白PETとシルク印刷で退色に配慮した設備用警告ラベル|野村マイクロ・サイエンス

警告シール
目次

このラベルのポイント

工業設備に貼る、警告表示用のラベルです。

素材は耐水性と耐久性を備えた白PET50μ。設備から剥がれないよう、粘着は溶剤強粘着を組み合わせました。

印刷方式はシルク印刷、色数は特色3〜4色です。赤や黄色といった警告色を厚いインク膜で印刷し、表面にはPET16μラミネートを重ねました。水や摩擦、汚れ、紫外線を受ける設備表示を想定した仕様です。

完成イメージ

設備用警告ラベル 白PET50μにシルク印刷とPET16μラミネートを組み合わせた制作事例
白PET50μにシルク印刷とPET16μラミネートを組み合わせた設備用警告ラベル

「酸欠危険」「通液危険」「取扱注意」など、設備周辺で必要になる警告内容を表示するラベルです。

サイズは130×90mmで、四隅は角Rで仕上げています。角から浮きや剥がれが起きにくい形状です。

日本語と英語、警告記号、注意文を1枚に収め、設備に貼った後も読み取りやすさを保てる構成にしています。

課題と解決

課題解決策効果
設備に長期間貼りたい白PET50μを使用水や破れに強い
警告色の退色を抑えたいシルク印刷を採用厚いインク膜を作れる
摩擦や汚れから守りたいPET16μラミネートを追加印刷面を保護できる
設備から剥がれにくくしたい溶剤強粘着を使用貼付後の浮きを抑えやすい
図面通りに仕上げたい130×90mmと角Rを指定設備仕様に合わせられる

技術設計

この仕様で優先したのは、貼った直後の見え方より、使い続けても読める状態を保てるかどうかでした。工業設備の警告ラベルは、一度貼ったら長期間そのままになります。

素材には白PET50μを選びました。紙より水や湿気に強く、破れにくいフィルム素材です。警告色や黒文字を白地の上にはっきり載せられるので、危険表示を見せたい設備ラベルに合います。

粘着には溶剤強粘着を選びました。工業設備は貼る対象が金属面、樹脂面、塗装面などさまざまです。一般粘着では浮きや剥がれが不安な場面もあるため、貼付後の安定性を優先しています。

赤や黄色は警告表示の視認性を支える色ですが、紫外線を受けると退色が進みやすい色でもあります。そこでインクを厚く印刷できるシルク印刷を採用し、特色3〜4色は現物見本に合わせて調整しました。

表面のPET16μラミネートは、印刷面を露出させないための保護です。設備のまわりでは手や工具、汚れ、水分がラベル表面に触れる場面が多く、透明フィルムを重ねることで文字や警告記号の摩耗を抑えられます。

四隅は角Rにしています。設備に貼る大きめの長方形ラベルは、角が何かに引っ掛かるとそこから剥がれが始まりやすいため、丸めることで負荷を受けにくくしました。

白PET50μ、シルク印刷、PET16μラミネート、溶剤強粘着を組み合わせたのは、読みやすさと使用環境への耐性を両立させるためです。屋内外、日照、摩擦、貼付面の材質を一つずつ確認しながら決める、工業用ラベルらしい仕様です。

素材について|白PET50μ

設備用警告ラベル 白PET50μに高濃度酸化剤の注意表示を印刷した制作事例
高濃度酸化剤の注意表示を入れた白PET50μの設備用警告ラベル

特徴

  • 水や湿気に強い白色のフィルム素材
  • 紙より破れにくい
  • 警告色や黒文字をはっきり見せられる
  • 工業設備や製造装置の表示に向いている
  • ラミネートと組み合わせれば表面保護もできる

注意点

  • 貼付面に油分や汚れがあると粘着が落ちる原因になる
  • 凹凸面や曲面では浮きが出ることがある
  • 屋外での耐用期間は日照や使用環境によって変わる
  • 摩擦が多い場所では表面保護も検討したほうがよい
  • 貼付対象の材質に合わせて、粘着は事前に確認する

一般的なラベルと比較

比較項目一般的なラベル本事例(※特徴)
用途商品表示や屋内表示工業設備の警告表示
素材紙または薄手フィルム白PET50μ
粘着一般粘着溶剤強粘着
印刷方法凸版・オフセットなどシルク印刷
表面保護加工なしの場合もあるPET16μラミネート
仕上げ通常の四角形130×90mmの断裁角R
設備用警告ラベル 酸欠危険の警告表示を白PET50μに印刷した制作事例
酸欠危険の警告表示を入れた設備用警告ラベル
設備用警告ラベル 腐食性薬品の取扱注意表示を入れた白PETラベル制作事例
腐食性薬品の取扱注意表示を入れた設備用警告ラベル

仕様の詳細

材質白PET50μ(溶剤強粘着)
寸法130×90mm(長方形R)
印刷方法シルク印刷
色数3〜4色(※色は現物合わせにて)
加工PET16μラミネート
仕上げ断裁角R
量産納期7営業日(土日祝を除く)〜
設備用警告ラベル 感電注意の表示をシルク印刷で仕上げた制作事例
感電注意の表示を入れた設備用警告ラベル

設備用警告ラベルで退色と擦れを抑えるには

設備用警告ラベルで退色と擦れを抑えたいなら、素材だけでなく、印刷方法と表面保護もあわせて検討したほうがいい結果になります。

赤や黄色、オレンジといった警告色は視認性そのものに関わるので、色が弱くなれば表示の役割も落ちます。日光や照明の影響を受ける場所では、インクを厚く刷れるシルク印刷が選択肢に入ってきます。

設備まわりでは摩擦や汚れも避けて通れません。印刷面がそのまま露出していると、手や工具が触れるたびに文字や図記号が傷んでいきます。PETラミネートを重ねれば、印刷面を透明フィルムで保護できます。

貼付面の確認も欠かせません。金属、樹脂、塗装面、粉体塗装面、曲面、凹凸面では粘着の効き方が変わってきます。ラベル単体の仕様だけでなく、貼る対象の材質と使用環境まで確認しておくと、剥がれや表示劣化のリスクは下げやすくなります。

白PET、シルク印刷、PETラミネート、溶剤強粘着を組み合わせれば、工業設備向けの警告表示として、耐水性、退色対策、摩擦対策をまとめて設計できます。

設備用警告ラベル シルク印刷で危険表示を見せた白PETラベルの拡大写真
シルク印刷で危険表示を見せた白PETラベルの拡大写真

この仕様が向いているケース

  • 工業設備や製造装置に警告表示を追加したい
  • 白PETで警告ラベルを作りたい
  • 水や湿気のある環境で使いたい
  • 赤や黄色の退色をできるだけ抑えたい
  • シルク印刷で警告色をしっかり厚く印刷したい
  • 摩擦や汚れから印刷面を守りたい
  • 溶剤強粘着で剥がれにくい仕様にしたい
  • 図面指定の寸法や角Rに合わせて制作したい

よくある質問

白PETは設備用警告ラベルに向いていますか?

向いています。白PETは耐水性と耐久性があり、白地なので警告色や黒文字をはっきり見せられます。

シルク印刷を使う理由は何ですか?

インクを厚く印刷できるためです。赤や黄色などの警告色をしっかり見せたい場合や、退色を抑えたい設備表示で選択肢になります。

PET16μラミネートは何のために使いますか?

印刷面を摩擦や汚れ、水分から保護するために使います。設備周辺で文字や警告記号を読み取れる状態を保ちたい場合に効果があります。

赤や黄色の色あせを完全に防げますか?

完全に防ぐことはできません。シルク印刷やラミネートは、退色を抑えやすくするための仕様です。日照や屋内外、使用年数によって、適した構成は変わってきます。

図面や既存ラベルに合わせて制作できますか?

対応できます。寸法や角R、色、文字内容、警告記号などを、支給データや現物に合わせて制作します。

まとめ

今回のポイントは、見た目の警告色と、使用環境への耐性を両立させたことです。野村マイクロ・サイエンス株式会社様向けに、設備用の警告ラベルを制作しました。

素材は白PET50μ、粘着は溶剤強粘着です。サイズは130×90mmの長方形Rにしています。

印刷はシルク印刷の特色3〜4色。警告色の退色を考え、表面にはPET16μラミネートを施しました。

耐水性、退色対策、摩擦対策、剥がれにくさをまとめて検討する必要がある警告ラベルは、工業設備や製造装置で共通する悩みです。

白PET、シルク印刷、強粘着など、設備・機械向けの工業用ラベル仕様については、工業用ラベル印刷をご覧ください。

関連ページ

警告ラベル製品ページ
工業・製造業向けラベルの選び方
白PET素材ページ

同様の仕様での制作、素材・粘着・加工の選定もご相談ください。
用途や貼付環境に合わせて、適した仕様をご提案します。

お客様情報

お客さま野村マイクロ・サイエンス株式会社
業界産業機械
事業規模426名(2026年3月31日現在)
事業内容超純水製造装置の製造・販売

野村マイクロ・サイエンス株式会社
最高純度の水を提供する超純水製造装置専業メーカーです。電子産業、医薬品産業、バイオテクノロジー、食品産業、環境エネルギーなどを事業フィールドとしています。

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