ポッティングシールとは?立体感と耐久性を備えたシール加工
ポッティングシールは他のタイプのシールと比べると、最もコストが高いシールになります。
にも関わらず様々なシーンで支持されている理由として、見た目の優美さと耐久性が挙げられます。
今回はそんな付加価値の高いポッティングシールについて詳しく紹介させて頂きます。
ポッティングシール
ポッティングシールとは、印刷を施したシールの表面にドーム状のウレタン樹脂が凝固しているシールの事を指します。(上記画像参照)他にも樹脂盛りシールや、ドーミングシールとも呼ばれています。
ポッティングシールは、業界問わず多くのロゴマークや商品名のエンブレムとして使用されています。使用環境によっては屋外での使用も可能ですが、素材・粘着剤・使用期間に応じた事前確認が必要です。
制作方法
ポッティングシールの制作方法は、印刷からカス取り処理(不要な部分が取り除かれ、必要なシールだけが剥離紙に並んでいる状態)まで行われたシールの表面に、樹脂盛機で樹脂を垂らします。
あらかじめシールの面積に適した樹脂量を設定しているため、ウレタン樹脂がシールの外にこぼれることはありません。
シールの際まで広がったウレタン樹脂は面積の外にこぼれないよう表面張力で踏ん張ります。こうした厚み約2mm程度の膨らみがドーム状の役目をはたしています。
樹脂は乾燥に約12時間を費やし、完全に凝固した時点で完成となります。
材質について
当社では、ポッティングシールに使用する材質はフィルム系に限定しています。紙系のシール素材は、ウレタン樹脂が染み込んでしまったり、耐久性が落ちたりというように仕上がりに支障をきたす為、オススメしていません。
適した基本的なタック紙(シール素材)は下記となります。(当社調べ)
・塩ビ系
・透明PET
・銀PET(ネーマー)
・金PET(ネーマー)
・白PET(PETホワイト)
・ヘアライン各種
上記以外の素材にも希望があれば、各印刷会社に問い合わせてみると良いでしょう。
デザインについて
前述の通り、適量に垂らされた液体樹脂は、シールの中心から際まで広がります。際まで達すると表面張力で、シールの外にこぼれることなく形状を保ちます。
そのため、丸や四角といったシンプルな形状だと問題ありませんが、一部が鋭角であったり、一部が細くなっている形状であった場合、そこから樹脂がこぼれてしまう可能性があります。
鋭角な部分にアールを付けてあげたり、すこし太くするだけで作成ができるようになる場合もあります。
デザインの形状に困った場合は、各印刷会社に問い合わせてみると良いでしょう。
貼付するモノの向き・不向き
ポッティングシールは、フラットな部分への貼付のみ対応しています。湾曲面への貼付は避けてください。樹脂は曲げても反発力があるため、湾曲面への貼付は長時間経つと、端から剥がれてきてしまいます。
多少の湾曲なら、強い粘着力を選定することで、貼付した状態を保持できるかもしれませんが、基本的にアールの効いた部分への貼付はやめてください。
また、剥がれの原因として、最も多いのが圧着の不足です。貼付の際は、しっかりと指で圧着することが大切です。
発注ロット数
弊社では、初回のお取引はポッティングシール2,000枚以上から承っています。再注文につきましては、枚数制限なくご注文いただけます。
ポッティング加工は樹脂そのものにコストがかかるため、数量が少ないほど1枚あたりの単価は高くなります。正確な価格は数量や仕様によって変わるため、下記の製品ページの料金表でご確認ください。
ポッティングシール コスト
実際にご依頼いただいた例を紹介します。株式会社モノリスファクトリー様からは、80×30mmのスペースにロゴマークとURL、罫線を配置したシンプルなデザインでご依頼いただきました。色数は2色(墨とPANTONE5803C)。
印刷のみの状態では、下記のような仕上がりでした。
ここにポッティング加工を施すと、次のように立体感と光沢のある仕上がりに変わります。
平面的だったロゴが、ポッティング加工によって存在感のあるブランドステッカーへと変わりました。正確な価格は、サイズ・色数・数量によって変わるため、下記の製品ページからお見積りください。
シンプルな形状ですとオートメーションでの制作が可能です。難易度が高い場合は、職人が爪楊枝でひとつひとつ樹脂を誘導します。そのため、加工コストが高くなります。ポッティングシールの作成はシンプルな形状をお勧めします。
更にゴージャスなポッティングシールの仕様
ポッティング加工は他のオプションと組み合わせることも可能です。
エンボス加工+ポッティング
凝固した樹脂の中に、凹凸加工がされています。
箔押し+ポッティング
凝固した樹脂の中に、箔押し加工がされています。金や銀以外にも原色の箔もあります。
ホログラム素材+ポッティング
凝固した樹脂の中に、7色に輝くホログラムが垣間見れます。ホログラムにはいくつかパターンがあります。
ポッティングシール まとめ
ポッティングシールを何に貼付するかはアイディア次第です。依頼の際は、デザインの形状・貼付するものは必ず平面ということに気をつければ、問題ありません。
まずは印刷会社にポッティングシールのサンプルを依頼することをお勧めします。もちろん弊社でも手配可能です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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