ピンク箔と消金箔で2種類を分けた上質紙ワインラベル|SUNSET CELLARS

ワインラベル
目次

このラベルのポイント

スパークリングワインのHYDRANGEAと、赤ワインのSUNSET SYRAH 2014。この2本に貼るラベルを、同時に手がけた案件です。

共通の素材は上質90kg。紙らしいさらっとした質感を残したまま、箔色だけを商品ごとに変えました。HYDRANGEAはピンク箔、SUNSET SYRAH 2014は消金箔です。

箔色だけでなく、印刷色、寸法、仕上げ枚数までワインの種類に合わせて調整しています。同じ紙を使っていても、箔の色を変えるだけで商品ごとの見え方はずいぶん変わってきます。

完成イメージ

上質紙ワインラベル ピンク箔と消金箔を使い分けたSUNSET CELLARSの制作事例
HYDRANGEAとSUNSET SYRAH 2014に貼付した上質紙ワインラベル

白い上質紙に黒とグレーの2色印刷。そこに、花の部分だけピンク箔を差し込んだのがHYDRANGEAです。

一方のSUNSET SYRAH 2014は、濃いグリーン系の特色2色の上に消金箔を重ねています。白地に薄い色を乗せるスパークリングワインと、濃色のラベルが並ぶ赤ワインとでは、同じ箔でも光り方の見え方が変わってきます。

上質90kgという同じ紙を使っていても、印刷色と箔色の組み合わせ次第で、商品ごとの表情は変えられます。

課題と解決

課題解決策効果
紙の質感を出したい上質90kgを使用さらっとした紙質を活かせる
花の部分を光らせたいHYDRANGEAにピンク箔を採用白地に柔らかい反射を加えられる
赤ワインに落ち着いた金属感を出したい消金No,102を使用濃色ラベルに箔の反射を加えられる
商品ごとに印象を変えたい印刷色と箔色を使い分けシリーズ内で違いを出しやすい
手貼りで使いたいシート仕上げで納品ボトルへの貼付作業に対応しやすい

技術設計

今回の設計で軸になっているのは、上質90kgという1種類の紙をどう使い分けるかでした。

上質紙はもともと光沢が少なく、マットな質感が残る素材です。ワインラベルでツヤを出しすぎたくない案件では扱いやすく、HYDRANGEAとSUNSET SYRAH 2014のどちらにも共通で採用しています。

寸法はワインの個性に合わせて別々に決めました。HYDRANGEAは95×95mmの正方形。白い紙に黒とグレーの2色を乗せ、花の部分だけピンク箔を入れています。箔をラベル全体でなく一部に絞ったのは、紙の質感と箔の反射を両方残したかったからです。

SUNSET SYRAH 2014は119.5×66mmの長方形で、こちらは濃いグリーン系のDIC379とDIC381の2色印刷。その上に消金No,102を重ねました。ツヤの強い金箔では赤ワインのラベルに主張が強すぎるため、光りすぎない消金箔を選んでいます。

同じ金属箔でも、色によって印象はかなり変わるものです。ピンク箔は白地の上で柔らかく目に留まりやすく、消金箔は濃い印刷面に対して控えめな反射を加える程度で収まります。

仕上げ枚数もHYDRANGEAが3枚/1シート、SUNSET SYRAH 2014が5枚/1シートと揃えていません。ラベルの寸法が違えば、シートの中での扱いやすさも変わってくるためです。

箔色を選ぶときに見落としがちなのが、箔単体の色だけで判断してしまうことです。紙の白さ、印刷色、ボトルの色、貼ったあとの見え方まで合わせて確認しないと、想定と違う仕上がりになることがあります。今回は上質90kgという共通の紙を土台にしながら、2種類のワインで箔色と印刷色を切り分けました。

素材について|上質90kg

特徴

  • 光沢を抑えたマットな紙
  • 手に触れるとさらっとした質感が分かる
  • ワインや酒類のラベルで選ばれることが多い
  • 特色印刷や箔押しとの相性がよい
  • 落ち着いた雰囲気のラベルに仕上がる

注意点

  • 紙のため耐水性は高くない
  • 結露が多い環境なら、別素材も検討したほうがいい
  • インキの発色がやや沈んで見えることがある
  • 箔押しで細い線を再現する場合は事前確認が必要
  • 瓶が曲面になる分、貼る前の寸法確認は欠かせない

一般的なラベルと比較

比較項目一般的なラベル本事例(※特徴)
用途ワイン名や基本情報の表示スパークリングワインと赤ワインの表ラベル
素材紙やフィルムを用途で選定上質90kg
質感光沢がある場合も多いさらっとした紙質
箔色金箔や銀箔が中心ピンク箔と消金箔を使い分け
印刷カラー印刷の場合もある凸版印刷の特色2色
展開単品ごとに設計ワインごとに寸法・箔色・仕上げを調整
上質紙ワインラベル SUNSET SYRAH 2014に消金箔を押した赤ワインラベル制作事例
消金箔を使用したSUNSET SYRAH 2014の赤ワインラベル

仕様の詳細

HYDRANGEA

用途スパークリングワイン用ラベル
材質上質90kg(水溶強粘着)
寸法95×95mm(正方形)
印刷方法凸版印刷
色数2色(黒+グレー)
加工箔押し加工(村田金箔のピンク)
仕上げ3枚/1シート
量産納期6営業日(土日祝を除く)〜

SUNSET SYRAH 2014

用途赤ワイン用ラベル
材質上質90kg(水溶強粘着)
寸法119.5×66mm(長方形)
印刷方法凸版印刷
色数2色(DIC379、DIC381)
加工箔押し加工(村田金箔 / 消金No,102)
仕上げ5枚/1シート
量産納期6営業日(土日祝を除く)〜

ワインラベルで箔色を使い分けるには

箔色をどう使い分けるか迷ったら、まずワインの種類、ラベルの地色、印刷色、ボトルの色を並べて整理するところから始めます。

白い上質紙にピンク箔を合わせると、花や果実を思わせる部分に柔らかい光沢が乗ります。ただしピンクは金箔や銀箔より色そのものの主張が強いので、使う場所を絞ったほうが収まりがよくなります。

濃いグリーン系の印刷に消金箔を重ねると、光りすぎずに金属感だけを添えられます。赤ワインのような深い色のボトルでは、ツヤを抑えた箔のほうがなじみやすい場面が多いようです。

箔押しはラベル全体に広げるより、ロゴや図柄、商品名の一部など見せたい場所を絞って使うほうが効果は出やすくなります。面積を広げるとコストが上がるだけでなく、紙そのものの質感がかえって薄れることもあります。

上質紙は風合いが出しやすい反面、結露や水濡れには弱い素材です。ワインの保管環境や冷却方法、流通の条件を先に確認し、紙のままで進めるか耐水素材に切り替えるかを判断することになります。

箔色の使い分けは、箔そのものの色だけでなく、紙質、印刷色、ワインの種類まで合わせて見て初めて決まります。ピンク箔や消金箔のように個性のある箔ほど、使う位置を絞ることで商品ごとの違いが出しやすくなります。

この仕様が向いているケース

  • ワインボトル用のラベルを検討している
  • 上質紙らしい紙の質感を活かしたい
  • ピンク箔を使ったラベルに興味がある
  • 赤ワインに消金箔を合わせたい
  • スパークリングワインと赤ワインで仕様を分けたい
  • 特色印刷で落ち着いた色味にまとめたい
  • 紙素材と箔押しの組み合わせを試したい
  • ワインの種類ごとに箔色と印刷色を切り替えたい

よくある質問

ワインラベルにピンク箔は使えますか?

使えます。今回もHYDRANGEAの花の部分にピンク箔を入れました。金箔や銀箔とは違う印象を出したいときの選択肢になります。

消金箔は赤ワインラベルに向いていますか?

向いています。強く光りすぎないので濃色の印刷面とも合わせやすく、落ち着いた金属感を出したいときに扱いやすい箔です。

上質紙はワインラベルに向いていますか?

紙の質感を活かしたいワインラベルには向いています。ただ、結露や水濡れが多い環境では、耐水素材への切り替えも合わせて検討したほうが安心です。

スパークリングワインと赤ワインで仕様を変えられますか?

変えられます。今回も上質90kgという同じ紙を使いながら、寸法、印刷色、箔色、仕上げ枚数は商品ごとに変えました。

箔色はサンプルを見て選べますか?

可能です。箔は色名だけでは実際の印象がつかみにくいので、サンプルを見ながら選ぶほうが失敗が少なくなります。

まとめ

今回のポイントは、同じ上質90kgという紙を土台にしながら、ワインごとに箔色と印刷色を分けたことです。

HYDRANGEAは黒とグレーの2色印刷にピンク箔を組み合わせ、95×95mmの正方形にまとめました。

SUNSET SYRAH 2014はDIC379とDIC381の2色印刷に消金No,102を重ね、119.5×66mmの長方形で仕上げています。

紙は共通でも、箔色、印刷色、寸法、仕上げ枚数をそれぞれ変えれば、シリーズの中でも商品ごとの違いは十分に出せます。

ワインや酒類、ギフト向けの商品で、紙の質感と箔押しの使い分けを検討する際の判断材料になる事例です。

関連ページ

ワインラベル製品ページ
箔押しシール製品ページ
上質紙素材ページ

同様の仕様での制作、素材・粘着・加工の選定もご相談ください。
用途や貼付環境に合わせて、適した仕様をご提案します。

お客様情報

お客さまSUNSET CELLARS
業界ワイン製造・販売
事業規模年間生産数500ケース以下
事業内容カリフォルニアワインの生産・販売
日本向けワイン販売

SUNSET CELLARS
米カリフォルニア州でワインを生産する、少量生産のマイクロ・ファミリー・ワイナリーです。公式サイトでは、年間生産数500ケース以下のワイナリーとして紹介されています。

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