ホログラムシール

ホログラムシールは最も存在感を発揮します。

ホログラムシールとは光の角度によって7色に反射する特殊なシール素材を指します。存在感が強いため、特別な仕様の商品への貼付や、ノベルティステッカーに使われる機会が多く見受けられます。ビックリマンシールというとイメージしやすいのではないでしょうか。他のタック紙(シール素材)と比べ、アイキャッチ性に富んでいるということが最大の特徴です。

また、印刷でオリジナルの色味を表現することも可能です。例えば、薄いグリーンを全面に印刷すると、グリーンのホログラムが出来ます。とても綺麗です。ぜひ一度お気軽にお問合せ下さい。

ホログラムシール イメージ

ホログラムシール 種類

柄は全部で5種類の中から選べます。

ホログラムNo,1 (オススメ)

ホログラムNo,1 (人気)

オススメ。テクスチャが一切なく、他のホログラムに比べ、滑らかに発色します。見た目もシンプルなので、最もデザインの応用が効くホログラムです。

ホログラムNo,2

ホログラムNo,2

大きめのドットが満遍なく散りばめられてキラキラと光ります。割とガチャガチャしており、主張が目立っており好き嫌いが分かれると思います。

ホログラムNo,3

ホログラムNo,3

小さいドットが満遍なく散りばめられたタイプです。ただ、No,2に比べ、見る位置によって色が推移します。光り方はNo,1と同様に滑らかです。

ホログラムNo,4

ホログラムNo,4

割れたガラスを不規則に敷き詰めたようなテクスチャになっています。ひとつひとつのテクスチャが大きいので、ステンドグラスのような印象です。

ホログラムNo,5

ホログラムNo,5

6mmの正方形が配置されています。各正方形の中心から放射状に線が入っています。ビックリマンシールのホログラムに似ています。

5種のホログラムの材質は、マルウ接着株式会社というタック紙(シールの素材)メーカーのラインナップになります。素材はPETで構成されています。厚みは25μと通常のPET素材に比べると薄口になります。セパレーターは白色の厚口です。また、粘着に関しましても溶剤強粘(ソルベント)ですので、幅広い用途にご使用いただけます。

高品質なシール印刷

ホログラムシール 使用用途

ホログラムシールは、メーカーや広告代理店などで、さまざまな目的に使用されています。以下に、一般的なホログラムシールの使用用途をいくつかご紹介いたします。

広告と宣伝

ホログラムシールは、広告や宣伝キャンペーンの一部として使用されることもあります。ホログラムの反射や輝きは、製品やブランドの視覚的な引き付けを高める効果があります。

イベントやプロモーション

ホログラムシールは、特定のイベントやプロモーションの参加者や特別な賞品を識別するために使用されることもあります。

ブランド保護

ホログラムシールは、偽造品や模倣品からブランド製品を保護するために使用されます。製品パッケージや本物の商品にホログラムシールを貼ることで、消費者が本物の製品を確認しやすくなります。

防止策とセキュリティ

ホログラムシールは、証明書や身分証明書、入場券、パスポートなどの重要な文書の偽造を防ぐためにも使用されます。ホログラムの複雑なデザインや特殊な特性は、模倣を困難にします。

製品の品質やオリジナル性の証明

ホログラムシールは、製品の品質やオリジナル性を証明するために使用されます。特に高価な製品や限定版商品では、ホログラムシールでPRすることができます。

シール素材の選定

納期について

納期は土日を除く、5営業日になります。ご注文とデータ入稿から1週間後にお手元に届けします。お急ぎの場合も対応いたしますが特急料金が発生いたしますので、ご注文はお早めにお願いいたします。こだわりが強い方には試作(色校正)をお勧めします。試作日数+5営業日が加算されますが、満足度の高い印刷商品を作ることができます。

無料サンプル

まずは、お見積りにて価格をご確認ください。お値段の確認の完了後にホログラムの材質サンプルの手配が可能になります。

ホログラムシール 価格

ホログラムシールは、一般的な材質に比べて若干割高です。また、小ロットでも作れますが、1000枚以下の合計金額はどれも同じくらいになります。私たちは材料を100m単位で購入しているため、小ロット(1~999枚)の単価は高くなります。単価は枚数が多くなると下がります。単価を落としたい場合は3000枚以上を推奨しています。ホログラムシール印刷を1枚~小ロットで作りたい場合は、ネットプリントにお願いすると良いかと思います。

常時、内勤営業とやりとりが可能です。
だから対応がとても早いです。

ご準備頂く情報は、用途・寸法・色数・枚数。他にもご要望があれば教えて下さい。
具体的にご要望をお伝え頂くだけで、迅速かつ的確に回答いたします。

ホログラムシール 概算見積もり

正確な金額はお見積りページよりご依頼ください。

[50×50mm:正方形]

ホログラムシール / 単価

 1,000枚3,000枚5,000枚10,000枚30,000枚50,000枚
1色@23.5円@10.4円@8.2円@6.3円@4.4円@3.7円
2色@27.0円@13.5円@9.0円@6.9円@4.7円@3.9円
3色@31.0円@15.2円@9.9円@7.5円@4.9円@4.4円
4色カラー@42.5円@16.2円@10.5円@8.2円@5.2円@4.8円

上記金額はシートカットになります。1枚カットは要見積もり
上記金額はフィルムでのお見積もりになります。
ラミネートや特殊加工も含んでおりません。
もちろん100万枚といった大ロットも対応可能です。
版・抜型代含んでいます。

難易度の高いお仕事にも前向きに取り組み、お客様の希望を叶えます。まずはお気軽にご相談ください。私たちの知見がお役に立つことでしょう。

基本的に5営業日(土日祝を除く)程度でお届けしておりますが、アイテムごとに変動がございます。詳しいリードタイムはお見積書をご確認ください。

用途、仕様などに合わせて、ロール仕上り、1枚カット、袋詰め、梱包方法など様々な形態で納品が可能です。

全国どこでも1個口までなら弊社負担にて商品の発送をさせて頂きます。また御社のお名前で直送も可能です。

反応が早いです。ぜひ一度お試しください。

ホログラムシール さらに詳しく

シール印刷で使用されるホログラムシールは素材自体にテクスチャがデザインされ、その上に印刷を施します。ちなみに、テクスチャはエンボス加工(凹凸)にて目視では分からないほど微妙な傾斜をつけ、光の反射角度をデザインしています。

※上記のエンボス仕様とは別に、レーザー加工にて、ホログラム自体にロゴマークやイラストをデザインすることも可能ですが、そちらは弊社の得意分野ではないので割愛させてもらいます。

以前、作成したノベルティステッカーを紹介します。

ホログラムシール
ホログラムシール

どうでしょうか?輝くメタリック感が、すごく美しいと思いませんか。ホログラムが他のシール印刷素材とは異なることが理解頂けたのではないでしょうか。ただ、上記ステッカーの仕上がりにはちょっとした仕掛けがあるのですが、後半にお伝えします。

ホログラムシール 柄の印象

印刷を施す前のホログラム素材はとても派手です。正直、品が良いとは言えません。後半に印刷でスタイリッシュな印象に変えたいと思います。

それでは、拡大したホログラムを順にご紹介いたします。

ホログラムシール素材

ホログラムNo,1

ホログラムシール素材

ホログラムNo,2

ホログラムシール素材

ホログラムNo,3

ホログラムシール素材

ホログラムNo,4

ホログラムシール素材

ホログラムNo,5

このように何もデザインが施されていない状態のホログラムは正直なところ、派手なだけで魅力を感じないというのが私たちの意見です。それをデザインと印刷で昇華させることが可能です。

これから、この素材をどのように落ち着かせるかを解説したいと思います。

ホログラムシールを作成する際の印刷テクニック

ご存知の通り、「派手」と「魅力」は異なります。ホログラム素材は高価なのにギラギラがむき出しだと安っぽい...。私たちは悩みました。この目立ち過ぎてしまうホログラムの特徴を維持しながら、魅力的な見せ方はないだろうかと。

最終的にたどり着いた方法は、眩しい虹色の輝きを、印刷で抑えてしまうことでした。ホログラム素材は、シルバー系のグロスなので、網の印刷と相性が良いという利点に気づきました。

冒頭に紹介したステッカーを例に、分かりやすく解説します。

特色の場合

ホログラムシール

こちらが、自信を持ってご紹介できる、落ち着いたホログラムのデザインです。前述にあった ホログラムNo,1 に3色の印刷を施しています。特徴としては、RUSTIEの背景部分に、緑の網を印刷しています。

この網の印刷により、ホログラム特有の派手さが抑えられつつ、グリーン寄りに再現されています。通常ならもっとホログラムの主張が強いステッカーになります。

データの作り方は簡単、実例を分解して解説いたします。下記をご覧ください。

印刷テクニック

ホログラムNo,1 は、テクスチャのないシンプルなホログラムです。そこへグリーン50%の網を印刷(印刷①)。これにより質感がマット調になり、派手な印象を抑えています。あとは、白を印刷(印刷②)し、PANTONEの特色を印刷(印刷③)して完成です。

「網」とは、印刷用語で、文字通り網を印刷することを指します。100%がベタ印刷、99%以下は全て網印刷になります。

印刷①では網のパーセンテージをいくつか調整して検証してみましたが、アルファベットのデザインには50%の網が適しているという結論に至りました。

網の印刷は良くも悪くもホログラム特有の光沢を殺してしまいます。人によって発色濃度の好みが分かれると思いますので、試作で様々なパーセンテージで検証するのも良いかと思います。

印刷の網イメージ

上記は、網の濃度イメージになります。

数値が上がるにつれて背景の男性の顔が覆い隠さていきます。左側の0%というのは印刷がされていない状態を指します。一方、右側の100%は網ではなく、100%ベタ印刷のイメージになります。インクには隠蔽性がないので100%のベタでも多少下地が透けます。

20~60%の間でお好みの見つけるのが良いかと思います。印刷会社によって異なりますが18,000〜23,000円程度で試作を作成してくれます。

カラー4色の場合

ホログラムシール

上記ステッカーは、ホログラムNo,2を使用。デザインは森の中に置かれた車。社内から強い光線が放たれて、森全体の雰囲気を変えているように見えます。もらえたら嬉しいステッカーですね。

こちらの印刷は4色カラーになります。特徴は、「車内の光」と「光線」の部分には印刷がされておらず、ホログラムNo,2がむき出しになっている点です。派手な印象にならない理由の一つとしてカラー4色によってホログラムが潰されているからになります。

データの作り方も簡単、実例を分解して解説いたします。下記をご覧ください。

印刷テクニック

ホログラムNO,2 は、ドットを散りばめた派手な柄になります。そこへ4色カラーを印刷しています。

4色カラーとは、Cはシアンの青・Mはマゼンタの赤・Yはイエローの黄・Kはキープレートの黒の、全4種の CMYK の網を掛け合わせた印刷を指します。(みなさんの身近にある印刷物の大半がこのCMYKで再現されています)

こちらのステッカーも一見するとただのカラー印刷ですがオブジェクトが黒、背景は緑で統一されています。もちろん黒と緑の2色でも作成可能ですが、CMYKを重ね合わせることで下地のホログラムNo,2の隠蔽率を高め、明暗の差を表現しています。よく見ると車のボディや背景の木は完全にホログラムが潰されています。コントラスト大事ですね。

以上が、ホログラムシールを作る際のテクニックになります。その他ご不明な点ございましたらお気軽にご相談ください。

反応が早いです。ぜひ一度お試しください。