糊殺し加工の羊かん巻き付けシール|ひつじや
このラベルのポイント
羊かんの筒状パッケージに巻き付けるための、食品シールです。
素材には紙らしい質感のある上質70kgを選びました。糸を引いて開封する包装構造に合わせ、切れやすさと巻き付けやすさを考えた仕様です。
中央部分には粘着を出さず、両サイド10mmだけに粘着を残しました。羊かんに触れる面の糊を避けながら、筒状パッケージに巻いて固定できる糊殺し加工です。
完成イメージ
114×78mmの長方形シールを、羊かんの筒状パッケージに巻き付けて使う仕様です。
あずき、抹茶、ソーダの3種類を制作。素材、寸法、加工、仕上げは共通にして、商品ごとに特色だけを変えました。
仕上げは4枚/1シート。手貼り作業で扱いやすく、複数種類の商品を品目別に管理しやすい納品形態にしています。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 羊かんに糊を付けたくない | 中央部分を糊殺し加工 | 商品に触れる面の粘着を避けられる |
| 筒状パッケージに巻きたい | 両サイド10mmのみ粘着 | 端部だけで固定できる |
| 糸で包装を開封したい | 上質70kgを使用 | 開封構造に合わせやすい |
| 3種類を展開したい | 特色違いで同仕様制作 | 商品管理と追加制作がしやすい |
| 手貼りで使いたい | 4枚/1シートで納品 | 貼付作業に対応しやすい |
技術設計
羊かんへ直接触れる部分に粘着を出さないこと、それがこの仕様の最優先事項でした。
通常の全面糊シールを筒状の商品に巻くと、裏面全体に粘着が残ります。固定には便利な反面、羊かんに近い中央部分まで糊が出てしまい、食品パッケージとしては扱いにくくなります。
そこで粘着を残す範囲を両サイド10mmに絞りました。中央部分は糊殺し加工で粘着を抑え、巻き付けたときに端部だけで固定する考え方です。商品に触れる面を避けながら、パッケージとしての保持力も確保できます。
素材には上質70kgを使っています。紙らしい質感があり、筒状パッケージに巻いたときに自然になじみます。糸で開封する包装では、フィルム素材より紙素材のほうが切れ方を合わせやすいことがあります。
印刷は凸版印刷の2色構成です。共通の黒に加え、あずきはDIC N271、抹茶はDIC F176、ソーダはDIC N877を使っています。仕様を共通化し特色だけを変えることで、3種類を同じ製造条件で展開できます。
仕上げは4枚/1シート。手貼りでは1枚ずつ剥がしやすいことに加え、商品ごとにシートを分けて管理できることも大事なポイントです。巻き付けシールは、貼り始めの位置と左右の粘着範囲を確認しながら作業できる形が向いています。
羊かん用の巻き付けシールは、素材名だけで決まるものではありません。粘着を残す位置、糸で切れる構造、手貼り作業まで合わせて決めて、初めて成立する仕様です。上質70kgと糊殺し加工の組み合わせは、両サイドだけで固定する発想から生まれています。
素材について|上質70kg
特徴
- 紙らしい自然な質感がある
- 光沢を抑えた落ち着いた見え方になる
- 単色や特色印刷に向く
- 筒状パッケージへの巻き付けに合わせやすい
- 食品、和菓子、雑貨のシールに使える
注意点
- 耐水性はフィルム素材より低い
- カラー印刷では色が沈むことがある
- 摩擦が多い用途では表面保護を検討したい
- 強い曲面では貼付テストが欠かせない
- 食品に近い用途では粘着範囲の設計がポイントになる
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 商品表示や封緘 | 羊かんの巻き付けシール |
| 粘着範囲 | 全面糊が多い | 両サイド10mmのみ粘着 |
| 加工 | 加工なしの場合もある | 中央部分を糊殺し加工 |
| 素材 | 紙またはフィルム | 上質70kg |
| 開封構造 | 想定しないことも多い | 糸で切る包装に対応 |
| 展開 | 単品仕様が中心 | 3種類を特色違いで制作 |
仕様の詳細
| 用途 | 羊かん巻き付けシール |
| 材質 | 上質70kg(水溶強粘着) |
| 寸法 | 114×78mm(長方形) |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | あずき:2色(墨+DIC N271) 抹茶:2色(墨+DIC F176) ソーダ:2色(墨+DIC N877) |
| 加工 | 糊殺し |
| 粘着範囲 | 両サイド10mmのみ粘着 |
| 仕上げ | 4枚/1シート |
| 量産納期 | 6営業日(土日祝を除く)〜 |
羊かん巻き付けシールで部分糊にするには
羊かん巻き付けシールで部分糊にするには、固定したい場所と粘着を出したくない場所を、まず分けて考えることから始まります。
筒状の商品にラベルを巻く場合、ラベル全体に粘着があると貼付は安定します。ただ、食品に近い中央部分まで糊が出るため、商品の表面や包装構造に影響することがあります。
こういう場合は、端部だけに粘着を残す部分糊の仕様が有効です。今回は両サイド10mmだけを貼付部分として残し、中央部分は糊殺し加工で粘着を抑えました。
糊殺し加工は、粘着面の一部を覆って粘着しない範囲を作る加工です。商品に貼り付けたい部分と浮かせたい部分を1枚のシール内で分けられるため、羊かん、筒状菓子、巻き付け包装などに使いやすくなります。
素材選定も欠かせません。糸で開封する構造では、ラベルが硬すぎたり伸びすぎたりすると、開封時の動きに合わないことがあります。紙素材の上質70kgは、巻き付けやすさと切れ方のバランスを取りやすい素材です。
羊かんシールで部分糊を使うなら、粘着範囲、素材、開封方法、手貼り作業をまとめて確認しておくと、食品パッケージとして扱いやすい仕様になります。
この仕様が向いているケース
- 羊かんや和菓子の巻き付けシールを作りたい
- 商品に触れる面の粘着を避けたい
- 両サイドだけ粘着を残したい
- 糊殺し加工で粘着範囲を調整したい
- 筒状パッケージに手貼りしたい
- 上質紙の自然な質感を使いたい
- 複数種類の商品を特色違いで展開したい
- 4枚付きシートで管理しやすく納品したい
よくある質問
羊かんに巻き付けるシールは制作できますか?
筒状の商品に合わせて、寸法、素材、粘着範囲、仕上げ方法を調整して制作できます。
両サイドだけ粘着のあるシールは作れますか?
両サイド10mmだけ粘着を残し、中央部分は糊殺し加工で粘着を抑える形で作れます。
糊殺し加工とは何ですか?
シール裏面の一部に粘着が出ないようにする加工です。粘着を残す部分と抑える部分を、1枚のシール内で分けられます。
商品ごとに色違いで制作できますか?
素材、寸法、加工、仕上げを共通化し、特色だけを変えることで、シリーズ商品として展開できます。
手貼り用のシート仕上げにできますか?
4枚/1シートでの仕上げに対応しています。手貼り作業で1枚ずつ剥がしやすく、品目別の管理もしやすい形です。
まとめ
今回のポイントは、粘着を全面ではなく両サイド10mmだけに絞ったことです。ひつじや様の羊かんに巻き付ける食品シールで、この糊殺し加工を形にしました。
素材は上質70kgに水溶強粘着を組み合わせ、寸法は114×78mm。印刷は凸版印刷の2色構成で、あずき、抹茶、ソーダの3種類を黒と特色で印刷しています。
加工は糊殺しで、中央部分の粘着を抑え、両サイド10mmだけ粘着を残しました。仕上げは4枚/1シート、量産納期は6営業日(土日祝を除く)〜からです。
羊かんや和菓子、筒状パッケージで、商品に触れる面の粘着を避けたいときに、糊殺し加工の判断材料になる事例だと思います。
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お客様情報
| お客さま | ひつじや |
| 業界 | 食品業界 |
| 事業規模 | - |
| 事業内容 | 和菓子の開発販売 |
ひつじや
「和菓子 × 駄菓子」を掲げるブランドです。羊かん、吹寄せ、あんみつ、フルーツポンチ、金平糖などの菓子を展開しています。

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