シール印刷会社の選び方とおすすめ(法人向け)
法人向けシール印刷会社は「何を基準に選ぶべきか」
シール印刷会社を探していると、「どこも同じに見える」「何を基準に選べばいいか分からない」と感じる方も多いと思います。実際、シール印刷は価格や納期だけで選ぶと、後から仕様変更が必要になったり、想定と違う仕上がりになるケースも少なくありません。
この記事では、単なる会社一覧ではなく、法人がシール印刷会社を選ぶ際にどこを見て判断すべきかという視点から解説します。自社の用途や条件に合った会社を選ぶための考え方として参考にしてください。
シール印刷会社は「目的」で選ぶ
シール印刷会社を選ぶ際に重要なのは、「どんなシールを作りたいか」がどこまで整理できているかです。
例えば、価格を最優先し、仕様も自分で判断できる場合はネット印刷が向いています。発注から入稿までを自分で行う分、コストを抑えられます。
一方で、素材や加工に迷いがある場合や、仕上がりを見ながら調整したい場合は、シール印刷を専門とする印刷会社に相談しながら進める方が結果的に失敗が少なくなります。
印刷会社ごとに得意分野は異なります。箔押しを得意とする会社、屋外耐候性に強い会社、写真表現を得意とする会社など、それぞれ特性があります。一見すると同じように見えるシール印刷会社でも、実際には考え方や強みは大きく異なります。
ネット印刷が向いているケース/向いていないケース
シール印刷会社を検討する際、「ネット印刷か、専門会社か」で迷う方は多いと思います。
結論から言うと、どちらが優れているかではなく、向き・不向きの問題です。
ネット印刷が向いているケース
ネット印刷は、仕様が明確に決まっており、
発注から入稿までをすべて自社で完結できる場合に向いています。
以下のようなケースだとネット上で完結する印刷サービスは効率的です。
- サイズ・色数・素材が完全に決まっている
- 過去と同じ仕様でのリピート注文
- コストを最優先したい案件
印刷会社とのやり取りを省ける分、価格を抑えやすいというメリットがあります。
ネット印刷が向いていないケース
一方で、法人向けのシール印刷ではネット印刷が合わないケースも少なくありません。
以下のようなケースだとネットプリントは向いていないかも知れません。
- 素材や粘着の選定に迷っている
- 特殊加工(箔押し・白引き・耐候性など)を検討している
- 実際の使用環境を踏まえて仕様を決めたい
- 社内説明や稟議を想定した判断材料が必要
このような場合、仕様を自己判断で進めるネット印刷では、「想定と違った」「後から変更が必要になった」
といったリスクが高くなります。
法人案件では「判断を任せられるか」が重要
シール印刷は、素材・粘着・加工・数量・貼付環境が複雑に関係します。そのため法人案件では、価格や納期だけで比較するよりも、条件を整理し、適切な仕様を一緒に考えてくれるかという視点が重要になります。
ネット印刷は「仕様が固まった比較的少量の案件」に向いており、シール印刷専門会社は「仕様検討を含む、量産を前提とした案件」に向いています。
この違いを理解した上で選ぶことが、結果的に失敗を減らす近道になります。
シール印刷専門会社が選ばれる理由
法人向けのシール印刷において、シール印刷専門会社が選ばれる理由は、単に印刷ができるからではありません。専門会社が重視しているのは、印刷そのものよりも「どう使われるか」という前提です。
例えば、「どんな素材に貼るのか」「どのような環境で使用されるのか」「どれくらいの期間、品質を保つ必要があるのか」など、条件を整理した上で、素材・粘着・加工・数量のバランスを設計します。
特に量産を前提とした法人案件では、初期段階の判断がその後の品質やコストに大きく影響します。仕様を固めてから印刷するのではなく、仕様を一緒に決めながら進めること自体が価値になります。
そのため、シール印刷専門会社は、少量生産や試し刷りを前提とした案件よりも、継続利用や量産を見据えた案件に向いています。
法人におすすめのシール印刷会社を紹介
ここでは、先ほどの判断軸を踏まえた上で、法人向けのシール印刷で選択肢になりやすい印刷会社の例を紹介します。自社の条件に近いケースをイメージしながらご覧ください。
株式会社小島ラベル印刷
株式会社小島ラベル印刷は、商品イメージやブランドの世界観を踏まえたシール・ラベル制作に向いている印刷会社です。
【向いているケース】
・商品価値やブランドイメージを重視したラベルを検討している場合
・デザイン性と印刷仕様をバランスよく整理したい案件
・箔押しやエンボスなど、表現加工を含めて検討したい場合
・量産を前提とした法人向けシール・ラベル制作
【特徴】
・凸版印刷、オフセット印刷、オンデマンド印刷に対応
・箔押し、エンボスなどの表現加工を含めた仕様提案
・素材選定から仕上がりまでを含めたトータルな整理
・1,000枚以上の量産案件を中心とした対応体制
【注意点】
・少量生産や試し刷りを目的とした案件よりも、量産を前提に仕様を検討する案件に適しています
公式サイト:株式会社小島ラベル印刷
有限印刷エイコー印刷
有限印刷エイコー印刷さんは、写真や細かいグラデーションなど、高い再現性が求められるシール印刷に向いている印刷会社です。
【向いているケース】
・細かい表現や色再現を重視した商品ラベル
・印刷品質の安定性を最優先したい案件
・仕様がある程度固まっており、精度を重視して仕上げたい場合
【特徴】
・オフセット印刷を主軸とした高精細なシール印刷
・印刷工程における品質管理体制が整っている
・検品機を含む設備投資を継続的に行っている点も特徴
・抗ウイルス・抗菌性能でSIAAマークを取得した独自素材「HINODERIX」の開発実績
【注意点】
・仕様検討を含めて進める案件よりも、印刷精度を重視した明確な仕様の案件に向いています
公式サイト:有限会社エイコー印刷
株式会社サニー・シーリング
株式会社サニー・シーリングさんは、高い品質管理と精密加工が求められるシール印刷に向いている印刷会社です。
【向いているケース】
・精密機器向けや工業用途など、高い加工精度が必須の案件
・厳密な品質管理やトレーサビリティが求められるラベル
・薬機法対応や特殊環境下で使用されるシール・ラベル
【特徴】
・精密な型抜きやスリット加工を含む高度な加工技術
・光学ユニットフィルムなど、機能性素材の加工実績
・工程ごとに細かく管理された品質管理体制
・超低温ラベル、耐溶剤ラベル、低温セキュリティラベルなど、特殊機能ラベルを自社開発している点も特徴
【注意点】
・デザイン性や表現重視の案件よりも、機能性や管理精度を最優先する案件に適しています
公式サイト:株式会社サニー・シーリング

吉田産業株式会社
吉田産業株式会社さんは、シルク印刷を中心とした特殊印刷に向いているシール印刷会社です。
【向いているケース】
・シルク印刷による厚膜表現や多様な素材対応が必要な案件
・特殊インキや厚盛インキなどの効果を活かしたラベル制作
・硬い素材・柔らかい素材問わず対応する汎用性を重視する場合
【特徴】
・シルクスクリーン印刷(厚膜・多素材対応)を中心とした印刷体制
・様々な素材・サイズ・形状に印刷可能なフレキシブルな製造力
・厚盛ニス等を追い刷りすることで、表現の幅を広げる特殊加工にも対応
・連続印刷によるコストダウンの工夫や、小ロット対応も可能
【注意点】
・シルク印刷は仕様整理や用途要件が明確な案件に向いており、ゼロから仕様設計を伴走するタイプの案件とは適性が異なります
公式サイト:吉田産業株式会社
永井印刷株式会社
永井印刷株式会社さんは、オンデマンド印刷を活用した柔軟なものづくりに向いているシール印刷会社です。
【向いているケース】
・可変印字や連番など、1枚ごとに内容が異なるシール
・デジタル印刷の特性を活かした企画性のあるアイテム
・食品や衣料品など、多品種展開を前提とした案件
【特徴】
・オンデマンド印刷を主軸としたシール・ラベル制作
・可変数字や連番印字など、データ処理を伴う印刷への対応力
・素材の貼り合わせや工程改善など、独自の工夫によるものづくり
・クリーンルーム設備を含め、制作環境を自社で構築している点も特徴
・意図的な表現(かすれた箔押しなど)や、ユニークな用途向けシールの開発実績
【注意点】
・大量ロットの安定量産や、厳密な品質管理を最優先する案件とは適性が異なります
公式サイト:永井印刷株式会社
株式会社フォーワテック・ジャパン
株式会社フォーワテック・ジャパンさんは、使用環境や品質要件に応じて最適な印刷方式を選定できる体制が整ったシール印刷会社です。
【向いているケース】
・使用環境や品質基準が明確で、工程選定が重要な法人案件
・オフセット/デジタル/シルク/凸版など、印刷方式を用途に応じて使い分けたい場合
・クリーン環境での製造が求められるシール・ラベル
【特徴】
・複数の印刷方式を自社内で選定・対応できる設備体制
・クリーンルームを含む、品質要求に対応した製造環境
・パッケージ企画からの相談にも対応可能な体制
・東京・大阪・長野・栃木・新潟など、営業拠点が充実している点も特徴
【注意点】
・仕様整理や方向性を一から伴走するというよりも、要件がある程度整理された案件に向いています
公式サイト:株式会社フォーワテック・ジャパン

シーベル産業株式会社
シーベル産業株式会社さんは、用途や環境に合わせた印刷方式と機能提案が強みのシール印刷会社です。
【向いているケース】
・表示ラベルや工業用ラベルなど、用途ごとに仕様が変わる案件
・可変情報や規格認定ラベルなど、仕様要件が多岐にわたる場合
・印刷だけでなく、デザイン提案や付随する要素まで整理したい法人案件
【特徴】
・シール印刷を中心に、スクリーン印刷やデザイン提案まで対応可能な体制
・表示ラベル、可変情報ラベル、UL/CSA認定ラベルなどの対応実績あり
・デザイン提案や付随するパッケージ・グラフィック対応も含めたサービスを用意
・創業から長く蓄積された技術と品質方針による提案型のものづくりに取り組む企業
【注意点】
・仕様要件がある程度整理されていない場合は、仕様整理の前段階での伴走ニーズと照らし合わせて検討する必要があります
公式サイト:株式会社シーベル産業

マエダ特殊印刷株式会社
マエダ特殊印刷株式会社さんは、凸版印刷ならではの風合いや表現を活かしたクラフト感のあるシール制作に向いている印刷会社です。
【向いているケース】
・ベタのかすれや線の表情など、印刷の「味」を重視したい案件
・デザイナー主導で、仕上がりの雰囲気にこだわりたい商品ラベル
・画一的な印刷ではなく、素材感や印刷表現を活かしたシール
【特徴】
・凸版印刷を中心とした、シンプルかつ表情のある印刷表現
・版の重なりによる独特な色味や、繊細な線表現への対応
・貼ってはがせるシール、耐水・耐候シール、食品パッケージ向けラベルなど、用途に応じた幅広い対応力
・特殊紙や透明素材など、素材選定のバリエーションも豊富
【注意点】
・均一性や工業的な再現性を最優先する案件よりも、印刷表現や雰囲気を重視する案件に適しています
公式サイト:マエダ特殊印刷株式会社
比較よりも「整理して相談する」という選択肢
シール印刷は、単純に会社名や価格だけで決められるものではありません。素材・粘着・印刷方式・加工・使用環境など、前提条件によって最適解は変わります。
どこに依頼するかで迷っている場合は、まず条件を整理すること自体が、次の一手になります。
比較に時間を使うより、一度整理してから判断する。その選択肢も、十分に合理的です。
もし、迷っている場合は当社にご相談ください。すぐにお返事します。
株式会社小島ラベル印刷
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