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環境配慮ラベル・素材

環境配慮ラベル・素材について

環境に配慮したラベルを検討するとき、選択肢は「紙に変える」だけではありません。

再生原料を使用したPET、植物由来原料を含む粘着剤、バイオマス素材、石灰石を主原料とするLIMEX、材料使用量を抑えた素材など、目的によって選べる仕様は異なります。

一方で、環境配慮型と呼ばれる素材であっても、価格、最低ロット、耐水性、耐久性、印刷適性などが通常素材と異なる場合があります。

小島ラベル印刷では、「環境配慮素材を使うこと」そのものを目的にするのではなく、用途・必要性能・数量・コストを確認しながら、現実的に継続使用できるラベル仕様を検討します。

一般的な紙・フィルム素材については、ラベル素材一覧をご覧ください。

環境配慮は「何を減らしたいか」から考えます

環境配慮ラベルには、すべての用途に共通する一つの正解があるわけではありません。

まず、何を変えたいのかを整理すると素材を選びやすくなります。

環境配慮の目的主な選択肢確認したいポイント
バージンPETの使用を抑えたい再生PET透明度・価格・最低ロット
石油由来原料の使用を抑えたいバイオマス素材・バイオマス粘着配合率・粘着性能・価格
プラスチック素材を避けたい紙素材耐水性・耐久性が必要か
材料使用量を抑えたい発泡PET・薄肉素材必要な強度・使用環境
従来とは異なる原料を選びたいLIMEX用途・コスト・廃棄方法
使用時の廃棄物を減らしたいゴミの出ないシール用途・貼付方法・必要数量

再生PETラベル

PETの耐水性や透明感を必要としながら、バージンPETの使用量を抑えたい場合には、再生PETを使用したラベル素材が選択肢になります。

当社では、再生PET樹脂を使用したラベル素材を取り扱っています。

通常の透明PETから変更を検討する場合は、透明度、印刷方法、粘着、数量、価格などを確認したうえで選定します。素材ごとに仕様や再生原料の使用割合が異なるため、使用する材料を確認したうえでご案内します。

詳しい素材については、再生PET・バイオマス粘着の解説をご覧ください。

バイオマス粘着

ラベルは、表面素材だけでなく粘着剤から環境配慮仕様を検討することもできます。

バイオマス粘着は、粘着剤の原料の一部に植物由来原料を使用したものです。表面素材を大きく変更せず、粘着剤部分から仕様を見直せることが特徴です。

ただし、バイオマス原料の配合率や価格、粘着性能は製品によって異なります。環境配慮という名称だけで選ばず、貼付対象や使用環境を確認して選定します。

バイオマス粘着の詳しい解説はこちら

バイオマス素材

表面基材そのものに、バイオマス由来原料を使用したラベル素材もあります。

当社では、Eco Marine Tac(エコマリンタック)などの環境配慮型素材を取り扱っています。素材の特徴だけではなく、貼るもの、使用期間、水濡れの有無、必要数量などを確認し、一般素材との違いを比較して選定します。

Eco Marine Tacを使用したノベルティシールの量産実績もあります。

Eco Marine Tacの素材解説
ATC Store様の制作事例

LIMEX

LIMEXは、石灰石を主原料とし、樹脂などを組み合わせてつくられた素材です。

紙でも一般的なPETフィルムでもない素材として、ラベル用途でも使用できます。耐水性が必要な用途にも使用できますが、価格や使用条件を含めて通常の紙・フィルム素材と比較して判断することが重要です。

LIMEXの特徴・メリット・注意点はこちら

標準素材から環境配慮を考える

環境配慮を検討する際、必ずしも高価な専用素材へ変更する必要はありません。

使用環境によっては、一般的な紙素材や標準ラインナップから選ぶ方が、必要以上の材料在庫やコストを増やさずに済む場合があります。

紙素材

耐水性や長期間の屋外耐久性を必要としない用途では、上質紙、アートコート紙、ミラーコート紙などの一般的な紙素材も選択肢になります。

必要以上に高性能なフィルムを使用せず、用途に必要な性能に合わせて素材を選ぶという考え方です。

発泡白PET

発泡構造によって厚みを確保しながら、材料使用量を抑えたPET素材も選択肢になります。

ユポ

耐水性が必要な場合は、汎用性の高いユポも候補になります。環境配慮専用素材だけでなく、必要性能・価格・必要数量のバランスまで含めて比較します。

標準素材と環境配慮素材をどのように考えるかについては、紙とフィルムを含めた環境配慮素材の考え方で詳しく解説しています。

台紙ゴミを減らすという選択肢

環境配慮は、素材を変更する方法だけではありません。

ラベルを使用するときに発生する剥離紙や台紙など、廃棄物そのものを減らすという考え方もあります。

当社では、台紙を構造の一部として利用し、貼付時に台紙ゴミが発生しないゴミの出ないシールも制作しています。素材変更ではなく、ラベルの構造から廃棄物を減らしたい場合の選択肢です。

「環境配慮素材」だから最適とは限りません

環境配慮型の素材にはメリットがありますが、通常素材と比べて価格や最低ロットが高くなる場合があります。

また、用途に必要な耐久性を満たさなければ、ラベルの貼り替えや再制作が必要になり、結果として材料使用量が増える可能性もあります。

そのため当社では、環境配慮という名称だけで素材を選ぶのではなく、次の条件を確認します。

  • 何に貼るのか
  • 屋内・屋外のどちらで使用するか
  • 水や結露に触れるか
  • どの程度の耐久性が必要か
  • 必要数量と継続発注量
  • 通常素材との価格差
  • 特殊加工を使用するか

環境配慮と、ラベルとして必要な性能・コスト・量産性を両立できるかを確認したうえで仕様を決めます。

環境配慮素材の比較

選択肢特徴向いている考え方注意点
再生PET再生PET樹脂を使用PETの性能を必要としながらバージン材使用を抑えたい価格・ロット・透明度を確認
バイオマス粘着植物由来原料を粘着剤に使用粘着剤から仕様を見直したい配合率・粘着性能を確認
バイオマス素材基材にバイオマス由来原料を使用表面基材から変更したい用途・価格・ロットを確認
LIMEX石灰石を主原料とする素材紙・PET以外の素材を検討したい用途・コスト・廃棄方法を確認
紙素材一般的な紙系タック耐水性が不要で過剰仕様を避けたい水・摩擦・屋外用途に注意
発泡PET発泡構造を持つPET素材フィルム性能を必要としながら材料量も検討したい必要な性能・用途を確認
ゴミの出ないシール台紙を構造の一部として活用貼付時の台紙ゴミを減らしたい用途・構造を確認

取扱メーカー

当社では、ラベル素材を材料メーカーから仕入れています。

  • リンテック株式会社
  • マルウ接着株式会社
  • 丸昌化学工業株式会社

環境配慮素材についても、各メーカーのラインナップから用途や条件に合う材料を確認します。

特定メーカーや品番の指定がある場合もご相談ください。使用環境や印刷・加工条件を確認したうえで対応可否を判断します。

環境配慮素材の制作事例

環境配慮素材は、実際の製品や用途に合わせて選定することが重要です。

ATC Store様のノベルティシールでは、「なるべく環境に配慮したシールを作りたい」というご相談を受け、Eco Marine Tacを使用して制作しました。

ATC Store様 バイオマス素材を使用したノベルティシール

環境配慮素材の関連ページ

素材そのものの特徴を詳しく知りたい場合は、ラベル素材一覧もあわせてご覧ください。

環境配慮ラベルでよくある質問

どの環境配慮素材を選べばよいか分かりません。

使用環境、貼るもの、必要な耐久性、数量、予算から候補を絞ります。環境配慮素材を指定していただく必要はありません。「再生材を使いたい」「プラスチック使用量を見直したい」など、目的をお知らせください。

通常素材より価格は高くなりますか?

素材によっては高くなります。環境配慮素材は最低購入量が設定されている場合もあり、必要数量によって価格差が大きくなることがあります。そのため、通常素材も含めて比較することをおすすめしています。

再生PETのラベルは制作できますか?

対応可能です。再生PET樹脂を使用したPET素材を取り扱っています。用途、必要数量、印刷内容、粘着条件を確認して材料を選定します。

バイオマス素材やバイオマス粘着も選べますか?

選択できます。表面基材にバイオマス由来原料を使用したものや、粘着剤に植物由来原料を使用した材料があります。製品ごとに配合率や性能が異なるため、用途を確認して選定します。

環境配慮素材でも箔押しなどの特殊加工はできますか?

素材と加工内容によって異なります。箔押し、ラミネート、その他の特殊加工を使用する場合は、素材との相性や量産時の再現性を確認したうえで判断します。

環境配慮素材を使えば、必ず環境負荷が低くなりますか?

一概には言えません。原料、製造方法、輸送、必要数量、耐久性、廃棄方法などによって評価は変わります。当社では特定素材を「必ず環境に良い」と断定せず、素材の特徴と実際の使用条件を確認したうえでご提案します。

環境配慮ラベルについてご相談ください

「再生素材を使いたい」「環境配慮を求められているが、どの素材を選べばよいか分からない」といった段階からご相談いただけます。

貼る製品、使用環境、寸法、数量、現在使用している素材など、分かる範囲の情報をお知らせください。環境配慮だけでなく、耐久性・粘着・印刷・加工・コストまで含めて量産可能な仕様を検討します。