箔押しシールで製品価値を高めるラベル表現
箔押しシールは、商品ロゴや装飾に金属箔を熱圧着することで、印刷だけでは出せない反射感と存在感を加えられるラベル加工です。
当社では、デザインの見た目だけでなく、素材・線幅・箔の種類・貼付環境まで含めて仕様設計からご提案し、量産時の再現性と品質安定を重視した箔押しシール制作を行っています。
なお、箔押し加工の基本的な仕組みや、なぜ細線やベタ面積で不良が出やすいのかといった技術的な背景については、下記の記事で詳しく解説しています。仕様検討やデザイン作成の前提知識として、あわせてご確認ください。
▶ 箔押し加工とは?特徴や効果、制作時の注意点についても解説
まずは、用途・寸法・数量が分かる範囲で構いません。仕様が未確定でも、設計前提でご相談いただけます。
社内確認前の仕様整理や、デザイン段階での可否判断だけでも対応可能です。
箔押しシールの仕上がりイメージ
以下は、実際に制作した箔押しシールの仕上がりイメージです。
箔押しシールの特徴
高級感と視認性を同時に演出
箔は光を反射するため、売場照明や自然光の下で強い存在感を持ちます。
小さなロゴやワンポイントでも、製品全体の印象を引き上げる効果があります。
紙・フィルムなど多様な素材に対応
上質紙・アート紙・和紙などの紙素材はもちろん、条件次第でユポ・PETなどのフィルム系素材にも対応可能です。
※素材によっては箔の定着性や耐摩耗性に差が出るため、事前検証を行います。
他の加工との組み合わせも可能
箔押しに加えて、**エンボス(浮き出し)やポッティング(樹脂盛り)**を組み合わせることで、さらに立体的で記憶に残るラベル表現が可能です。
法人発注で失敗しないための仕様判断ポイント
箔押しシールは「デザインがあれば作れる」加工ではありません。
量産品質と歩留まりを左右する要素が複数あります。
① 箔の面積と線幅
- ベタ面積が広いほど、ピンホール(未転写)が出やすい
- 細線・小文字は潰れやカスレのリスクが上がる
推奨目安
- 最小文字:5pt 以上(1.8mm以上)
- 最小線幅:0.3〜0.5pt 以上(0.1~0.18mm以上)
これらの数値は、実際の量産条件を想定した箔押しテストに基づく目安です。フォントサイズや線幅ごとの再現状態を実物で確認したい場合は、下記の記事をご参照ください。
② 素材との相性
- コート紙・アート紙・和紙は安定しやすい
- 表面が滑りすぎる素材や凹凸の強い素材は転写不良が出やすい
③ 箔の種類
- 金・銀・色箔・ホログラム箔で反射率と耐久性が異なる
- 箔の種類により価格も変動
④ 貼付環境
- 冷蔵・冷凍・屋外用途では粘着・素材選定が重要
- 箔自体は金属膜のため、摩擦や折れに弱いケースもある
当社では、これらを踏まえた上で、デザイン修正が必要な場合は事前にフィードバックし、量産トラブルを防ぎます。
仕様が未確定な場合のご相談について
箔押しは、デザイン確定前の段階で仕様を整理しておくことで、
後工程での修正やコスト増を防ぐことができます。
まだデザインが完成していない場合でも、
以下が分かれば初期判断が可能です。
- 貼る製品の種類
- おおよそのサイズ
- 希望数量
- 使用環境(屋内・冷蔵・屋外など)
仕様設計を前提としたご相談も受け付けています。
制作工程と品質管理
- 指定素材に箔を重ね、加熱した箔版で圧着
- 箔転写後、抜型でハーフカット加工
- シートまたはロールで仕上げ
- 全数目視検品・抜き精度チェック
箔押しは、温度・圧・速度の微調整が品質を大きく左右します。
特にベタ面積の多いデザインでは、オペレーターの経験値が仕上がりに直結します。
箔の種類とカラーラインナップ
当社では、村田金箔(日本)・クルツジャパン(ドイツ)製の箔を使用しています。
掲載色以外にも多数の在庫があり、色サンプルの手配も可能です。
金箔(代表例)
箔と言えば金が王道です。その中でも定番の箔を3種ご紹介します。グロスとマットがあります。デザインに合わせてお選びください。更に10種類があるので気になる方はお問合せ下さい。

ゴールドNo,2

ゴールドNo,3

ゴールドNo,26
銀箔
銀箔も人気があります。銀はこちらの3種類からお選び頂けます。金に比べラインナップは少ないですが、銀の箔は洗練された印象を与えます。

シルバースタンダード

シルバーNo,2B

シルバーNo,24
色箔
ブルー・グリーン・レッド・パープル・ブラック ほか印刷では出せない金属光沢が特徴です。

フレッシュウォーター

スカイブルー

ブルー

キウィグリーン

グリーン

グリーンレイク

ピンク

レッド

パープル

ウィスキーブラウン

サンセットオレンジ

ブラック
ホログラム箔
レーザー・ドッツ・リフレックス・コンフェチ ほか
視認性が非常に高く、キャンペーン用途や限定商品向きです。
レーザーシルバー
ドッツシルバー
リフレックスシルバー
コンフェチシルバー
ネオンシルバー
ジャングルシルバー
ウォーターシルバー
ステラシルバー
アバロンシルバー
フロストシルバー
インフィニティシルバー
リフレックスレッド
レーザーゴールド
ドッツゴールド
リフレックスゴールド
コンフェチゴールド
発注後に起きやすい失敗パターン
箔押しシールは、デザイン段階では問題がなく見えても、量産工程に入ってからトラブルが発生するケースが少なくありません。
特に以下のようなパターンは、実務の現場で頻繁に起きています。
・デザインはきれいだが、細線や小文字が潰れて読めなくなった
・ベタ面積が広く、箔の未転写(ピンホール)が多発した
・紙質やフィルム素材と箔の相性が悪く、剥がれやすかった
・試作では問題なかったが、量産時に不良率が急増した
・修正のために版を作り直し、納期とコストが膨らんだ
これらの多くは、デザイン確定後ではなく「設計段階」で防げる問題です。
箔押し加工は、印刷と違い、熱・圧・素材・箔の物性が複雑に影響します。
そのため、見た目だけで仕様を決めてしまうと、量産時の再現性や歩留まりに大きく差が出ます。
当社では、入稿データのチェック時点で、線幅・面積・素材・使用環境を踏まえたリスク評価を行い、
必要に応じてデザイン修正や仕様変更のご提案を行っています。
「作れるかどうか」ではなく「安定して作れるか」を基準に設計することで、
量産後のトラブルや作り直しを未然に防ぐことが可能です。
概算前に知っておいていただきたいこと
箔押しシールの価格は、サイズや数量だけで決まりません。
特に以下の条件によって、同じサイズ・枚数でも金額が変わります。
- 箔の面積(ベタが多いほど難易度が上がる)
- 箔の種類(色箔・ホログラム箔は割高)
- 印刷の有無(箔のみか、印刷+箔か)
- 抜型・箔版の有無
そのため、下記はあくまで参考価格となります。
実際の仕様に基づく正確な金額は、必ずお見積りでご確認ください。
箔押しシール 概算見積もり
正確な金額は「お見積りページ」よりご依頼ください。
50×50mm:正方形
コート紙 / 金箔
| 料金 | 1,000枚 | 3,000枚 | 5,000枚 | 10,000枚 | 30,000枚 | 50,000枚 | 100,000枚 | 300,000枚 |
| 箔押のみ | 34,400円 | 41,700円 | 49,500円 | 66,000円 | 111,000円 | 160,000円 | 243,000円 | 579,000円 |
| 箔押+1色 | 46,000円 | 56,700円 | 67,500円 | 83,000円 | 129,000円 | 190,000円 | 276,000円 | 651,000円 |
| 箔押+2色 | 52,100円 | 63,600円 | 75,000円 | 90,000円 | 138,000円 | 205,000円 | 291,000円 | 678,000円 |
| 箔押+3色 | 58,300円 | 70,200円 | 82,000円 | 98,000円 | 150,000円 | 215,000円 | 305,000円 | 705,000円 |
| 箔押+4色カラー | 64,600円 | 77,100円 | 90,000円 | 106,000円 | 159,000円 | 225,000円 | 316,000円 | 747,000円 |
概算価格の考え方
価格は以下の要素で決まります。
- サイズ
- 数量
- 素材
- 箔の種類
- 箔版・抜型の有無
- 印刷の有無
重要な点として、1000枚未満は単価が下がりにくい傾向があります。
当社では原材料を100m単位で仕入れているため、300枚でも1000枚でも総額が近くなるケースが多くなります。
▶ コストを抑えたい場合
- 箔のみ構成(印刷なし)
- 箔+1色印刷
- 箔面積を絞る
単価を重視する場合は、3000枚以上を推奨しています。
※正確な金額は必ずお見積りをご依頼ください。
箔押しシールに関するよくある質問
箔押しシールの納期はどれくらいかかりますか?
目安は6〜8営業日以降です。
箔のみの場合は約6営業日、印刷+箔押しの場合は約8営業日が基準となります。
小ロットでも対応できますか
対応可能な場合もありますが、基本は1000枚以上を想定しています。
小ロットでは単価が大きく下がらない点をご理解ください。
フィルム素材でも可能ですか
可能な場合がありますが、素材と箔の相性確認が必要です。
耐水性・摩耗条件がある場合は事前に用途をお知らせください。
どんなデザインが向いていますか
コントラストが明確で、面積に余裕のあるデザインが最も美しく仕上がります。
極細線・極小文字は再現性が落ちるため、事前に確認します。
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箔押しシールの仕様相談・お見積り
箔押しは、仕様設計の段階で品質とコストがほぼ決まる加工です。
デザインが未確定でも構いません。用途と条件から最適な構成をご提案します。
- 貼る製品
- サイズ
- 希望数量
- 使用環境(屋内・冷蔵・屋外など)
この4点だけ分かれば、初期判断が可能です。
量産後の仕様変更や作り直しは、コスト・納期ともに大きなロスになります。
事前に仕様を整理することで、不要な修正や追加費用を防ぐことができます。
検討段階でも構いませんので、まずは条件をお聞かせください。