透明ボトル越しに裏絵柄を見せる両面印刷焼酎ラベル|西平酒造
このラベルのポイント
透明ボトルに貼る黒糖焼酎用のラベルを制作しました。
表ラベルは和紙コットン、商品名を特色2色で印刷しています。裏ラベルは透明PET25μを使い、ボトル越しに絵柄が見える両面印刷の仕様にしました。
裏ラベルは、透明PET25μに内側用の絵柄を逆刷りし、白コート25μと上質70kgを貼り合わせる構成です。表と裏でラベルを分けたことで、正面表示とボトル内側の見え方を両立させています。
完成イメージ
透明ボトルの正面には、和紙コットンの表ラベルを貼っています。
裏側には両面印刷ラベルを配置し、ボトル越しに内側の絵柄が見えるようにしています。表ラベルだけで完結させず、表と裏を組み合わせることで、透明ボトルという素材そのものを見せ方に取り込みました。
720ml、1800ml、200mlの3容量に展開し、ボトルサイズごとにラベルの見え方を細かく調整しています。
課題と解決
| 課題 | 解決策 | 効果 |
| 透明ボトルを活かしたい | 裏ラベルを両面印刷にする | ボトル越しに絵柄を見せられる |
| 正面表示をすっきり見せたい | 表ラベルと裏ラベルを分ける | 商品名と絵柄を整理できる |
| 裏面情報の透けを抑えたい | 白コート25μを貼り合わせる | 情報面を読み取りやすくできる |
| 酒類ラベルらしい質感を出したい | 表ラベルに和紙コットンを使用 | 紙の風合いを活かせる |
| 複数容量に展開したい | 720ml、1800ml、200mlで調整 | 容量違いでも統一しやすい |
技術設計
今回の設計は、裏ラベルの両面印刷から考え始めました。透明ボトル越しに絵柄を見せるという狙いが、ほかのすべての仕様を決める起点になっています。
裏ラベルは、透明PET25μに内側用の絵柄を逆刷りし、ボトル正面から見えるように設計しました。通常の片面ラベルでは、裏側に印刷した絵柄をボトル越しに見せることはできません。透明素材と逆刷りを組み合わせて初めて、貼付後に内側の絵柄として浮かび上がる構成になります。
透明PETだけだと、外側の商品情報が透けて絵柄と重なって見えてしまいます。そこで白コート25μを挟み、内側の絵柄と外側の表示情報を分けました。さらに上質70kgを重ねることで、裏面の商品情報を印刷する面を確保しています。
表ラベルは和紙コットンです。商品名を特色2色で印刷し、正面の銘柄表示を受け持たせました。和紙の質感を持つ表ラベルと、透明PETの裏ラベル。素材を分けたことで、それぞれの役割もはっきりします。
両面印刷ラベルは、通常の片面ラベルより工程が多くなります。透明PET、逆刷り、白インキ、白コート、上質紙の貼り合わせ。これだけの要素を組み合わせるため、貼付位置、ボトルの透明度、液体の色を先に確認してから進めています。
表ラベルは情報の中心、裏ラベルは絵柄と表示情報の両立。役割を分けることで、透明ボトルならではの奥行きを活かした焼酎ラベルになりました。
素材について|和紙コットン・透明PET25μ
特徴
- 和紙コットンは紙らしい質感が出やすい
- 透明PET25μはボトル越しに絵柄を見せる加工に向いている
- 白コート25μを挟むと裏面情報の透けを抑えられる
- 上質70kgを重ねれば商品情報を印刷する面を確保できる
- 表と裏でラベルの役割を分けられる
注意点
- 両面印刷は、通常の片面ラベルより構成が複雑になる
- 透明PET、白コート、上質紙の貼り合わせという工程が必要
- 内側に見せる絵柄は逆刷りで設計しておく必要がある
- ボトルの形状や貼る位置によって見え方が変わる
- 中身の液体の色や透明度によっても絵柄の見え方は変わる
一般的なラベルと比較
| 比較項目 | 一般的なラベル | 本事例(※特徴) |
| 表現方法 | 表面印刷のみ | 表ラベルと裏ラベルで構成 |
| 裏ラベル | 商品情報が中心 | 両面印刷で絵柄も見せる |
| 素材構成 | 紙または合成紙 | 和紙 + 透明PET貼り合わせ |
| 透明ボトルとの相性 | 標準的 | ボトル越しの見え方を活かせる |
| 工程 | 比較的シンプル | 逆刷り、白コート、貼り合わせあり |
| 向いている用途 | 通常の商品表示 | 透明ボトルの酒類ラベル |
仕様の詳細
720ml(表ラベル)
| 材質 | 和紙コットン(水溶強粘着) |
| 寸法 | 90×40mm(長方形) |
| 印刷方法 | オフセット印刷 |
| 色数 | 2色(PANTONE:P125-8U、PANTONE:P1-1U) |
| 加工 | 無し |
| 仕上 | 5枚/1シート |
| 量産納期 | 10営業日(土日祝を除く) |
720ml(裏ラベル)
| 材質 | PET25μ(溶剤強粘着)+白コート25μ+上質70kg |
| 寸法 | 90×88mm(長方形) |
| 印刷方法 | オフセット印刷 |
| 色数 | 表:1色(黒100%)、 裏:5色(白+4色カラー) |
| 加工 | 素材貼り合わせ、両面印刷 |
| 仕上 | 5枚/1シート |
| 量産納期 | 10営業日(土日祝を除く) |
両面印刷ラベルで透明ボトル越しに絵柄を見せるには
透明ボトル越しに絵柄を見せる両面印刷ラベルは、透明素材にただ印刷するだけでは成立しません。
ボトル内側に見せたい絵柄は、貼った後に正しい向きで見えるよう逆刷りで設計する必要があります。透明PETに印刷しておくことで、ボトル正面から見たときに裏側の絵柄が液体越しに浮かび上がる構成になります。
ただ、同じ裏ラベルに商品情報も入れる場合、内側の絵柄と外側の情報が重なって見えてしまうことがあります。ここで白インキや白コートを使い、絵柄面と情報面を分けておく必要が出てきます。
透明ボトルは、液体の色やボトルの厚み、貼る位置によって絵柄の見え方が変わってきます。正面だけでなく、側面から見たときの重なりまで確認しておいたほうが安心です。
透明PET、逆刷り、白コート、貼り合わせ、表ラベルとの位置関係。透明ボトル用の両面印刷ラベルは、これらを個別にではなく、まとめて設計してこそ狙った見え方になります。
この仕様が向いているケース
- 透明ボトル用の酒類ラベルを作りたい
- 焼酎ラベルに奥行きのある見え方を加えたい
- 裏ラベルも表現に活用したい
- 商品情報と絵柄を分けて配置したい
- 和紙コットンと透明PETを組み合わせたい
- 白コートを使って裏面情報の透けを抑えたい
- 720ml、1800ml、200mlなど容量違いで展開したい
- 通常の片面ラベルとは違う構成にしたい
よくある質問
両面印刷ラベルとは何ですか?
ラベルの表側と裏側の両方に印刷する仕様です。透明ボトルに使うと、貼付面側の印刷をボトル越しに見せられます。
なぜ裏ラベルに透明PETを使うのですか?
ボトル越しに内側の絵柄を見せたいからです。透明PETに逆刷りしておくことで、貼った後にボトル内側の絵柄として見えるようになります。
白コートを貼り合わせる理由は何ですか?
裏面の商品情報が透けにくくなるからです。内側の絵柄と外側の表示情報を分ける役割を持たせています。
通常の焼酎ラベルより高くなりますか?
高くなりやすい仕様です。両面印刷、白コート、貼り合わせ、逆刷りといった工程が加わる分、通常の片面ラベルより手間がかかります。
複数容量のボトルに展開できますか?
展開できます。今回も720ml、1800ml、200mlの3容量に合わせてラベルを作り分けました。
まとめ
今回の軸になったのは、透明ボトルという素材そのものを見せ方に組み込んだ裏ラベルの両面印刷です。
720mlの表ラベルは和紙コットン、特色2色で印刷しています。裏ラベルはPET25μ、白コート25μ、上質70kgを組み合わせ、両面印刷と貼り合わせで構成しました。
表ラベルは銘柄表示、裏ラベルは絵柄と商品情報の両立。役割を分けたことで、透明ボトルの奥行きを活かした見え方になりました。
透明ボトルは、ラベル単体でなく瓶越しの見え方までデザインに組み込める点が面白いところです。
透明ボトル、和紙、フィルム、両面印刷など、瓶と見せ方に合わせた焼酎ラベルの仕様については、焼酎ラベル印刷をご覧ください。
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お客様情報
| お客さま | 西平酒造株式会社 |
| 業界 | 酒類製造業 |
| 事業規模 | 9名 |
| 事業内容 | 奄美黒糖焼酎の製造と販売 |
お客様の声
ラベル制作は小島ラベル印刷さんにお願いしています。印刷品質の高さに加え、細かな要望にも丁寧に対応していただける点が大きな決め手でした。やり取りを重ねる中で安心して相談できる会社だと感じ、今後も継続してお願いしたいと思っています。
西平酒造株式会社
鹿児島県奄美市にある、1927年創業の酒蔵です。奄美黒糖焼酎を製造しており、「珊瑚」は奄美の島民の公募で名付けられた銘柄です。
焼酎ラベル|製品ページ
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