多層ラベル印刷– 多層ラベル –

多層ラベル印刷|多言語・取扱説明を1枚に集約

多層ラベルは、折り込んだ印刷物をラベルと一体化し、1枚のラベルに複数ページ分の表示面積を持たせる構造です。

取扱説明、注意事項、多言語表記、成分情報など、通常のラベル1面では収まりにくい情報を、ラベルの外形を大きくせずにまとめられます。文字を無理に小さくするのではなく、情報をページごとに分けられる点が多層ラベルの利点です。

当社では、掲載する情報量・仕上がり寸法・ページ数・開封方法・予定数量を確認して仕様を決めます。実績として、60×55mmに27カ国語・全25ページを収めた仕様や、φ22mm・11ページの小型仕様があります。

基本的に初回は有料試作を行い、開閉性や貼付状態まで確認してから量産へ進みます。

円筒・曲面ボトルへ直接貼る場合や、農薬・薬品・GHS/CLPなど安全情報を繰り返し確認する用途は、通常の多層ラベルとは設計条件が異なります。該当する場合はボトル用多層ラベルをご覧ください。

多層ラベルの代表的な制作事例

こんな課題に多層ラベルが適しています

  • 通常のラベルでは表示スペースが足りない
  • 文字を小さくしすぎず、情報量を増やしたい
  • 取扱説明や注意事項を製品と一体化したい
  • 複数言語を1枚のラベルにまとめたい
  • 小型容器など、限られた貼付面積で表示情報を増やしたい
  • レシピや使用方法など、購入後に読んでもらう情報を追加したい
  • 外箱や別紙に分かれている情報をラベルへまとめたい

【こんな場合はご対応が難しいです】

  • 翌日・翌々日など短納期のご依頼

多層ラベルを検討する目安

情報量が多いだけで、多層ラベルが必要とは限りません。通常ラベルの寸法変更やレイアウト調整で読みやすく収まる場合は、その方が構造もコストもシンプルです。

一方、次の条件が重なる場合は、多層化を検討する意味があります。

  • 必要な表示内容を削れない
  • 文字サイズを極端に小さくしたくない
  • ラベルの外形や容器サイズを大きく変えられない
  • 説明・注意事項・言語ごとに情報を分けて読ませたい

対応できるページ数は、仕上がり寸法、文字量、折り構造、紙厚によって変わります。ページ数だけを先に決めるのではなく、必要な情報量と可読性、開閉性、量産時の安定性を見ながら構造を決めます。

具体的な仕様は、27カ国語・25ページの多層ラベル制作事例と、φ22mm・11ページの小型多層ラベル制作事例をご覧いただくと判断しやすくなります。

多層ラベルイメージ

多層ラベルの主な用途

補足説明・取扱説明

使用方法、注意事項、保証内容など、通常のラベルだけでは掲載しにくい説明情報をまとめられます。
製品と説明情報を一体化できるため、別紙の同梱や管理を減らしたい場合にも有効です。

多層ラベル印刷
図1

【図1】のように、1面表示のラベルを多層化することで、仕上がり寸法を大きく変えずに表示面積を増やせます。
必要なページ数は、掲載する情報量と仕上がり寸法を確認したうえで設計します。

多言語表記

日本語に加えて複数言語を掲載すると、必要な表示面積は大きくなります。多層化することで言語ごとに表示面を分け、文字を過度に小さくせず情報を整理できます。
実際に、27カ国語・全25ページ、9カ国語・全11面の多言語多層ラベルを制作しています。

レシピ・使用提案

食品や調味料では、基本の商品表示とは別に、レシピや使用方法、アレンジ方法などを掲載できます。
購入時だけでなく、商品を使用する段階でも読んでもらう情報をラベル内に持たせることができます。

注意事項・補足情報

使用上の注意、保管方法、問い合わせ先など、商品正面では見せる必要がない情報を内側へ整理できます。
表面のデザインを大きく崩さず、必要な情報量を確保したい場合に適しています。

法定表示など情報量の多い用途

商品や製品によっては、必要な表示項目が多く、通常のラベルだけでは十分な面積を確保できない場合があります。
発注企業様で確認された表示内容をもとに、印刷可能な文字サイズやページ構成、ラベル寸法を検討します。

なお、農薬・薬品・化学品などをボトルへ直接貼り、GHS/CLP表示や安全情報を繰り返し確認する用途は、ボトル用多層ラベルで詳しくご紹介しています。

多層ラベルの構造と仕様

多層ラベルは、大きく上層と下層に分かれた構造です。

上層

  • 主にコート紙を使用
  • オフセット印刷対応
  • 折り込むページ数に応じて層を構成

説明文や細かな情報を掲載する部分として、可読性を考慮して制作します。

下層

  • 素材はアート紙またはユポ
  • 凸版印刷対応

当社では、耐久性と安定性の面からユポ(合成紙)を推奨しています。
上層は透明PETでオーバーラミネートされ、下層と固定されます。

多層ラベル印刷

多層ラベルを選ぶときの判断ポイント

情報が多いからといって、必ず多層ラベルが適しているわけではありません。

  • 通常ラベルの寸法変更で対応できないか
  • 文字サイズを保ったまま掲載できるか
  • 何ページ分の情報が必要か
  • 一度だけ開封するのか、繰り返し確認するのか
  • 予定数量に対してコストが現実的か
  • 貼付面が平面か曲面か

当社では、通常ラベルで十分な場合に多層化を前提とした提案はしません。必要な表示量、貼付面、開閉回数、予定数量を見て、多層構造が必要かを判断します。

見積時に分かる範囲でお知らせいただきたい項目

  • 仕上がりのおおよその寸法
  • 掲載したい情報量、または希望ページ数
  • 貼付する製品・容器と貼付面の形状
  • 予定数量

仕様が決まっていなくても、上記が分かれば構造を検討できます。

仕上がりタイプは2種類

ミシンタイプ

袋とじのように開封して読むタイプです。
一度確認できればよい情報や、繰り返し開閉する必要がない用途に向いています。

開閉タイプに比べて構造をシンプルにでき、コストを抑えやすい多層ラベルです。
※曲面や凹凸のある箇所への貼付には不向きな場合があります。

開閉タイプ

オーバーラミネート部分を剥がして内容を確認し、再び閉じられる仕様です。
使用中に説明や注意事項を繰り返し確認する用途に適しています。

円筒・曲面ボトルで開閉タイプを使用する場合は、曲面追従性や開閉タブの操作性も重要になるため、ボトル用多層ラベルをご確認ください。

多層ラベル印刷
左がミシンタイプ、右が開閉タイプ

データ入稿について

ご注文後、当社より専用フォーマット(Illustrator)をお渡しします。

フォーマットは多層ラベルのページ構成に合わせた枠データです。その中にテキストやデザインを配置していただきます。

入稿時の注意点もフォーマット内に記載しています。初めて多層ラベルを制作する場合でも、ページ位置や印刷範囲を確認しながらデータを作成できます。

法令上必要な表示内容について

多層ラベルは、必要な表示情報が多い商品や製品にも使用できます。

小島ラベル印刷では、発注企業様から支給された表示内容をもとに、ページ数、文字の再現性、ラベル寸法、素材、構造などを印刷・量産の観点から確認します。

一方で、法令上必要な表示項目や記載内容そのものについて、当社が法的な適否を審査・保証するものではありません。表示内容については発注企業様でご確認いただき、その情報を多層ラベルとして制作・量産できる仕様へ落とし込みます。

ご注文について

  • ご注文条件はお見積りページをご確認ください。
  • 大ロット(10万枚〜)にも対応可能

多層ラベル印刷 よくある質問

多層ラベルとはどのようなラベルですか?

折り込んだ印刷物をラベルと一体化し、1枚のラベルに複数ページ分の情報を持たせたものです。取扱説明、注意事項、多言語表記、レシピなど、通常のラベルでは表示面積が不足する場合に適しています。

通常のラベルと多層ラベルはどのように使い分けますか?

通常のラベルで必要な情報を読みやすく掲載できる場合は、無理に多層化する必要はありません。表示面積が不足する場合や、情報を複数ページに分けた方が読みやすい場合に多層ラベルを検討します。

多言語表示やページ数の多い多層ラベルにも対応できますか?

対応可能です。言語数、文字量、仕上がり寸法、折り構造を確認してページ構成を検討します。27カ国語・全25ページを60×55mmに収めた制作事例があります。

小ロット対応は可能ですか?

ご注文条件はお見積りページをご確認ください。情報量や用途によっては、別のラベル構造をご提案する場合があります。

細かい文字でも印刷できますか?

文字サイズや書体、色、背景との組み合わせによって再現性が変わります。掲載する情報量と仕上がり寸法を確認し、量産時に安定して再現できるデータかを確認します。

ボトルに貼る多層ラベルも制作できますか?

可能です。円筒・曲面ボトルへの直貼りでは、通常の多層ラベルに加えて曲面追従性、粘着、開閉タブの操作性などを確認する必要があります。農薬・薬品・GHS/CLPなどを含む用途は、ボトル用多層ラベルのページをご覧ください。

試作はできますか?

基本的に初回は有料試作をしていただきます。仕上がりだけでなく、ページの開き方、閉じ方、貼付状態などを量産前に確認できます。

納期はどれくらいですか?

試作は約11営業日、量産は約12営業日が目安です(土日祝を除く)。それぞれの製造に必要な情報が揃った日から、当社の出荷日までの日数です。
多層ラベルは複数工程を要するため、一般的なラベルより納期を要します。デザイン、ページ数、仕様、数量によって前後するため、確定納期はお見積時にご案内します。

仕様が決まっていなくても見積りできますか?

可能です。仕上がりのおおよその寸法、掲載したい情報量、貼付する製品や容器、予定数量を分かる範囲でお知らせください。ページ数や構造が未確定でも、用途を確認しながら仕様を整理します。

法人向けラベル・シール印刷のご相談

貼る製品や使用環境、寸法、予定数量が分かる範囲でご相談ください。
素材や加工が決まっていない場合も、用途に合わせて整理しながらご提案します。
通常2時間〜半日以内に回答します。