エンボスシールのデータ作成方法|Illustrator入稿時の注意点
エンボスシールを印刷会社に依頼する際は、エンボス用のデータ作成が必要になります。
印刷会社は、入稿されたエンボス用データをもとに、加工工程における加圧位置を判断します。
本記事では、エンボスシールのデータ作成方法について、実務上のポイントを中心に解説します。
デザインデータ作成時の参考としてご活用ください。
※ エンボスシールの加工特性や用途について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
エンボスシールを解説
データはAI(Adobe Illustrator)で作成
エンボス用データは、Adobe Illustrator にて作成してください。
基本的な作成ルールは以下の通りです。
- 圧をかける部分:K 100%(黒)
- それ以外の部分:K 0%(白)
K100%で指定した部分に圧がかかり、
それ以外の部分が相対的に浮き上がる形で仕上がります。
つまり、エンボス用データは
「どこを潰すか」を指定するためのデータという考え方になります。
例えば、上記のような A が出っ張っているエンボスシールを作りたい場合、
(↑)このように、K100%で指定した部分が凹み、それ以外が浮き上がる形で再現されます。
基本的な考え方はシンプルです。
デザイン作成時の注意点
シールの構造上、フチ部分はエンボスできません
シールの構造上、フチ部分をエンボスで浮き上がらせることはできません。
エンボス指定(K100%)は、必ずシールのカットラインまで含める必要があります。
フチを浮かせる設計にすると、貼り付け時に端部が浮きやすくなり、
エンボス表現が不安定になるほか、粘着面にホコリが付着する原因となります。
※ シールは素材自体が薄いため、エンボス加工のみ対応可能です。
活版名刺のようなデボス加工は行えません。
「エンボス」専用レイヤーを必ず作成してください
印刷とエンボスを併用するデザインの場合は、
入稿データを 「印刷」「エンボス」「カットライン」 の3レイヤーで構成してください。
エンボス加工は、圧をかける位置を明確に指示する必要があります。
レイヤーが分かれていない場合、加工指示の解釈違いが起きやすく、
確認作業や再入稿が発生する原因となります。
スムーズな進行と仕上がり精度を保つためにも、
エンボス専用レイヤーを必ず分けた状態で入稿してください。
発注前の仕様判断について
エンボス加工は、データ作成前の仕様判断によって仕上がりが大きく左右されます。
加工可否や仕様設計を含めた発注前の確認事項については、
製品ページで詳しくご案内しています。
▶エンボスシール製品ページ
エンボスシール|製品ページ
表面の凹凸をデザインする。