和紙のかすれを2度刷りで抑えたチョコレート商品ラベル|kiitos
このラベルのポイント
本事例は、チョコレートブランド「kiitos」のカカオコーラ、カカオニブ、チョコレートに使用する商品ラベルです。
瓶とジャー容器には和紙コットン、チョコレート各種には上質70kgを使用しました。商品ごとに素材、寸法、印刷方式、粘着、仕上げを分けています。
和紙コットンは塗り部分がかすれやすいため、必要な箇所を2度刷りにしています。紙の質感を残しながら、商品表示として読み取りやすい濃度に調整した仕様です。
完成イメージ
カカオコーラの瓶には、φ60mmの丸型ラベルを使用しています。
カカオニブ2商品は、ジャー容器を囲う横長ラベルです。チョコレート各種には、包材の正面に貼る上質70kgのラベルを使用しています。
瓶、ジャー、チョコレート包材で貼付面が異なるため、同じブランドの商品でもラベル寸法と仕上げを分けた構成です。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 容器ごとに形状が異なる | 商品別に寸法を設定 | 貼付面に収まりやすい |
| 和紙の塗りがかすれやすい | 必要箇所を2度刷り | 濃度ムラを抑えられる |
| 紙の質感を残したい | 表面加工なしで制作 | 素材の風合いを活かせる |
| 印刷内容が商品ごとに違う | 凸版印刷とオフセット印刷を使い分け | 内容に合わせて再現しやすい |
| 手貼りで使いたい | 5枚/1シートと1枚カットで納品 | 貼付作業と管理がしやすい |
技術設計
この事例では、すべての商品を同じ素材で揃えず、容器形状と印刷内容に合わせて紙素材を分けました。
カカオコーラとカカオニブには、繊維感のある和紙コットンを使用しています。瓶やジャー容器に貼るラベルでは、紙の質感が見えやすく、単色印刷でも素材の表情を出しやすい組み合わせです。
ただし、和紙コットンは表面に細かな凹凸があります。塗り面積が広い部分ではインキが均一に乗らず、かすれや濃度ムラが出ることがあります。今回は必要な部分を2度刷りにし、和紙の風合いを残しながら濃度を補う方法を取りました。
チョコレート各種には、上質70kgを選んでいます。和紙より表面が均一なため、細かな文字や塗りを安定して印刷しやすい素材です。包材に貼るラベルでは、紙の質感を残しつつ、表示の読み取りやすさも確保しやすくなります。
印刷方式も商品ごとに分けています。カカオコーラとチョコレート各種は凸版印刷、カカオニブ2商品はオフセット印刷。寸法、色数、文字量、塗りの面積を見ながら、仕上がりと生産性のバランスを取った構成です。
粘着は、瓶とジャー容器に水溶強粘着、チョコレート用には普通糊を採用しました。貼付先がガラス容器か包材かによって、必要な粘着力が変わるためです。
紙の質感を活かす商品ラベルでは、素材名だけで判断できません。塗りの再現、印刷方式、貼付面、粘着、納品形態まで合わせて見ることで、複数商品を同じブランド内で展開しやすくなります。
素材について|和紙コットン・上質70kg
特徴
- 和紙コットンは繊維感のあるマットな紙素材
- 単色印刷や特色印刷と組み合わせやすい
- 上質70kgは紙らしい質感があり、表面が比較的均一
- 上質紙は和紙より塗り部分がかすれにくい
- 常温販売の食品ラベルに使いやすい
注意点
- どちらも紙素材のため、水濡れや結露には注意が必要
- 和紙コットンは塗り面積が広いと濃度ムラが出る場合がある
- インキが紙に沈み、色が落ち着いて見える場合がある
- 色や塗りを重視する場合は試作を推奨
- 冷蔵品や結露する商品ではユポなどの耐水素材も検討する
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 食品表示や商品名表示 | チョコレートブランドの商品ラベル |
| 素材 | アートコート紙など | 和紙コットンと上質70kg |
| 質感 | 表面がなめらか | 紙の繊維感を残す |
| 塗り部分 | 比較的安定しやすい | 和紙は2度刷りで調整 |
| 表面加工 | ラミネートありの場合もある | 加工なし |
| 仕上げ | 同一仕上げになりやすい | 5枚/1シートと1枚カットを使い分け |
仕様の詳細
カカオコーラ
| 材質 | 和紙コットン(水溶強粘着) |
| 寸法 | φ60mm |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | 1色(DIC197) |
| 加工 | 無し |
| 仕上げ | 5枚/1シート |
| 量産納期 | 10営業日(土日祝を除く)〜 |
カカオニブ
| 対象商品 | Hand pick Cacao Nibs Cacao Nibs & Honey |
| 材質 | 和紙コットン(水溶強粘着) |
| 寸法 | Hand pick Cacao Nibs:190×32.5mm Cacao Nibs & Honey:180×32.5mm |
| 印刷方法 | オフセット印刷 |
| 色数 | Hand pick Cacao Nibs:1色(黒) Cacao Nibs & Honey:1色(DIC200) |
| 加工 | 無し |
| 仕上げ | 5枚/1シート |
| 量産納期 | 5営業日(土日祝を除く)〜 |
チョコレート各種
| 材質 | 上質70kg(普通糊) |
| 寸法 | 158×35.5mm |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | 2色(黒、DIC621銀) |
| 加工 | 無し |
| 仕上げ | 1枚カット |
| 量産納期 | 5営業日(土日祝を除く)〜 |
チョコレート商品ラベルで紙の質感を活かすには
チョコレート商品ラベルで紙の質感を活かすには、表面加工を加えすぎず、素材の風合いが見える紙を選ぶことが重要です。
和紙コットンは、繊維感やマットな質感を出しやすい素材です。単色印刷でも紙の表情が残りやすく、瓶やジャー容器の商品ラベルに使いやすい選択になります。
一方で、和紙はインキが沈みやすく、塗り部分にかすれが出る場合があります。広い面をしっかり見せたい場合は、2度刷りや試作で濃度を確認すると、仕上がりの差を抑えやすくなります。
チョコレート包材に貼るラベルでは、細かな文字や表示の読みやすさも必要です。その場合は、和紙より表面が均一な上質紙を使うと、紙らしさを残しながら印刷の安定性も確保しやすくなります。
紙素材のチョコレート商品ラベルでは、質感、発色、かすれ、貼付面、保管環境を合わせて確認することが大切です。常温販売の食品であれば、和紙や上質紙を使い分けることで、商品ごとの見え方を整理できます。
この仕様が向いているケース
- チョコレートの商品ラベルを作りたい
- Bean to Bar商品のラベルを作りたい
- 紙の繊維感やマットな質感を残したい
- 和紙コットンの塗り部分を2度刷りで調整したい
- 瓶、ジャー、包材で素材や寸法を分けたい
- 常温販売の食品ラベルを作りたい
- 商品シリーズで複数ラベルを展開したい
- 手貼りしやすいシート仕上げや1枚カットで納品したい
よくある質問
和紙コットンはチョコレート商品ラベルに使えますか?
使えます。紙の繊維感やマットな質感を出したい食品ラベルに向いています。ただし、結露や水濡れがある場合は別素材も検討します。
和紙に塗り部分を印刷するとかすれますか?
かすれや濃度ムラが出る場合があります。本事例では、必要な箇所を2度刷りにして濃度を調整しています。
商品ごとに素材やサイズを変えられますか?
変えられます。容器形状、貼付面、印刷内容に合わせて、素材、寸法、印刷方式、仕上げを分けて制作できます。
表面加工なしでも制作できますか?
制作できます。紙の質感を残したい場合は、ラミネートなどの表面加工を行わない仕様が選択肢になります。
手貼りしやすい状態で納品できますか?
対応できます。本事例では、瓶とジャー容器用は5枚/1シート、チョコレート各種は1枚カットで仕上げています。
まとめ
本事例では、kiitosの商品ラベルを制作しました。
カカオコーラ、Hand pick Cacao Nibs、Cacao Nibs & Honeyには和紙コットンを使用し、チョコレート各種には上質70kgを使用しています。
和紙コットンの塗り部分は、かすれを抑えるため2度刷りで調整しました。商品ごとに寸法、色数、印刷方式、粘着、仕上げを分けています。
チョコレート商品ラベルで、和紙コットン、上質70kg、2度刷り、単色・特色印刷を組み合わせたい場合に参考になる仕様です。
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同じようなラベル・シールをご検討の方へ
同様の仕様での制作、素材・粘着・加工の選定もご相談ください。
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※初回注文は2000枚から対応しています。
お客様情報
| お客さま | 特定非営利活動法人 Lanka / kiitos |
| 業界 | 製菓業界 |
| 事業規模 | - |
| 事業内容 | カカオ豆からつくるチョコレート「kiitos」の製造販売 |
kiitos
鹿児島発のBean to Barチョコレートブランドです。カカオ豆の選別、焙煎、粉砕、調温、成形、包装までを管理し、カカオ豆ときび砂糖を原材料にしたチョコレートを製造しています。
商品ラベル・シール|製品ページ
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