アロマオイル用ボトルシール : 印刷会社へ発注する前に知っておきたい事

| 2017.04.18

精油やエッセンシャルオイル、いわゆるアロマと呼ばれるオイルは、リラックス効果を楽しむ上質な嗜好品だ。
多くのアロマオイルの製造については、水蒸気蒸留という手間のかかる方法を用い、少しづつ、ゆっくりと精油を抽出している。
普段、何気なく使用している1滴のアロマには高い価値が含まれているのだ。
たった1gの精油を抽出するのに4kgもの花びらを必要とする品種もある。
だからアロマオイルは少量にも関わらず価格が高いのだ。希少価値の高い品種だと1mlで 5,000円もする。

そんな精油の瓶に貼付されたシールは、商品のイメージと売れ行きを左右する大事な役目を持っている。
極端な話、中身がまったく同じでも貼付されたシールが異なれば、消費者にとっては全く違う商品となる。

しかし、中身の品質は高く保ちながらも、シールはコスト削減の対象になりやすい。

そこで今回はアロマオイルボトル用のシールを作成前に知っておきたい事をご紹介する。
エッセンシャルオイルメーカー、これからアロマオイルの販売を考えている方の参考になれば幸いだ。

アロマオイル用ボトルシール

アロマオイル用ボトルシール に適した素材


シール素材には「紙素材」と「フィルム素材」の2パターンのみ存在する。

紙素材は、紙本来の質感がナチュラルな雰囲気を演出してくれるのでエッセンシャルオイルのイメージと相性もいい。

フィルム素材は、紙のような質感は無いものの、液体が染み込まない特性がメーカーの支持を得ている。
つまり、デザイン性をとるなら紙系、事故防止をとるならフィルム系といった選択の必要がある。

弊社がお勧めしている素材が、「ユポ80μ」に「透明マットラミネート」の組み合わせだ。
ユポ80μはポリプロピレンを原料としているため油に強いうえに安価。
そのユポに印刷を施し、PETのマットラミネートで保護をする。
マットラミネートは、サラッとしたツヤ消しのため、フィルムでありながらナチュラル感を有している。
ちなみにカリフォルニア発祥のオーガニックスキンケアブランド、エルバビーバのアロマオイルのボトルシールは、前述のユポとマットラミネートを施したタイプだった。

デザインの都合上、シールの素材選びも異なる。簡単に紹介するので、今後の参考にしてほしい。

 

■紙素材

 

・アートコート紙

安価であり、表面に若干光沢がある。

・ミラーコート

安価であり、表面に光沢がある。グロスやキャストとも呼ばれている

・金・銀ホイル紙

それぞれグロスとマットがあり、白色以外でお探しの場合にお勧めだ

※金ホイルについては、意外と知られていないカラーバリエーションを一挙公開を参照してほしい。

・和紙コットン

ナチュラルな印象をもつ和紙だが、日本っぽくないのが特徴

 

■フィルム素材

 

・ユポ

前述の通り、安価で耐久性もあり、乳白で質感もマットなのでお勧めの素材

・PETホワイト

コストは高いが耐久性は非常に高く、ユポより白く若干光沢がある

・金・銀フィルム

こちらもマット・グロスがあるので高級感を演出できる

・透明PET

透明であれば、容器やパッケージ(被着体)の色を活かすことができる

・ラミネート

ラミネートは表面を保護するフィルムの事。グロスとマットがある

 

素材イメージの擦り合わせは、実際にサンプルを確認する事が望ましい。
サンプルはシール印刷会社に依頼してみると良い、早ければ翌日お手元に届くだろう。

正直なところ、アロマオイルシールは面積が小さいタイプのシールのため、通常のシールに比べ素材の価格差が生じずらいのが利点だ。
まずは気になる素材を確認し、見積もりを取ってみることをお勧めする。

 

シール印刷のコスト削減方法


アロマオイルシールの年間使用料を計算すると大きな出費に繋がっている。
変動費を抑えることはメーカーにとって重要な課題だ。

シールの印刷コストを下げるには、出来るだけ多くのアイテムをまとめて頼もう。
シール印刷は多く頼むほど単価が下がる。
単品で頼むより、複数種を一回にまとめて発注した方が、ロットも多くなるため単価が落ちる。

例えば、一般的な仕様での金額を確認してほしい(当社見積もり)

寸法:40×30mm
色数:2色(特色+墨)
材質:アートコート紙(一般粘着)

・単品1000枚の単価は20円
・合計10000枚(1000枚×10種)の単価は8円

というように、同じ1000枚でも、まとめて頼むと単価が12円も変わってくるのが確認できる。
1種あたり12,000円も削減できる。
10種で計120,000円もお得になる。

まとめて発注することの重要さを理解いただけたであろう。

また、「各100枚程度の小ロットで対応してほしい」という方も、安心してほしい。
オンデマンドインクジェットプリンターならロットが少なくても対応可能だ。
もちろん、数アイテムまとめて頼んだ方が安くなる。
商品の売れ行きが軌道になるまではインクジェットがお勧めだ。

とはいえ算出方法も方針も印刷会社によって異なる。
アイテムが複数あるのにもかかわらず、単品でしか見積もってもらえない場合は、コストが高くつくので他の印刷会社にお願いしよう。

また、まとめて頼む場合に注意してほしいのは、アイテムが全て同じサイズという点だけだ。
印刷会社の見積もりの判断は下記のようになる。
シールの大きさが違うと「コレとコレは違うアイテム」と認識され、同じ寸法だと「色違いだけど同じアイテム」と認識されるため割引が適用されやすい。

バラバラな寸法より、統一された形状・寸法が望ましい。
今後のために覚えておいて欲しい。

 

さらに付加価値をプラスする加工


印刷と材質だけでは物足りない方に、少しだけ贅沢なオプション加工をご紹介する。
高級感が上がるので予算に余裕がある場合にお勧めしたい加工方法だ。

■エンボス加工

エンボス加工とは、シール素材に金属でできた版で圧をかけ、デザインを凹凸で再現する技法を指す。
印刷とは違い、表面に施された凹凸に静かな説得力があるのが特徴だ。
商品名やロゴマーク部分が浮き出すことで、控えめながらも高級感を演出できる。

印刷+箔押しオプションの価格は下記の通りである。(当社見積もり)

寸法:40×30mm
色数:2色(特色+墨)+エンボス
材質:和紙コットン(一般粘着)

・単品1000枚の単価は35円
・合計10000枚(1000枚×10種)の単価は11円(※エンボス部分のデザインは10種固定)
エンボスについて詳しく知りたい方は下記ページを参照してほしい。

エンボスシール : ワンランク上の印象で競合商品に差をつける!

 

■箔押し加工

箔押し加工とは、シール素材に箔を熱転写する技法を指す。
箔のカラーは、金・銀以外にも様々なラインナップがある。
印刷+箔押しオプションの価格は下記の通りである。(当社見積もり)※エンボスのデザインは固定

寸法:40×30mm
色数:2色(特色+墨)+金箔押し
材質:和紙コットン(一般粘着)

・単品1000枚の単価は41円
・合計10000枚(1000枚×10種)の単価は13円

箔押しシールについても詳しく知りたい方は下記ページを参照してほしい。

箔押しシール : 加工から色の種類、良品の見分け方を分かりやすく解説

 

まとめ


まずは、御社のブランドイメージを損なわない素材や仕様を選定しよう。
シール印刷会社は各種素材の無料サンプルを用意しているはずなので問い合わせてみるといいだろう。
もちろん弊社も即日出荷対応しているので、お気軽にご相談いただければ幸いだ。

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