箔押しシールの基礎知識と加工時の注意点
箔押しシールを貼った商品パッケージは、高級感を備えています。たとえば、上質紙にイラストとテキストを印刷し、商品名だけをホワイトゴールドの箔で押した印刷物を思い浮かべてください。小さなワンポイントでも、箔の光り方は製品全体の印象に大きく影響します。
発注前に、箔押しがどう加工されるのかを知っておきたい方向けの内容です。
※ 箔押しシールの仕様検討やお見積りをご希望の方は、加工方法の前に、まず製品ページをご確認ください。
用途・素材・数量を踏まえた仕様設計の考え方をまとめています。
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箔押しシールとは
ブランドのロゴや商品名の部分に、金や銀の箔が施されたパッケージを見たことはないでしょうか。それが箔押しです。英語ではホットスタンプ(HOT STAMP)といい、古くから使われてきた印刷加工の方法です。その箔を施したシールが、箔押しシールです。
加工方法
箔押しは、専用の箔押機で箔を熱転写する加工です。(※コールド箔というものもありますが、ここでは熱転写の方法を説明します。)箔押しシールをつくるのに必要な材料は、次の3つです。
・タック紙
・箔
・銅版 (※亜鉛版でも可能)
まず、箔押し機にシールの元になるタック紙をセットします。タック紙への箔押しは、コート系の紙との相性が良いとされています。上質紙・アート紙・ホイル紙・和紙などが、相性の良い素材です。続いて、箔押し機に箔をセットします。
最後に、プレス部分に銅版をセットし、100度近くまでじわじわと加熱すれば準備完了です。
ここからが転写です。タック紙の上に箔を重ね、高熱になった銅版で上から圧をかけて熱転写させます。このとき、銅版の圧の加減、温度、機械の加工スピードを微調整します。
箔の面積が大きいベタ部分は、ピンホール(箔が転写されずに抜けた点)が出やすく、職人の腕が試される場面です。良品がスムーズに出るようになれば、あとは箔押し機に任せられます。オペレーターは、不良品が混ざっていないかを確認する作業に移ります。
なお、実際の発注では、デザインだけでなく素材・線幅・使用環境によっても適した仕様が変わります。発注前の仕様判断ポイントは、製品ページで詳しく解説しています。
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綺麗な仕上がりとは
箔押しの綺麗な仕上がりとは、データ通りのディテールが転写され、ピンホールがない状態を指します。細かいデザインになるほど、銅版をつくる技術と転写の技術の両方が必要です。加工中に箔の転写部分が広がると細部が潰れるので、細かいデザインは特に注意が必要です。
もうひとつ、箔の一部が残って輪郭がガタガタになり、見栄えが悪くなることがあります。これは仕上がりとしては良いとはいえません。素材と箔の相性が悪いときや、箔版の再現性が低いときに起こりやすい現象です。
仕上がりを良くするには、素材に合わせて箔の裏面(転写される側)に適したタイプを選べる知識と経験が欠かせません。箔押しの品質は、素材と箔の相性、銅版の精度、加工職人の熟練度という3つに関係しています。
仕上がりが気になる場合は、本機校正(本番と同じ条件での試作)をお勧めします。時間やコストをかけられないときは、発注先の印刷会社にデザインを一度データ上で見てもらってください。修正した方がよい点があれば、指摘してもらえるはずです。
デザインが繊細すぎると、物理的に再現できないこともあります。事前に印刷会社へ仕様を確認しておきましょう。
箔はカラーバリエーションもたくさん
箔の基本色は「金」と「銀」です。金は14種類、銀は3種類のバリエーションがあり、金の方がラインナップは豊富です。ほかにも原色系やパステル系、ホログラムやパールといった特殊な色があります。色を選ぶときは、シール印刷会社に箔のサンプルを頼んでみましょう。
箔の色の一覧です。

ゴールドNo,2

ゴールドNo,3

ゴールドNo,26

シルバースタンダード

シルバーNo,2B

シルバーNo,24

フレッシュウォーター

スカイブルー


キウィグリーン

グリーン

グリーンレイク

ピンク

レッド

パープル

ウィスキーブラウン

サンセットオレンジ

ブラック

レインボー
まとめ
箔押しシールの良品は、シルエットがデータ通りにきれいに再現されています。不良品は、シルエットがガタガタだったり、ピンホールがあったりするものです。箔押しは細い転写が苦手なので、デザインによっては事前に印刷会社へ確認してください。
箔の色は、サンプルを取り寄せて決めるのも一つの方法です。なお、箔押しシールの価格については、お問い合わせください。
箔押しは、商品に高級感や付加価値を持たせられる印刷技術です。私たちは、商品ラベルの役割は商品を引き立てる訴求力にあると考えています。製品の価値を高める手段として、御社の商品ラベルへの箔押し導入をご検討いただければと思います。

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