白2回刷りで銀ツヤを残した4銘柄ビールラベル|HAKUBA CRAFT
このラベルのポイント
本事例は、クラフトビール瓶に使用するボディラベルとネックラベルです。
素材には、金属感のある銀ツヤホイル紙を使用しました。全面を印刷で覆うのではなく、外周や一部に銀ツヤを残すことで、箔押しを使わずに光沢感を出しています。
印刷は凸版印刷です。銀ツヤホイル紙の上に白を2回印刷し、その上からPANTONE指定色を重ねています。銀色を抑えたい部分と、素材の光沢を見せたい部分を分けたクラフトビール向けの仕様です。
完成イメージ
クラフトビール瓶に貼付する、ボディラベルとネックラベルの組み合わせです。
ボディ部分には96×66mmのラベル、ネック部分には106.1×44.8mmのラベルを使用しています。瓶の正面と首元を分けることで、商品名、種類、ブランド表記を整理しやすい構成です。
Amayadori、Tropical Snow、Amayuki、Avalancheの4種類で、素材と形状を共通化しながら印刷色を変えています。シリーズ商品として管理しやすい仕様です。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 銀色の光沢を使いたい | 銀ツヤホイル紙を使用 | 箔押しなしで金属感を出せる |
| 色をはっきり見せたい | 白を2回印刷 | 下地の銀色を抑えやすい |
| 4銘柄を展開したい | 形状を共通化し色を変更 | シリーズ管理をしやすい |
| 瓶の首元も使いたい | ネックラベルを併用 | 表示面を分けられる |
| 手貼りで使いたい | 4枚/1シートで納品 | 貼付作業に対応しやすい |
技術設計
この仕様では、銀ツヤホイル紙の光沢を残す部分と、印刷色をはっきり見せる部分を分けて設計しています。
銀ツヤホイル紙は、下地そのものに強い反射があります。その上に色を直接印刷すると、インキが沈んで見えたり、角度によって色の印象が変わったりします。商品名や山の絵柄など、読み取りたい部分には白を2回印刷し、銀色の影響を抑えました。
白を2回刷る理由は、1回の白印刷では銀の反射を抑えきれない場合があるためです。白の濃度を高めた上にPANTONE指定色を重ねることで、クラフトビールの銘柄ごとの色を見せやすくしています。
一方で、外周や一部の線には白を入れず、素材の銀ツヤを残しています。箔押し加工を追加しなくても、素材の光沢を使って金属感を出せる構成です。
4種類のビールは、ネックラベルとボディラベルの形状を共通にし、印刷色だけを変えています。銘柄ごとに仕様を大きく変えないため、印刷・貼付・保管の管理をまとめやすくなります。
仕上げは4枚/1シートです。クラフトビール瓶への手貼りでは、1枚ずつ扱いやすいこと、貼付前に銘柄を判別しやすいことが作業性に関わります。ロールではなくシート仕上げにすることで、少量ずつ貼る現場にも合わせやすい形です。
銀ツヤホイル紙のビールラベルでは、反射を見せる部分、白引きで色を安定させる部分、銘柄ごとのPANTONE指定色を分けて考える必要があります。本事例は、白2回刷りと銀ツヤの残し方で、4銘柄を同じ仕様にまとめた事例です。
素材について|銀ツヤホイル紙
特徴
- 表面に銀色の光沢がある紙素材
- 素材自体の金属感を活かせる
- 白印刷を重ねることでカラー印刷の見え方を調整できる
- 箔押しを使わずに光沢表現を加えやすい
- 酒類ラベルやギフト向けラベルに使いやすい
注意点
- 下地の銀色が印刷色に影響する
- 色をはっきり見せる部分には白引きが必要
- 細かい文字や淡い色は見え方の確認が必要
- 紙素材のためフィルム素材ほどの耐水性はない
- 冷蔵や結露がある場合は貼付環境を確認する
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 用途 | 商品表示や一般食品 | クラフトビール瓶ラベル |
| 素材 | 白い紙やフィルム | 銀ツヤホイル紙 |
| 光沢表現 | インキや箔押しで表現 | 素材の銀色を活用 |
| 印刷設計 | 通常のカラー印刷 | 白2回刷り+PANTONE指定色 |
| シリーズ展開 | 銘柄ごとに仕様が分かれやすい | 形状を共通化し色で展開 |
| 貼付方法 | ロールまたはシート | 手貼り用の4枚/1シート |
仕様の詳細
ネックラベル
| 材質 | 銀ツヤホイル紙(水溶強粘着) |
| 寸法 | 106.1×44.8mm(変形) |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | Amayadori:4色(白、PANTONE 2374C、PANTONE 540C、PANTONE 7542C)※白2回刷り Tropical Snow:3色(白、PANTONE 123C、PANTONE 2012C)※白2回刷り Amayuki:3色(白、PANTONE 2169C、PANTONE 2149C)※白2回刷り Avalanche:3色(白、PANTONE 2344C、PANTONE 7597C)※白2回刷り |
| 加工 | 無し |
| 仕上げ | 4枚/1シート |
| 量産納期 | 9営業日(土日祝を除く)〜 |
ボディラベル
| 材質 | 銀ツヤホイル紙(水溶強粘着) |
| 寸法 | 96×66mm(変形) |
| 印刷方法 | 凸版印刷 |
| 色数 | Amayadori:4色(白、PANTONE 2374C、PANTONE 540C、PANTONE 7542C)※白2回刷り Tropical Snow:3色(白、PANTONE 123C、PANTONE 2012C)※白2回刷り Amayuki:3色(白、PANTONE 2169C、PANTONE 2149C)※白2回刷り Avalanche:3色(白、PANTONE 2344C、PANTONE 7597C)※白2回刷り |
| 加工 | 無し |
| 仕上げ | 4枚/1シート |
| 量産納期 | 9営業日(土日祝を除く)〜 |
クラフトビールラベルで銀ツヤを活かすには
クラフトビールラベルで銀ツヤを活かすには、光らせる範囲と、色を読ませる範囲を最初に分けて考えます。
銀ツヤホイル紙は、素材そのものが銀色に反射します。全面に通常のカラー印刷をするだけでは、色が下地の影響を受けるため、商品名、説明文、細かな山の絵柄などは見え方が不安定になりやすい素材です。
色を安定させたい部分には、白を先に印刷します。さらに白を2回刷ることで銀色の透けを抑えやすくなり、その上に重ねるPANTONE指定色を見せやすくなります。
反対に、銀ツヤを残したい部分には白を入れません。外周や装飾の一部に素材の銀色を見せることで、箔押し加工を追加せずに金属感を加えられます。
複数銘柄で展開する場合は、形状、素材、貼付位置を共通化し、色だけを変える方法が有効です。商品ごとに個別仕様を増やさず、シリーズとして扱いやすいラベルになります。
銀ツヤホイル紙を使うクラフトビールラベルは、箔押しを使わずに光沢を入れたい場合、PANTONE指定色で銘柄を分けたい場合、ボディラベルとネックラベルを組み合わせたい場合に検討しやすい仕様です。
この仕様が向いているケース
- クラフトビール瓶に貼るラベルを作りたい
- 銀ツヤホイル紙でビールラベルを作りたい
- 箔押しを使わずに銀色の光沢を出したい
- 白2回刷りで印刷色を見せたい
- PANTONE指定色で銘柄ごとに色を変えたい
- ネックラベルとボディラベルを同時に制作したい
- 手貼り用のシート仕上げで納品したい
- 4種類以上のシリーズ商品を共通仕様で展開したい
よくある質問
銀ツヤホイル紙は箔押しと同じ見え方になりますか?
完全に同じではありません。箔押しは加工した部分だけが光りますが、銀ツヤホイル紙は素材自体が銀色に反射します。本事例では、白を入れない部分に素材の銀ツヤを残しています。
銀ツヤホイル紙にカラー印刷はできますか?
できます。ただし、下地の銀色が印刷色に影響します。色をはっきり見せたい場合は、白を印刷してからカラーを重ねる設計が必要です。
白を2回印刷する理由は何ですか?
銀ツヤホイル紙の反射を抑え、上に重ねるPANTONE指定色を見えやすくするためです。白の濃度が弱いと、下地の銀色が透けて色の見え方に影響する場合があります。
ネックラベルとボディラベルを同時に制作できますか?
対応できます。瓶の首元と胴部分でラベルを分けることで、商品名、種類、ブランド表記、説明文などを整理しやすくなります。
複数銘柄を同じ仕様で制作できますか?
対応できます。本事例では、素材、形状、仕上げを共通化し、銘柄ごとにPANTONE指定色を変えています。シリーズ展開するクラフトビールラベルに向いています。
まとめ
本事例では、HAKUBA CRAFTのクラフトビール瓶用に、銀ツヤホイル紙を使ったボディラベルとネックラベルを制作しました。
素材には銀ツヤホイル紙を使用し、水溶強粘着を組み合わせています。寸法は、ネックラベルが106.1×44.8mm、ボディラベルが96×66mmです。
印刷は凸版印刷で、白を2回印刷した上にPANTONE指定色を重ねています。Amayadori、Tropical Snow、Amayuki、Avalancheの4銘柄を、共通仕様で展開しました。
加工は無し、仕上げは4枚/1シートです。量産納期は9営業日(土日祝を除く)〜となります。
クラフトビールラベルで、銀ツヤホイル紙、白2回刷り、PANTONE指定色、ネックラベルとボディラベルの組み合わせを検討する場合に参考になる制作事例です。
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お客様情報
| お客さま | reth株式会社 |
| 業界 | ビール製造業 |
| 事業規模 | - |
| 事業内容 | クラフトビールブランド HAKUBA CRAFT の製造販売 ブリュワリー&レストランの運営 |
reth株式会社
長野県北安曇郡白馬村に拠点を置き、HAKUBA CRAFTを展開する企業です。HAKUBA CRAFTでは、白馬の自然環境や観光地としての魅力を背景にしたクラフトビールを製造・販売しています。
ビールラベル|製品ページ
クラフトマンシップを全面的にアピール。