛りし、機械貼りに合わせて2,000枚/1ロールで仕上げています。
完成イメージ
白いユポ80μを、瓶の正面から側面まで巻き付けたボトルラベルです。
月の部分は金ツヤ箔が光を反射し、商品名の黒文字部分には透明インキによる厚みと光沢が出ています。
ソース瓶の正面表示と食品表示を1枚にまとめ、冷蔵環境と機械貼りの両方に対応できるロール仕様で仕上げています。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 冷蔵環境で使いたい | ユポ80μを採用 | 水分による破れを抑えやすい |
| 月を金色で見せたい | 金ツヤ箔を使用 | 金属光沢を出せる |
| 商品名に立体感を付けたい | 透明インキをシルク印刷で厚盛り | 黒文字に厚みと光沢を加えられる |
| 食品表示も入れたい | 正面から側面まで巻く寸法にする | 1枚で必要表示をまとめられる |
| 機械貼りに対応したい | 2,000枚/1ロールで納品 | ラベラーに合わせやすい |
技術設計
冷蔵環境で使えること、金属光沢を部分的に出すこと、商品名に立体感を加えること。この3つを別々の手段で解決する設計にしました。
素材はユポ80μです。ソース瓶は冷蔵保管や販売時に結露しやすく、紙素材だと波打ちや破れが起きることがあります。ユポは水に強い合成紙なので、冷蔵販売する食品ボトルラベルとの相性がいい素材です。
印刷は凸版印刷の黒1色にしました。食品表示や細かな文字も含むため、色を増やすより黒1色で情報を整理したほうが読みやすくなります。質感は色数ではなく、箔押しと透明厚盛りで加える構成です。
月の部分には金ツヤ箔を使いました。金色インキではなく箔を圧着することで、光を反射する金属感が出ます。白いユポの上に箔を置くと、月の輪郭も拾いやすくなります。
商品名の黒文字は、まず凸版印刷で刷り、その上から透明インキをシルク印刷で厚盛りしました。黒インキ自体を厚くするのではなく、透明な厚盛りを重ねることで文字に厚みと光沢を持たせています。
金箔は月、透明厚盛りは商品名。このように加工の役割をあらかじめ分けておくと、同じラベルの中で光の反射と立体感を使い分けられ、印刷色を増やさずに質感の違いを出せます。
仕上げは2,000枚/1ロールです。機械貼りでは、巻き方向、紙管径、ラベル間隔、1ロールあたりの枚数が作業性を左右します。ラベルの見え方だけを決めて終わりにせず、貼付工程まで含めて仕様を固める必要があります。
ソースボトルラベルでは、耐水性、表示面積、加工の位置、貼付方法を同時に見ていく必要があります。今回はユポ80μ、金ツヤ箔、黒印刷上の透明シルク厚盛り、ロール仕上げを組み合わせた、冷蔵食品向けの仕様です。
素材について|ユポ80μ
特徴
- 水に濡れても破れにくい合成紙素材
- 紙に近い白さとマットな表面を持つ
- 冷蔵商品のボトルラベルに使いやすい
- 箔押し加工と組み合わせやすい
- シルク印刷による透明厚盛りにも対応しやすい
注意点
- 紙素材のような繊維感は出にくい
- 貼付面の材質や表面状態に合わせて粘着を選ぶ必要がある
- 結露した容器へ貼る場合は貼付条件を確認する
- 箔押しや透明厚盛りは線幅と加工位置の確認が必要
- 機械貼りでは巻き方向やロール仕様を事前に確認する
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 常温食品や一般商品 | 冷蔵販売するソース瓶 |
| 素材 | コート紙など | ユポ80μ |
| 耐水性 | 水分で波打つ場合がある | 結露に対応しやすい |
| 金色表現 | 金色インキ | 金ツヤ箔による反射 |
| 商品名の質感 | 通常印刷で平面的 | 黒印刷の上に透明厚盛りを重ねる |
| 貼付方法 | 手貼りや小ロット向けも多い | 機械貼り用のロール仕上げ |
仕様の詳細
| 材質 | ユポ80μ(水溶強粘着) |
| 寸法 | 95×114mm |
| 印刷方法 | 凸版印刷+シルク印刷 |
| 色数 | 1色(K100%) |
| 加工 | 箔押し、透明厚盛り(シルク印刷) |
| 仕上げ | 2,000枚/1ロール |
| 量産納期 | 12営業日(土日祝を除く)〜 |
ソースボトルラベルで金箔と透明厚盛りを組み合わせるには
金箔と透明厚盛りを同じラベルで使うとき、同じ場所に両方の加工を重ねるのは避けたほうがいいでしょう。役割を分けたほうが、それぞれの質感が生きてきます。
金箔は、光の反射で一部を強調したいときに向いています。金色インキよりも金属光沢が出やすく、月やロゴ、記号などの目を留めたいワンポイントに使いやすい加工です。
一方、透明厚盛りは印刷済みの文字やロゴに凹凸を付けたいときに使います。黒で印刷した上から透明インキをシルク印刷で重ねるため、印刷色を変えずに厚みと光沢を足せます。
ただし、細すぎる線や小さすぎる文字では、厚盛りの位置がずれたり再現性が落ちたりすることがあります。厚みを付ける範囲を絞り、文字の線幅と加工位置を事前に確認しておくと、仕上がりが安定します。
冷蔵販売するソース瓶では、素材選定も欠かせません。結露が想定されるなら、ユポのような耐水素材を使うことで、水分による破れや波打ちを抑えやすくなります。
機械貼りの場合は、ラベルの寸法だけでなく、ロールの巻き方向、ラベル間隔、紙管径、1ロールあたりの枚数をラベラーに合わせる必要があります。加工の見え方と貼付工程を同時に確認しておくと、量産時のトラブルを減らせます。
金箔と透明厚盛りを使うソースボトルラベルは、食品表示、耐水性、加工位置、機械貼り条件をあわせて決める仕様です。今回のように、月は金箔、商品名は黒印刷上の透明厚盛りと役割を分けると、1枚のラベルの中で質感を整理しやすくなります。
この仕様が向いているケース
- 冷蔵販売するソースラベルを作りたい
- 調味料瓶に貼るボトルラベルを作りたい
- ユポ80μで耐水性を確保したい
- 金色インキではなく金ツヤ箔で反射を出したい
- 黒印刷の上に透明厚盛りを重ねたい
- 正面表示と食品表示を1枚にまとめたい
- 機械貼り用にロール仕上げで納品したい
- 2,000枚以上を継続して使用する食品ラベルを作りたい
よくある質問
冷蔵商品のソースラベルにユポ80μは使えますか?
使えます。ユポ80μは水に濡れても破れにくい合成紙素材で、冷蔵販売や結露が想定されるソース瓶、調味料瓶のラベルに向いた素材です。
金箔と透明厚盛りは同じラベルに加工できますか?
できます。今回は月の部分に金ツヤ箔、商品名の黒印刷上に透明シルク厚盛りを使いました。加工位置を分けることで、それぞれの質感を出しやすくなります。
透明厚盛りはどのような加工ですか?
印刷した文字やロゴの上に、透明インキをシルク印刷で厚く重ねる加工です。印刷色を変えずに、厚み、光沢、手触りを加えられます。
透明厚盛りは細かい文字にも使えますか?
細すぎる線や小さな文字では、十分な厚みが出にくいことがあります。厚盛りを入れる範囲、線幅、文字サイズを確認したうえで仕様を決めます。
機械貼り用のロールで納品できますか?
できます。ラベラーの仕様に合わせて、巻き方向、紙管径、ラベル間隔、1ロールあたりの枚数を確認します。今回は2,000枚/1ロールで仕上げました。
まとめ
今回のポイントは、金箔と透明厚盛りという2つの加工に、それぞれ違う役割を持たせたことです。月兎ソース株式会社様のソースボトルラベルとして制作しました。
素材にはユポ80μを使用し、水溶強粘着を組み合わせています。寸法は95×114mmです。
印刷は凸版印刷とシルク印刷で、色数は1色(K100%)。月の部分には金ツヤ箔を施し、商品名の黒印刷上には透明インキをシルク印刷で厚盛りしています。
仕上げは、機械貼りに合わせた2,000枚/1ロールです。量産納期は12営業日(土日祝を除く)〜となります。
冷蔵販売するソースラベルで、ユポ80μ、金ツヤ箔、透明シルク厚盛り、ロール仕上げをどう組み合わせるか。今回の設計はその一つの答えです。
金の光沢を活かしたロゴや商品名の表現については、箔押しシールでも詳しくご紹介しています。
関連ページ
同じようなラベル・シールをご検討の方へ
同様の仕様での制作、素材・粘着・加工の選定もご相談ください。
用途や貼付環境に合わせて、適した仕様をご提案します。
お客様情報
| お客さま | 月兎ソース株式会社 |
| 業界 | 食品業界 |
| 事業規模 | 40名 |
| 事業内容 | 月兎ソースの販売 一般食材・冷凍食材・食品包材・消耗品の販売 |
月兎ソース株式会社
昭和3年にソース製造メーカーとして始まった企業です。現在は業務用食材卸を中心に、調味料、一般食材、冷凍食品、チルド品、資材、消耗品などを取り扱っています。
商品ラベル・シール|製品ページ
唯一無二のブランドイメージを高める。