白引きなしで銀がすみの質感を残した果実酒ラベル|坂城葡萄酒造
このラベルのポイント
果実酒「さえこおり」に使うワインラベルとして制作しました。
素材は和紙の繊維の間から銀色が見える「和紙 銀がすみ」にしました。白い紙ではなく、素材そのものに表情がある和紙を選んでいます。
印刷はオフセット印刷の4色カラーです。白引きはせず、和紙 銀がすみの上に直接印刷することで、素材の銀色と繊維感をそのまま残しました。
完成イメージ
120×85mmの長方形ワインラベルです。
果実酒の瓶に貼り、商品名、果実酒表示、説明文、図柄を1枚にまとめました。素材の白さで見せるのではなく、和紙 銀がすみの繊維感と銀色の下地をそのまま印刷に反映させています。
仕上げは断裁です。台紙には背割りを1本入れて、手貼りのときに台紙から剥がしやすくしました。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 一般的な白紙と差を出したい | 和紙 銀がすみを選定 | 素材自体の質感を出せる |
| 銀色の下地を活かしたい | 白引きなしで直接印刷 | 和紙の表情を残せる |
| 多色の絵柄を入れたい | オフセット4色カラーで印刷 | 細かな色の表現に対応できる |
| 手貼りしやすくしたい | 背割り1本を追加 | 台紙から剥がしやすい |
| 果実酒の瓶に貼りたい | 120×85mmで制作 | 表示面を広く確保できる |
技術設計
今回、最も判断が分かれたのは白引きをするかどうかでした。和紙 銀がすみの素材感、4色カラーの見え方、ワインボトルへの手貼り作業まで含めて仕様を決めています。
和紙 銀がすみは、和紙の繊維の間から銀色が見える紙素材です。一般的な白い上質紙とは違い、印刷前の素材自体に質感があります。酒類ラベルやワインラベルのように、紙の表情を見せたい用途に向いています。
印刷はオフセット印刷の4色カラーです。図柄や色の階調を入れたかったので、単色ではなく4色カラーで構成しました。
今回は白引きを行っていません。白引きを入れれば色は安定しやすくなりますが、和紙 銀がすみの銀色や繊維感は弱くなってしまいます。素材の下地を活かすため、直接4色印刷する方法を選びました。
白引きなしの場合、白い紙に印刷したときと同じ発色にはなりません。色はやや落ち着いて見え、銀色の下地や繊維感の影響を受けます。素材の表情を優先する仕様では、この見え方を前提に原稿を確認しておく必要があります。
粘着は水溶強粘着にしました。ワインボトルは曲面に貼るため、ラベル寸法、貼付位置、粘着の組み合わせを確認しておくことが大切です。
仕上げは断裁で、台紙には背割りを1本入れています。背割りは台紙側に入れる切れ目で、手貼り時にラベルを剥がしやすくする加工です。120×85mmのようなやや大きめの紙ラベルでは、貼付作業を助けてくれます。
ワインラベルで和紙 銀がすみを使う場合は、発色を整えることだけでなく、素材の銀色をどこまで残すかがポイントになります。今回は白引きなしの4色印刷と背割り付き断裁仕上げを組み合わせた、果実酒向けの和紙ラベル仕様です。
素材について|和紙 銀がすみ
特徴
- 和紙らしい繊維感を持つ紙素材
- 紙の隙間から銀色がのぞく
- ワインや酒類ラベルに向いている
- 白い紙とは違う下地感を出せる
- オフセット4色印刷とも組み合わせられる
注意点
- 下地の銀色や繊維感が印刷の色に影響する
- 白引きをしないと白紙と同じ発色にはならない
- 細かい文字や淡い色は見え方を確認しておきたい
- 紙素材なので耐水性は高くない
- 冷蔵や結露が多い環境なら事前に確認しておいたほうがいい
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 商品表示用 | 果実酒用ワインラベル |
| 素材 | 白い紙素材が多い | 和紙 銀がすみ |
| 下地 | 白地を前提に印刷 | 銀色と繊維感を活かす |
| 白引き | 発色重視で使う場合がある | 白引きなし |
| 印刷 | 単色や特色の場合もある | オフセット4色カラー |
| 貼付補助 | 背割りなしの場合もある | 背割り1本入り |
仕様の詳細
| 用途 | 果実酒用ワインラベル |
| 材質 | 和紙 銀がすみ(水溶強粘着) |
| 寸法 | 120×85mm(長方形) |
| 印刷方法 | オフセット印刷 |
| 色数 | 4色カラー |
| 加工 | 背割り1本 |
| 仕上げ | 断裁 |
| 量産納期 | 9営業日(土日祝を除く)〜 |
ワインラベルで和紙銀がすみを使うには
ワインラベルで和紙 銀がすみを使うなら、素材の銀色を見せる部分と、印刷で読ませる部分を分けて考える必要があります。
和紙 銀がすみは、白い紙に印刷する場合とは色の見え方が違います。白引きを入れずに直接印刷すると、素材の銀色や繊維感が残る一方、印刷色は白紙より落ち着いて見えることがあります。
商品名、容量、製造者情報など読ませたい情報は、文字サイズや濃度を確認しておきます。反対に背景や余白には和紙の表情を残したほうが、素材の特徴を活かしやすくなります。
冷蔵や結露が多いワインでは、紙素材を使えるかどうかを事前に確認します。和紙は質感を出しやすい一方、耐水性を重視する用途ではユポやPETなどのフィルム素材が候補になることもあります。
手貼りで使用する場合は、背割りを入れると作業しやすくなります。台紙に切れ目が入ることでラベルを剥がすきっかけができ、貼付時の扱いやすさにつながります。
和紙 銀がすみを使うワインラベルは、白い紙と同じ発色を求めるより、素材の下地感を活かす方向で設計したほうが仕様はまとまりやすくなります。色の鮮やかさ、素材の表情、貼付作業のどれを優先するかを先に整理しておく必要があります。
この仕様が向いているケース
- ワインラベルに和紙素材を使いたい
- 和紙 銀がすみを使ったラベルを作りたい
- 白い紙とは違う下地感を出したい
- 素材の銀色を活かして印刷したい
- 白引きなしで4色カラー印刷をしたい
- 果実酒やクラフトワイン用のラベルを作りたい
- 手貼りしやすい背割り付きにしたい
- 断裁仕上げで1枚ずつ扱いやすくしたい
よくある質問
和紙 銀がすみとはどのような素材ですか?
和紙の隙間から銀色がのぞく紙素材です。白い紙とは違う下地感があるので、ワインや酒類ラベルで素材感を出したい場合に向いています。
和紙 銀がすみに4色カラー印刷はできますか?
対応できます。この事例ではオフセット印刷で4色カラーを印刷しました。下地の銀色や繊維感が色に影響するので、色味を重視するなら確認が必要です。
白引きなしで印刷するメリットは何ですか?
素材の銀色や和紙の繊維感を残せる点です。白紙と同じ発色にはなりませんが、素材の表情を活かした仕上がりになります。
ワインラベルに背割りは必要ですか?
手貼りの場合は有効です。台紙に切れ目を入れることで、ラベルを台紙から剥がしやすくなります。この事例では背割りを1本入れました。
和紙素材は冷蔵ワインにも使えますか?
使用環境次第です。紙素材は耐水性が高くないので、冷蔵や結露が多い場合は素材、粘着、保管条件を事前に確認したほうがいいです。
まとめ
今回のポイントは、白引きをあえて省き、和紙の銀色と繊維感をそのまま印刷に反映させたことです。坂城葡萄酒造様の果実酒「さえこおり」用ワインラベルとして仕上げました。
素材は和紙の隙間から銀色が見える和紙 銀がすみで、粘着は水溶強粘着です。
印刷はオフセット印刷の4色カラーです。白引きはせず、素材に直接印刷することで和紙の繊維感と銀色の下地を残しました。
寸法は120×85mmの長方形。加工は背割り1本、仕上げは断裁、量産納期は9営業日(土日祝を除く)〜です。
果実酒やワイン、日本酒などで、和紙 銀がすみと白引きなしの4色カラー印刷、背割り付き断裁仕上げの組み合わせはそのまま応用できます。
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お客様情報
| お客さま | 坂城葡萄酒醸造株式会社 |
| 業界 | ワイン醸造業 |
| 事業規模 | - |
| 事業内容 | ワイン製造販売 イタリア料理レストラン運営 |
坂城葡萄酒醸造株式会社
長野県坂城町にあるワイナリーです。ヴィンヤード、ワイン醸造、レストラン、ショップを展開し、坂城町で収穫されたぶどうを用いたワインを提供しています。
ワインラベル|製品ページ
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