試作で凹凸を確認したジンベース梅酒Yiiラベル|みなべクラフト梅酒
このラベルのポイント
本事例は、クラフト梅酒「Yii」の瓶に使用する酒類ラベルです。
胴巻きラベルと封印シールを同時に制作し、素材には和紙コットンを使用しました。印刷は凸版印刷の特色3色です。
ラベル表面にはエンボス加工を加えています。量産前に試作を行い、和紙コットンの質感、特色の見え方、エンボスの出方を確認してから本制作に進めた仕様です。
完成イメージ
2023年製のYiiに使用した、胴巻きラベルと封印シールです。
瓶の正面には89×78mmの胴巻きラベルを貼付し、キャップ部分には123×23.5mmの封印シールを使用しています。
和紙コットンの紙質に、特色3色の印刷とエンボス加工を組み合わせました。瓶本体とキャップ部分を同じ仕様でつなげることで、酒類ラベルとして一体で使いやすい構成です。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| クラフト梅酒に合う紙質にしたい | 和紙コットンを使用 | 自然な紙の風合いを出せる |
| 表面に凹凸感を加えたい | エンボス加工を追加 | 手に取った時の質感を出しやすい |
| 瓶口まで表示をつなげたい | 封印シールも同時制作 | 胴巻きとキャップまわりを揃えられる |
| 特色の見え方を確認したい | 量産前に試作 | 色味と加工感を事前に確認できる |
| 手貼りで使いたい | 4枚/1シートで納品 | 貼付作業を進めやすい |
技術設計
この仕様では、瓶に貼った状態での紙の質感、特色の発色、エンボスの凹凸をまとめて確認する必要がありました。
素材には和紙コットンを選んでいます。表面に自然な風合いがあり、光沢の強い素材よりも紙らしさを出しやすい素材です。クラフト梅酒の瓶ラベルでは、内容物の色や瓶の雰囲気に対して、紙素材の落ち着いた質感が合わせやすくなります。
印刷は凸版印刷の特色3色です。DIC568、DIC2165、DIC197を指定し、赤、青、黄系の色を特色で管理しています。CMYKではなく特色で指定することで、再注文時にも色味を共有しやすい構成です。
エンボス加工は、紙の表面に凹凸を加える加工です。和紙コットンは表面に風合いがあるため、平滑な紙のように強く凹凸が出るとは限りません。そのため、量産前に試作を行い、紙質とエンボスの相性を確認しています。
胴巻きラベルは89×78mm、封印シールは123×23.5mmです。正面ラベルだけでなく、キャップ部分まで同時に制作することで、開封前の状態にも情報を持たせられます。
仕上げは4枚/1シートです。酒瓶への手貼りでは、1枚ずつ扱いやすいこと、貼付前に保管しやすいことが作業性に関わります。ロールではなくシート仕上げにすることで、少量ずつ貼る現場にも合わせやすい形になります。
梅酒ラベルで和紙とエンボスを使う場合、素材名だけで判断せず、印刷色、凹凸の出方、瓶への貼付状態を試作で確認することが重要です。本事例は、和紙コットン、特色3色、エンボス加工、封印シールを組み合わせた酒類向けの仕様です。
素材について|和紙コットン
特徴
- 自然な紙の質感がある
- 光沢を抑えた落ち着いた見え方になる
- 酒類、食品、クラフト系商品のラベルに使いやすい
- 特色印刷と組み合わせやすい
- エンボス加工で表面に凹凸を加えられる
注意点
- フィルム素材ほどの耐水性はない
- 冷蔵、結露、水濡れがある場合は事前確認が必要
- 紙の表面に風合いがあるため、細かな印刷は見え方が変わる場合がある
- エンボスの凹凸感は素材や絵柄によって変わる
- 量産前に色味とエンボスの出方を確認する
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 商品名や基本表示 | クラフト梅酒の胴巻き・封印ラベル |
| 素材 | コート紙やフィルム素材 | 和紙コットン |
| 印刷色 | CMYKや特色 | DIC指定の特色3色 |
| 加工 | 印刷のみの場合もある | エンボス加工を追加 |
| 確認方法 | データ確認のみの場合もある | 試作後に量産 |
| 構成 | 正面ラベルのみ | 胴巻きラベルと封印シールを併用 |
仕様の詳細
胴巻きラベル
| 材質 | 和紙コットン(水溶強粘着) |
| 寸法 | 89×78mm(0R) |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | 3色(DIC568、DIC2165、DIC197) |
| 加工 | エンボス |
| 仕上げ | 4枚/1シート |
| 量産納期 | 7営業日(土日祝を除く)〜 |
封印シール
| 材質 | 和紙コットン(水溶強粘着) |
| 寸法 | 123×23.5mm(0R) |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | 3色(DIC568、DIC2165、DIC197) |
| 加工 | エンボス |
| 仕上げ | 4枚/1シート |
| 量産納期 | 7営業日(土日祝を除く)〜 |
梅酒ラベルで和紙とエンボスを組み合わせるには
梅酒ラベルで和紙とエンボスを組み合わせるには、紙の風合い、印刷色、凹凸の出方を別々に考えるのではなく、瓶に貼った状態で確認することが重要です。
和紙系素材は、表面に細かな風合いがあります。落ち着いた質感を出しやすい一方で、インキが沈んだり、細かな文字の見え方が変わったりする場合があります。特色印刷を使う場合でも、紙に刷った状態で色を確認する必要があります。
エンボス加工は、紙の厚み、表面の凹凸、絵柄の面積によって見え方が変わります。強く出したいのか、控えめに出したいのかを事前に決め、試作で確認してから量産へ進めると、仕上がりの差を抑えやすくなります。
酒類ラベルでは、胴巻きラベルだけでなく、封印シールも合わせて検討できます。キャップ部分まで同じ素材と印刷で揃えると、開封前の商品状態を整えやすくなります。
和紙コットンとエンボス加工は、クラフト梅酒、日本酒、焼酎など、紙の質感を活かしたい酒類ラベルに向いています。冷蔵や結露がある場合は、素材と粘着の確認も必要です。
この仕様が向いているケース
- 梅酒ラベルに和紙の質感を使いたい
- クラフト酒の胴巻きラベルを作りたい
- 封印シールも同時に制作したい
- 特色3色で色味を管理したい
- エンボス加工で凹凸感を加えたい
- 量産前に試作で仕上がりを確認したい
- 瓶へ手貼りするシート仕上げで納品したい
- 限定酒やクラフト梅酒のラベルを制作したい
よくある質問
和紙コットンは梅酒ラベルに使えますか?
使えます。紙の風合いを活かしたい梅酒ラベルや酒類ラベルに向いています。ただし、冷蔵、結露、水濡れが多い場合は使用条件の確認が必要です。
和紙コットンにエンボス加工はできますか?
対応できます。ただし、和紙コットンは表面に風合いがあるため、エンボスの見え方は素材や絵柄によって変わります。凹凸感を重視する場合は試作確認を推奨します。
胴巻きラベルと封印シールを同時に制作できますか?
対応できます。本事例では、瓶の正面に貼る胴巻きラベルと、キャップ部分に使う封印シールを同じ素材・同じ印刷仕様で制作しています。
特色印刷にするメリットはありますか?
指定色を使いたい場合や、再注文時に色味を共有したい場合に向いています。本事例では、DIC568、DIC2165、DIC197の特色3色で印刷しています。
手貼り用のシート仕上げにできますか?
対応できます。本事例では、瓶への手貼り作業に合わせて4枚/1シートで仕上げています。
まとめ
本事例では、みなべクラフト梅酒のYiiに使用する酒類ラベルを制作しました。
素材には和紙コットンを使用し、水溶強粘着を組み合わせています。胴巻きラベルは89×78mm、封印シールは123×23.5mmです。
印刷は凸版印刷の特色3色で、DIC568、DIC2165、DIC197を使用しました。加工にはエンボスを加え、量産前に試作で仕上がりを確認しています。
仕上げは4枚/1シートです。量産納期は7営業日(土日祝を除く)〜となります。
梅酒ラベルで、和紙コットン、特色印刷、エンボス加工、封印シールを組み合わせたい場合に参考になる仕様です。
紙の質感を活かしながら凹凸を加える加工については、エンボスシールでも詳しくご紹介しています。
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※初回注文は2000枚から対応しています。
お客様情報
| お客さま | みなべクラフト梅酒 |
| 業界 | 酒類製造業 |
| 事業規模 | - |
| 事業内容 | 梅酒の製造販売 |
みなべクラフト梅酒
和歌山県みなべ町の南高梅を使い、つくり手の個性が出るクラフト梅酒を展開するブランドです。Yiiは、和歌山県産のボタニカルを使ったジンをベースにした梅酒として紹介されています。
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