最小サイズ 多層ラベル

日本最小サイズφ22mmの多層ラベル制作に成功
最小サイズ多層ラベルを制作しました。制作過程や検証結果を詳しくご紹介します。
挑戦した内容
これまで当社では、クライアント案件としてφ23~35mmの多層ラベルを制作した実績がありました。しかし、実際に「どこまで小さいサイズで対応可能なのか」という明確な基準はありませんでした。そこで今回、自社で実験的な検証を行い、制作可能な最小サイズの限界に挑戦しました。
検証の結果、安定した印刷・加工精度を維持しつつ、貼りやすさや多層構造としての機能性を損なわない最小サイズはφ22mmであることが確認できました。これにより、従来よりもさらに小さなラベルで多層仕様を実現できることが実証された形になります。
この成果は、限られたスペースで多層情報を組み込みたい商品パッケージや、小型容器におけるラベル展開に大きな可能性を広げるものです。当社の技術力を裏付ける新たな基準として、今後のご提案にも活かしてまいります。
制作してみた感想
内部に折り畳まれたリーフレットをどれだけコンパクトにまとめられるかが、今回の検証の大きな焦点となりました。多層ラベルにおいては「巻き折り」のストローク寸法が最小限に抑えられるかどうかが仕上がりサイズを左右します。実際に試作を繰り返した結果、巻き折りの最小ストロークは※18mmが限界であり、それ以下に仕上がり寸法を縮めることは不可能であることが判明しました。
さらに、折りの枚数が増えるとリーフレットを保持する粘着力が負けてしまい、勝手にリーフレットが開いてしまう現象が発生しました。そのため、安定性を維持できる最大構成は「巻き4折り(表裏合わせて8ページ)」までが限界という結論に至りました。
※両サイドには糊付け部分が必要となり、それぞれ2mmずつの幅を確保する必要があります。したがって実際の最小仕上がり寸法は、18mm(折り部分)+2mm+2mm=22mm となります。
この実験により、多層ラベルの「最小サイズ」に加えて「折り構成の限界値」も明確化でき、今後の設計・提案において重要な基準となりました。
仕様の詳細
材質 | ユポ80μ(溶剤強粘着)+コート73kg+ PET25(超トイシ)グロスラミネート |
寸法 | φ22mm |
印刷方法 | 上層:オフセット印刷 下層:凸版印刷 |
色数 | 1色(K100%) |
加工 | 多層加工(全11ページ) |
仕上 | 25枚(5×5)/1シート |
量産納期 | 13営業日(土日祝を除く)~ |
詳しい情報は「多言語表記ラベル/輸出に使える便利なラベル」をご覧ください。
お気軽にご相談ください!
「上質なラベルに興味はあるけれど、まだ仕様が決まっていない」
「まずは話だけでも聞いてみたい」――遠慮なくご相談ください。
目的やご予算に合わせて、最適なご提案をいたします。
※ご注文は1000枚から対応可能です。
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制作:株式会社小島ラベル印刷
当社は、多層ラベルの制作を得意とする、日本でも数少ない専門印刷会社です。複数ページを1枚のラベルに収める高度な加工技術により、限られたスペースに多くの情報を組み込むことが可能です。医薬品・化粧品・食品をはじめとした幅広い業界での実績があり、高品質かつ短納期での対応が可能です。
また、企画段階からのご相談にも対応しており、製品やブランドの特性に合わせた最適なラベル設計をご提案いたします。多層ラベルに関するご要望や課題がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。お客様のご希望をカタチにするパートナーとして、最適なラベルをご提供いたします。