金箔No.3で商品名を反射させた缶ビールラベル|ヨロッコビール
このラベルのポイント
クラフトビール「Washed out」のアルミ缶に使う、缶ビール用のラベルです。
素材は耐水性のあるユポ80μ。冷蔵時の結露を見込んで、黒100%とPANTONE 7682の特色2色で印刷しました。
商品名の部分には金箔No.3を使っています。金色インキでは出せない金属光沢を加え、仕上げは1,000枚/1ロールにして貼付工程にも合わせました。
完成イメージ
サイズは95×180mmの缶ビールラベルです。
白いユポ80μに黒とPANTONE 7682を印刷し、商品名部分には金箔を施しました。アルミ缶の上下を見せつつ、商品名、スタイル、ABV、ブランド名を1枚に収めています。
金箔の部分は印刷とは違う反射が出ます。冷蔵時の結露に対応しながら、商品名を光で見せる仕様にしました。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 冷蔵時に結露する | ユポ80μを使用 | 水分による波打ちを抑えやすい |
| 商品名を反射で見せたい | 金箔No.3を使用 | 金属光沢を加えられる |
| 指定色を安定させたい | PANTONE 7682を指定 | 青の色味を共有しやすい |
| 缶の曲面に貼りたい | 水溶強粘着を組み合わせる | 貼付後の浮きを抑えやすい |
| 貼付工程に合わせたい | 1,000枚/1ロールで納品 | 連続貼付に対応しやすい |
技術設計
この仕様の前提になっているのは、冷蔵時の結露と缶の曲面です。紙素材だと水分を受けたときに波打ちや破れが起こりやすく、貼付後の見え方にも響きます。
今回は素材にユポ80μを選びました。ユポは水に強い合成紙で、紙に近いマットな表面を持ちながら、冷蔵品のラベルとして扱いやすくなります。白地なので、黒100%とPANTONE 7682の特色もはっきり見せられます。
商品名の「Washed out」には金箔No.3を使いました。金色インキで近い色を印刷する方法もありますが、光を直接反射する質感は箔押しでしか出せません。缶の白いラベル面に部分的な金属光沢を入れることで、商品名が目に入りやすくなります。
箔押しは印刷とは別の工程で、文字の線幅、箔の面積、黒フチとの位置関係によって見え方が変わってきます。細かい部分まで箔を入れすぎるとつぶれやズレが目立つので、反射させたい範囲は絞ったほうが安全です。
粘着には水溶強粘着を使っています。アルミ缶の曲面に貼るぶん、平面の商品ラベルより浮きや端部の剥がれを考える必要があります。ラベルの寸法は95×180mm、缶の上下を見せながら表示面積を確保しました。
仕上げは1,000枚/1ロールにしています。缶への貼付は、巻き方向や紙管径、1ロールあたりの枚数が作業性を左右します。素材、粘着、箔押し、ロール仕上げをまとめて設計することで、冷蔵販売するクラフトビールに合ったラベルになりました。
素材について|ユポ80μ
特徴
- 水に強い合成紙
- 冷蔵時の結露にも対応しやすい
- 紙に近いマットな表面を持つ
- 特色印刷との相性がよい
- 箔押し加工とも組み合わせやすい
注意点
- 紙素材のような繊維感は出ない
- 強い光沢や透明感を出したい用途には向かない
- 箔押しの面積や細かさは事前に確認する
- 缶の曲面ではラベル寸法と粘着を事前に確認する
- 貼付機を使う場合、巻き方向やロール仕様は事前に確認する
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 常温商品や短期表示 | 冷蔵販売する缶ビール |
| 素材 | 紙素材の場合もある | ユポ80μ |
| 耐水性 | 結露で波打つ場合がある | 水分の影響を抑えやすい |
| 金色表現 | 金色インキ | 金箔No.3による金属光沢 |
| 色指定 | CMYK近似の場合がある | PANTONE 7682を指定 |
| 納品形態 | シートやロール | 1,000枚/1ロール |
仕様の詳細
| 材質 | ユポ80μ(水溶強粘着)グラシンセパレーター |
| 寸法 | 95×180mm(長方形) |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | 2色(黒100%、PANTONE 7682) |
| 加工 | 金箔押し |
| 仕上げ | 1,000枚/1ロール |
| 量産納期 | 6営業日(土日祝を除く) |
缶ビールラベルで結露対策と金箔表現を両立するには
缶ビールラベルで結露対策と金箔表現を両立させたいなら、素材、粘着、箔押し、ロール仕様をそれぞれ分けて考えたほうがうまくいきます。
冷蔵販売する缶ビールは、売場や保管中に水滴が付きやすい商品です。紙素材だと波打ちや破れ、端部の浮きが起きることがあるため、結露を想定するならユポなどの耐水性がある素材が選択肢になります。
金色を見せたい場合、金色インキと金箔押しでは仕上がりが変わります。金色インキは印刷の一部として扱いやすい反面、金属光沢を強く出したいなら箔押しのほうが向いています。
ただし箔押しを缶ビールラベルに使う場合は、ラベルが曲面に貼られることも考えておく必要があります。箔の位置や面積、文字の細かさ、印刷との位置合わせを事前に確認しておくと、仕上がりの不安を減らせます。
貼付工程ではロール仕様も見逃せません。自動貼りや連続した手貼りでは、巻き方向、紙管径、1ロールあたりの枚数が作業性を左右します。
缶ビールラベルは見え方だけでなく、冷蔵や結露、缶の曲面、貼付工程まで含めて仕様を決める必要があります。ユポ80μと金箔押しを組み合わせれば、耐水性と金属光沢を両立できます。
この仕様が向いているケース
- 冷蔵販売する缶ビールラベルを検討している
- 結露に強い素材を使いたい
- ユポ80μでビールラベルを仕上げたい
- 商品名の部分に金箔押しを入れたい
- PANTONE指定色で色味を揃えたい
- 缶の曲面に貼る長方形ラベルを検討している
- 1,000枚巻きのロールで納品してほしい
- 継続的に量産するクラフトビールラベルを探している
よくある質問
缶ビールに紙素材のラベルは使えますか?
使用できます。ただし冷蔵時の結露で波打ちや破れが起こることがあるため、結露を想定するならユポなどの耐水素材が向いています。
ユポ80μに金箔押しはできますか?
対応できます。今回はユポ80μに黒とPANTONE 7682を印刷し、商品名部分に金箔No.3を施しました。
金色インキと金箔押しは何が違いますか?
金色インキは印刷で金色を表現する方法です。金箔押しは箔を圧着する加工なので、印刷より金属光沢を出しやすくなります。
ロールの巻き方向は指定できますか?
指定できます。貼付機や作業方向に合わせて、巻き方向、紙管径、1ロールあたりの枚数を確認しながら決めていきます。
初回注文は何枚から対応していますか?
初回取引は2,000枚以上から対応しています。今回と同じ1,000枚巻きの場合、2ロール以上が目安です。
まとめ
今回のポイントは、耐水性と金属光沢という相反する要素を、ユポと箔押しの組み合わせで両立させたことです。株式会社ヨロッコビール様のクラフトビール「Washed out」向けに、缶ビールラベルを制作しました。
素材はユポ80μ、粘着は水溶強粘着、グラシンセパレーターを組み合わせています。サイズは95×180mmの長方形です。
印刷は凸版印刷の2色で、黒100%とPANTONE 7682を使っています。商品名部分には金箔No.3を施し、仕上げは1,000枚/1ロールにしました。
耐水性と金属光沢を両立させるという発想は、冷蔵販売する缶ビールに限らず、水濡れが想定される場面で光沢表現を加えたい商品全般に応用できます。
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同様の仕様での制作、素材・粘着・加工の選定もご相談ください。
用途や貼付環境に合わせて、適した仕様をご提案します。
お客様情報
| お客さま | 株式会社ヨロッコビール |
| 業界 | ビール製造業 |
| 事業規模 | - |
| 事業内容 | クラフトビール醸造 |
株式会社ヨロッコビール
鎌倉にある小さなローカルブルワリーです。Washed outは、West Coast Pilsnerとして紹介されているクラフトビールで、ABVは5.5%です。
ビールラベル|製品ページ
クラフトマンシップを全面的にアピール。